「小雨決行」

「小雨決行」

　朝から小雨が降る一日となったが、午前中には4月にオープンする友達のレストランで使用するコーヒーを家まで届けてきた。玄関を開けると、準備のための多数の品が山積みされていて、久しぶりにご夫婦そろって歓談をした。
　午後からは、小雨の降り続く中、もう一つの窯に火を入れて焼成を行った。この窯は、ダムの流木や木工所の木切れを燃料としているので燃料代は掛からないものの、火力が弱いためか本焼成に必要な１２３０度までには達しない。
　しかし、これを取り出して電気窯でもう一度本焼成すると、想像もしない窯変が楽しめる。もっとも失敗も多いのだが、これが道楽というものである。窯の中には、抹茶茶碗が１２個入っている。