「或る日の答島港」
「読売新聞・阿波ノート」
6月20日付けの読売新聞徳島版にある“阿波ノート”のコーナーで、“特定失踪者 伝え続ける”との見出しを付けて賀上文代さんのことを、徳永翔太記者がB5版ほどのスペースを使って記事にしてくれた。(写真)
息子・賀上大助氏失踪当時のことに詳しく触れ、その後の苦労のことも書いてくれた。平成15年1月19日、救う会徳島が徳島市で設立総会をするために準備をしていた会場に泣き崩れるように駆け込んできた賀上文代さんを思い出す。あれから22年という歳月が流れたが、拉致問題の局面は変わらないままだ。
「拉致問題について講義する」
本日6月19日、桑野公民館において“阿南市人権ふれあい子ども会指導員会”のメンバー6人に対し、拉致問題について阿南市人権教育・啓発講師団の一員である私から約80分にわたり講義をさせてもらった。
事前に指導員の先生から、「拉致問題を自分に関係のある人権問題として子どもたちにどう教えたらよいのか?」との質問があったので、私は、「北朝鮮に拉致されている被害者を取り戻すことが急がれるが、現在、多くの日本人が仕事や旅行で世界中に出ているし、次の世代も世界中に出ていく。拉致問題に日本人がどう対処するかを世界中のテロリストがじっと見守っている。拉致問題解決のために諦めることなく毅然とした態度を貫くことが、現在と将来の日本人の安全と人権を守ることになる。」とお話をした。
そのためには、日本人一人一人が主人公となり、憲法で保障されている基本的人権と今や誰もが保有しているSNSを武器として情報発信していくことが大切であると付け加えた。
「雨に濡れるクチナシ」
昨夜からの雨で、野も山も街も濡れてしまった。桑野川堰堤に植えてあるクチナシも雨に濡れ、6月という梅雨の季節を見事に表現している。
「6月17日の毎日新聞」
6月17日(月)の毎日新聞四国・徳島欄に、「あらゆる被害者 公平に」との見出しを付けて6月19日まで開催中の「横田めぐみと家族の写真展」並びに拉致問題解決に関する私の見解を紹介していただいた。今回の写真展開催の意図は2つあったが、その内の徳島市出身の“横田滋さんを追悼する”ということだけでなく、滋さんが生前語った“遺骨問題も拉致問題と並行して取り組むべきだ”との柔軟な姿勢をもう一度見直すことにより、硬直した家族会・救う会の現行方針以外の道を探るべきとの我々の姿勢を記事にしてくれたことの意義は大きいと思っている。
さらに、これまで何の成果も出せないでいる硬直した家族会・救う会の現行方針について、本当にこのままでいいのかと疑問を投げかけるマスコミ報道がなされていない現状に対する私の憂慮を記事にしていただいたことの意義はもっと大きいと思っている。毎日新聞記者井上英介氏に深く感謝を申し上げる。