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晦日(みそか)の話

2016年11月24日 | 季節




 嬉(うれ)しさは   ド~ンと寒けりゃ  暖房の  エアコン買うと  電話あるとき



首都東京の今朝は、
観測史上初めての、11月の積雪を記録したとテレビが伝えます。

ふるさと但馬も今朝は寒かった、
朝陽に照らされる西の峰々は、真っ白に照り輝いています。

ラジオから聞こえるコマーシャルは、
「さあ、クリスマスがやってきました。USJのクリスマスツリーが皆さんをお迎えします」と、なんとも気忙しいことです。

土日の大感謝祭ではたくさんのお買い上げをいただき、
配達に工事にと気忙しく走り回っています。

ところがどうでしょう、感謝祭を終えた後も「エアコン買うわ、よ~くぬくもるエアコン付けてよ」と、
エアコンのご注文が次から次へと電話です。

今日の話は「晦日(みそか)」です。
あの12月31日の大みそかの晦日(みそか)です。

晦日って毎月の月末のこと、
正確には、旧暦の月末で29日か30日の日のことですね。

地球の周りを一周する間に、地上から見た月は満ち欠けを繰り返します。

一日目は、朔(さく)月とも新月とも言って真っ暗け、
二日目は、既朔(きさく)月、
三日目は、三日月(みかづき)、

7~8日目は、上弦(じょうげん)の月、
13日目は、十三夜(じゅうさんや)、
14日目は、小望月(こもちづき)、

そして15日目は、望(ぼう)満月(まんげつ)になります。
16日目は、十六夜(いざよい)の月、
17日目は、立待月(たちまちづき)、

18日目は、居待月(いまちづき)、
19日目は、寝待月(ねまちづき)とも臥待月(ふしまちづき)とも呼びます。
20日目は、更待月(ふけまちづき)、

22~23日目は、下弦(かげん)の月、
そして29~30日目が、晦(つごもり)あるいは三十日(みそか)とも晦日(みそか)と言いますね。

お月さまは地球の周りを29.5日で一周します。正確には29.530589日で一周します。
なので、旧暦の一か月は30日と29日がおおよそ交互に繰り返されるのです。

月の最後の日(30日だったり29日だったり)を、月が隠れてしまうので、月隠り(つきごもり)と言い、そこから晦(つごもり)、
その日を晦(つごもり)の日で、20日は二十日(はつか)、30日の読み名で三十日(みそか)、晦日(みそか)って言うようになったそうです。

今月11月28日は旧暦の10月29日の晦日(みそか)です。
今の太陽暦でも、一応月末のことは晦日(みそか)って呼んでいいそうです。

そして、一年最後の12月、12月31日は最後の晦日なので「大晦日(おおみそか)」というそうなのです。

シャンシャン・シャンシャンとクリスマスソングが町の商店街に響きます。
晦日だ大晦日だと、年末はすぐにやってきます。

エアコン工事や、いろいろなお買い上げ商品の配達で、
一年で一番忙しい季節です。

一年で一番、気忙しい季節がやってきます。

今夜は栗名月

2016年10月13日 | 季節




 嬉(うれ)しさは   栗名月の  十三夜  せめて片見と  空仰ぐとき



9月15日の中秋の名月はあいにくの曇り空で、
きれいな満月は見ることができませんでした。

あれから一ヶ月、中秋の名月十五夜からめぐって次の十三夜は、
これも美しい名月といわれます。

今夜の月がそうなのです。
栗や枝豆をお供えすることから「栗名月」と呼ばれます。

栗名月って、
遠慮げに真ん丸に少し足りない愛くるしさが、満月とはまたちがう趣きなのでしょう。

昔から中秋の名月を見た後は、
「後(のち)の月」である十三夜も見なければ、「片見月」と言ってあまり縁起が良くないと言われます。

今年の場合は、9月15日の夜は雲がいっぱい出てました。
かろうじて雲の隙間から一瞬チラリと見えたくらいの、なんとも味気ないことでした。

今夜です。
満天の夜空に月がのぼっています。

しかし、イワシ雲のような波打つ雲がずっと月を塞ぎます。
イワシ雲にぷかぷか波乗りするようにお月さんは漂っています。

中秋の名月は眺めることがかないませんでした。
縁起が悪かろうがかまいません。

せめて十三夜の愛くるしいお月様を眺めようと、
空を仰いで、雲に漂うお月さまを追いかけ片見です。

関ヶ原の戦いの夜の月

2016年09月15日 | 季節




 嬉(うれ)しさは   雲のすき間に  ちらちらと  出ては隠れの  名月の秋(とき)



今夜は中秋の名月です。
残念なことにうっすらと漂う雲が、名月を隠したり見せたりしています。

中秋の名月って旧暦8月15日に出る月のことを言います。
今日は旧暦で言いますと、平成28年8月15日なのです。

なので今夜の月は、平成28年の中秋の名月、またの名を芋名月とも言います。

満月は暦に書いてあります。
9月17日です。

月の満ち欠けの月齢が、15.0に一番近い日が満月の日です。
あさって17日は月齢15.7です。今日15日は月齢は13.9なのです。

旧暦の15日だからと言って、月齢は15にはなりません。
だいたい、中秋の名月は満月の1日か2日前の日になるのです。

416年前の慶長5年9月15日は、関ヶ原の戦いのあった日です。
先週日曜日のNHK大河ドラマ・真田丸は、徳川家康と石田三成が戦った天下分け目の戦い、関ヶ原の戦いを描いていました。

ただし1分だけで終わった稀にみるあっさりした取り上げ方でした。

慶長5年9月15日は、西暦になおしますと1600年10月21日です。
調べてみますと、1600年10月21日は月齢13.6、翌日22日が月齢14.9で満月でした。

416年前の1600年10月21日は、ひと月遅れの旧暦9月15日の秋の名月・十三夜の月なのです。

中秋の名月は芋名月と言います。
ひと月遅れの十三夜を栗名月と言います。

関ヶ原の戦いの夜に輝いたお月様は、416年前の栗名月と言うことなのです。

今日は夏土用の明けの日です

2016年08月06日 | 季節




 楽(たの)しみは   夕刻6時の  落ちる陽は  熱気を小脇に  土用明けるとき



公民館のスピーカーから流れる「夕焼け小焼けで~~🎵🎵」のメロディを聞きながら、
歩いて水門の鍵を閉めに行きます。

午後6時です。

日中の焼けつくような暑さも、この時間少しは和らいで来ます。
日の入りも30分は早くなったでしょう。

空の夕陽が熱気を小脇に抱えて「今日も暑かったね、お仕事ご苦労さんでした」と、
西の峰に向かっているようです。

日本には季節に四季があります。
春夏秋冬の季節です。

季節の区切りはいろいろありましょうが、
暦の上では二十四節気の立春からが「春」、立夏からが「夏」、立秋からが「秋」、立冬からが「冬」とあらわしますね。


立春 雨水 啓蟄 春分 清明 穀雨 の節気は、暦の上では季節を春であらわします。2月4日~5月4日の91日間です。
立夏 小満 芒種 夏至 小暑 大暑 の節気は、暦の上では季節を夏であらわします。5月5日~8月6日の94日間です。
立秋 処暑 白露 秋分 寒露 霜降 の節気は、暦の上では季節を秋であらわします。8月7日~11月6日の92日間です。
立冬 小雪 大雪 冬至 小寒 大寒
 の節気は、暦の上では季節を冬であらわしまです。11月7日~2月3日の89日間です。

5月5日から始まった夏の季節は94日ありました。

季節を火や水であらわす暦のしきたりがあるそうです。
「木、火、金、水、土」の五つです。

春は「木」、夏は「火」、秋は「金」、冬は「水」をあてがっていきます。
「土」が残ってしまいます。

そこで、
春の季節の最後の18日間を「春土用」とします。

春土用が明けると、立夏になるとします。
夏土用が明けると、立秋になります。

春夏秋冬にそれぞれ18日間の「土」にちなんだ土用の日を、
一年間で72日間の土用の日を作ります。

そもそも、土を支配する土公神(どくじん)さんの「土旺用事(どおうようじ)」から、
「土用」と名付けて、春夏秋冬の季節の繋ぎ目の大事な期間と決めました。

そんなわけで、土用の日は夏だけにあるわけではありません。
一年中、季節の最後にありますね。

そんな大事な季節の繋ぎ目、
「夏土用」は7月19日の土用の入りから炎天下の18日間過ぎて、今日は土用の明けの日というわけですね。

セミ

2016年07月24日 | 季節




 楽(たの)しみは   裏山近く  セミの声  お金出しつつ  話聞くとき

日の出が一年一番早いころ

2016年06月10日 | 季節




 楽(たの)しみは   夏至まで十日(とおか)  朝六時  日の出とっくに  空青きとき



農業用水の水門のカギを開けるため、
朝は5時45分に起きます。

6時の頃です。
東の空は日の出どころではありません。太陽はずっと高く昇って、空は真っ青雲はなく、カンカン照りの日中そのものの眩しさですね。

あと十日(とおか)ほどで夏至を迎えます。
今年は6月21日が、一年で一番昼間の時間が長い夏至の日です。

今日の豊岡の日の出の時刻は、午前4時46分24秒あたりです。
日の入りが午後7時16分49秒くらいですから、昼間の時間は14時間30分25秒となります。

夏至の21日は、日の出午前4時47分13秒で日の入り午後7時20分30秒、
昼間の時間は、14時間33分17秒と一年一番昼間の長い時間となりますね。

しかし、朝日が差し込む日の出は、
今日から3~4日間が一年一番早いころなのです。

水門開けて歩いて帰り、新聞読みますその頃は、
朝日もガンガン、暑さだってちょっと感じるころですね。