「高名なジャーナリストと話し込む」
大阪府警察本部を出た私と賀上さんは、高名なジャーナリストと待ち合わせた梅田にあるホテルまでタクシーで移動した。近くの小料理屋でビールを飲みながら、拉致問題及び特定失踪者問題とそれに関わる支援組織のこと、賀上大助氏失踪に関する様々な角度からの考察、それから北東アジアの安全保障問題と拉致問題の関係性などについて2時間ほど3人で話し込んだ。要約すると、拉致問題を我が国の安全保障問題と切り離して解決することはできない、拉致問題と日朝国交正常化問題を切り離して解決を目指すことも難しいとの意見の一致を観た。