三笑会

三笑会は、平成30年6月1日~陶芸活動と陶芸教室、喫茶室、自家野菜販売、古美術・古物商経営を総合的に活動していきます。

「今年一年を振り返る」

2019-12-30 11:41:22 | 日記
「今年一年を振り返る」

 令和元年の北朝鮮人権人道ネットワーク(NKHNW)の活動を振り返ってみれば、3月18日に参議院議員会館会議室において北朝鮮問題に関係する政府各省庁と意見交換会を開催したことが大きな活動であったと思う。様々な制約のある中で出席していただいた政府各省庁の関係者にお礼を申し上げたい。
 拉致問題を始めとする日本人の諸問題及び北朝鮮内の人権侵害状況の改善については膠着状態を抜け出していないが、田中実氏や金田龍光氏の生存情報を糸口にして突破口が開かれていくことを期待しているし、そうすべきである。我々は、来年においてそのような視点に立ち活動を展開したいと思う。
 6月20日、東京都文京区・文京シビックセンター5Fで開かれた元駐英北朝鮮公使・太永浩(テ・ヨンホ)氏の、「ポストハノイ 金正恩の核交渉戦略と私たちの対応」と題する講演会に参加したことは、今後の北朝鮮人権侵害状況の改善や北朝鮮の民主化を考えるうえで大きな示唆を与えて頂いた。昨今、米朝関係の雲行きが怪しくなってきているが、北朝鮮の民主化とも密接に関連する金正恩体制の存続問題にも影響を及ぼす可能性があることから、来年においては真摯に議論を重ねていきたい。
11月15日には、「日本政府の「対北朝鮮非難決議案」共同提出を歓迎する声明」を発表し、その中で「我が国が、北朝鮮の金正恩独裁体制の継続と金正恩による北朝鮮人民への深刻な人 権侵害を放置することに加担しては、我が国の懸案事項である拉致、核、ミサイルの包括 的解決も一層遠のくばかりでなく、これまで展開してきた人権外交の国際的信用を失いか ねない。我々は、金正恩による北朝鮮人民への深刻な人権侵害の国際的追及こそが最も有 効で効果的な施策であると考えている。」として、政府が来年以降も「対北朝鮮非難決議案」を共同提出することを支持し、その行動を求めた。また、民間NGO団体としてもこの声明の趣旨に基づき、国際社会に対して我々の意見を表明する場を求めて来年は活動したいと思う。
 北朝鮮内の人権侵害状況の改善を国際社会と連携して求めていく中で拉致問題を始めとする日本人の諸問題の解決に取り組んでいくという活動方針に則り、我々は微力ではあるがその歩みを来年も進めていきたいと決意しているので、ご支援ご協力を賜りたい。
(写真は、3月18日の政府各省庁との意見交換会の様子)

令和元年12月30日

北朝鮮人権人道ネットワーク(NKHNW)
代表 陶久敏郎



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