三笑会

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「安倍首相は、親北派・対北宥和派なのか?」

2020-07-22 23:01:00 | 日記
「安倍首相は、親北派・対北宥和派なのか?」

 繰り返すまでもなく、現行、安倍内閣の方針は、「政府としては、御指摘のいわゆる「ストックホルム合意」に基づき、日本人に関する全ての問題の解決に向け全力を尽くしている。また、北朝鮮との関係に関する政府の方針は、日朝平壌宣言に基づき、拉致、核、ミサイルといった諸懸案を包括的に解決し、国交正常化を実現していく」というものである。(出典:第196回国会(常会)質問第四七号「北朝鮮における日本人遺骨及び墓地問題に関する質問主意書」有田芳生参議院提出に対する政府答弁書から)
 また、平成26年5月の日朝ストックホルム合意において、「北朝鮮側:第6に、調査の進捗に合わせ、日本側の提起に対し、それを確認できるよう、日本側関係者による北朝鮮在住、関係者との面談、関係場所の訪問を実現させ、関係資料を日本側と共有し、適切な措置を取ることとした。」に同意しているのも、現行、安倍内閣なのである。
 以上のことからすると、荒木和博調査会代表が、調査会ニュース3306〈親北派の責任〉の中で、「これは「恩を仇で返すな」の有田芳生議員に限ったことではありません。あらためて申し上げておきたいと思いますが、親北派・対北宥和派(平壌に事務所を設置して話し合いでとか言っている皆さんも含め)はあらためて拉致被害者救出に自分たちが何も寄与してこなかったことに責任を感じるべきではないでしょうか。」という部分には、安倍内閣及び安倍首相が含まれていると捉えざるを得ない。
 しかし、荒木代表は、この〈親北派の責任〉の中で安倍内閣及び安倍首相が親北派・対北宥和派(平壌に事務所を設置して話し合いでとか言っている皆さんも含め)であるとの指摘をしていない。そしてまた、政府与党である自民党や公明党が親北派・対北宥和派とも指摘していない。
 話し合い(交渉)によって拉致問題をはじめとする日朝間の諸問題を解決しようとする人々(個人・団体)の中から一部の人々を抜き出して、彼らを親北派・対北宥和派と批判する荒木代表の意図が理解できない。拉致被害者救出に何ら成果を出していないのは、親北派・対北宥和派も、反親北派・反対北宥和派に限らず誰もが一様にそうである。
 拉致被害者救出について誰もが成果を出していないにも拘らず、なぜ一部の人々を抜き出して批判するのか。そして、「ストックホルム合意」に基づき対話によって問題解決を図ろうとしている安倍首相が、なぜ親北派・対北宥和派から除外されているのか。これでは、一部の支援者の理解と支持を得られても、国民世論からの理解と支持は得られないと思う。荒木代表には、拉致被害者救出の先頭に立つ者として、公平な判断を期待するものである。

令和2年7月22日

救う会徳島 代表 陶久敏郎

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