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昨夜(ゆうべ)は寝られかったですや~な、あんた

2011年03月30日 | お客さん宅で

(マグロ丼ぶり、とろろに醤油味でとっても美味しく食べました。「ブログと写真は無関係」)

〇さん宅へ昨日テレビを配達します。                                                                                                                                                             午前中に店に来るなり、「エコポイントは、もう終わりになりますきゃ~な」と、大きな声で尋ねてこんな事をお話しされますね、                                                                                                   「わたしゃ~な~あ、あと5年も生きてえ~へんのに、良い(ええ)テレビもってゃ~なゃ~しな、ちいしゃあ~のでええで、大きなのはよ~買わんしな~あ」と、3月いっぱいでエコポイントが終了することを、ちゃ~んと知ってるくらいにテレビの事情よ~く分かってるくせに、妙に始末なお話ですね。                                                                                                                                                                           〇さんは、80をとっくに過ぎた一人暮らしのおばあさん、ほんのちょっぴり耳遠く、喋る事はどうも始末な事ばかりです。                                                                                                              昨日午後一番に、テレビを配達した時も、「32型はやっぱり大きいわ、贅沢だわ、なんぼ値段が変わらんといっても贅沢だわ、人が笑うわ」と、しきりに悔やんで喋ります。                                                                                    『店でよ~く説明したでしょ、26型だからといって32型よりもほんのちょっぴり安いだけ、画面の大きさは全然違ったでしょ』、『今まで29型を見ていて、いくらなんでもこの茶の間に26型は合わんでしょう、32型でも小さいくらいですよ、価格と大きさ比べると一番割安なテレビですよ』、『娘さんが里帰りされて、“ちょうどええころだがね”と、きっと褒めてくれますよ』なんて、丁寧説明いたします。                                                                                              アンテナ線が古くって、畳をあげて床下もぐり、配線し直し大変でした。                                                                                                                                                    『ハイ、ザラザラの映りだった今までのテレビを見ていてえらかったでしょう。新しいテレビの映りはすごいでしょ、歳をとったら綺麗なテレビを見ないと損ですよ』なんて話しをいたします。                                                                今日ですね、頼まれていました玄関の照明直しに伺いました。                                                                                                                                                                   訪ねた途端に〇さんは、「昨夜(ゆうべ)は寝られかったですや~な、あんた」、「おお~きなテレビ、もったいな~てもったいな~て、近所の人が見なったら,“大きなテレビを買って~”と云って、笑いなれへんかと心配で心配で、一晩中、昨夜(ゆうべ)は寝られかったですや~な」とお話しなのです、呆れます。                                                                                                                                               『誰も笑ったりしませんよ、なんなら隣のおうちのテレビの大きさ見に行きましょうかね、〇さんとこよりもっと大きなテレビを見ておられますよ』、『あんまり、もうすぐ死ぬんだ~、いつまでもおれへんだ~なんて云ったらあきませんよ、そんなお年寄りに限って死んだりしません死にません。どんどん大きなテレビで贅沢してちょうだいね』なんて笑ってお話しします。                                                                                                               どうしてこうも〇さんは、電気屋さんの親切な説明聞いても分からんの、32型のテレビが贅沢と、贅沢し過ぎて隣の人に笑われるなんて、心配で夜も寝られぬほんまかいな、街の電気屋さんをさらかっているのと違うかと、ついぞ思ってしまいます。

《年とると どうして電気屋 さらかうの》