goo blog サービス終了のお知らせ 

いただきます、ご馳走さま

2013年01月12日 | お客さん宅で

「ご苦労さま、何でも気安くしていただいて、お世話さまでした」、「今日は、コーヒーも飲んでもらわんかったし、これ、この、つるし柿を持って帰って、コーヒーの代わりよ」と、Hさんちのばあちゃんから頂きますね。

今日は、Hさんちの茶の間に、LED照明器具を取り付けます。取り付け終わる頃に、じいちゃんがちょっと遠慮げに云いますね。
「アトムさん、炊事場の照明のカバーに虫がいっぱい入ってるの、ちょっと外してもらえませんか」と頼みます。
『よろしいですよ、いくらでもしますよ、何でも頼んでね』と、ニコニコしながら取り外します。
ばあちゃんが「私が洗います」、私は『雑巾ありますか、器具も天井もきれいに拭きましょう』と、手分けをしまして大掃除です。

お客さまのおうちで共同作業、元は何を頼まれ、どんな作業をしに来ていたか、フッと忘れるくらいに色々とご用を頼まれるってことがありますね。
でも、お客さまといっしょに掃除をしたり、手渡し取り付けする作業、そんなこともいっぱいありますね。

『ハイっ、カバーを下さい取り付けますよ。おっと、なかなか電気屋さんでもうまい事合いませんな~』なんて云いながら、上を向き向き回します。

「つるし柿を持って帰ってね」って、ばあちゃんはおっしゃる、ほとんどのお客様は「アトムさんちは畑あるの、ないの、だったら大根持って帰って」、「白菜を畑から取ってくるわ」、「キャベツを、タケノコを、シイタケをあげるわ」、「残さんと、このお菓子包んで持って帰って、持って帰って」と、大概云います全部です。

作業を終わってコーヒーをいただく時も、コーヒー飲まずにつるし柿いただく時も、お礼の挨拶ありがとう、「ご馳走さまになります。いただきます」と云いますね。

人と人とが交わす言葉、その中で一番素晴らしい言葉はなんでしょう。
なんと云っても一番は、「ありがとう」でしょうね、次に続くものは「いただきます」、「ご馳走さま」、「お世話さま」、「ご苦労さま」なんて言葉がありますね。

「いただきます」って言葉の語源は、万物の生命を摂取(いただく)する事から、あるいは、神様や目上の人から大切なものを貰う時、頭の上(頂き)に掲げて戴く事から、「頂」、「頂き」、「戴く」、「いただきます」って事になったように、
「ご馳走さま」は、その食材の用意に走り回る人への感謝の気持ち、どちらも心からの素晴らしい言葉です。

《良い言葉 発露するたび にこやかに》