三笑会

三笑会は、平成30年6月1日~陶芸活動と陶芸教室、喫茶室、自家野菜販売、古美術・古物商経営を総合的に活動していきます。

「田んぼの案山子」

2022-06-06 14:34:46 | 日記
「田んぼの案山子」

 季節労働者までとは言わないが、毎年、この季節になると田んぼに案山子が姿を現し、鳥などの外敵から水田を守ってくれる。勿論、全ての田んぼに案山子が出張ってくれるのではないが、その姿を目にするだけで6月という瑞々しい季節を身近に感じることができる。



(再掲) 「横田滋氏の訃報に接して」

2022-06-06 07:01:10 | 日記
(再掲)

「横田滋氏の訃報に接して」

 6月5日午後、横田滋氏が亡くなられたとの報に接した。数年前から体調を崩して入院されていたと聞いていたので、いつかはこういう日がやってくるとは漠然と思っていたものの、実際に哀しい現実を突きつけられると言葉にならないくらい残念でならない。心からお悔やみを申し上げたい。
 滋氏が娘のめぐみさんに注いだ愛情の深さと行動力は、幾多の講演会や記者会見を通じて広く国民の理解と同情を呼び起こした。また、ご夫妻がめぐみさんだけではなく、全ての拉致被害者の救出を願う一途な気持ちは、やがて国民共通の願いとなり、拉致問題ばかりではなく、我が国の北朝鮮政策に与えてきた影響には計り知れない大きなものがあったと思う。
 滋氏は、「ただ拉致問題だけが解決すればそれで良い」とは考えておられず、ストックホルム合意に示された人道問題にも深い関心を示され、それらの問題の解決のために行動されてきたことを我々はよく知っている。視野が広く、度量の大きかったことに改めて敬意を表したい。
 拉致問題は、北朝鮮が意図的に引き起こした国家犯罪であることは論を待たない。その責任は北朝鮮にあることは明白であっても、その主張を頑なに言い通すことが問題解決の最短コースになると思えないことは、日朝平壌宣言以降の本格的進展のない歴史が物語っている。
 滋氏が拉致問題解決のために注いできた努力と信念を無駄にしないために我々が今できることは、北朝鮮を交渉のテーブルに引き出し、ストックホルム合意に明記された合意事項に則り、具体的かつ現実的施策を前進させることへの全面的協力ではないだろうか。
 拉致被害者、行方不明者だけでなく、ストックホルム合意に明記された全ての問題の進展を願っている家族・親族は日一日と老いている。一日も早い解決を実現するためには、現実的な交渉を北朝鮮との間で継続していくしかない。滋氏の訃報に接し、我々はその想いをここに新たにした。
 滋氏のご冥福を心から祈るとともに、悲嘆に暮れている早紀江夫人が一日も早く心穏やかな日々を取り戻すことができるよう願うばかりである。
 最後に、我々北朝鮮人権人道ネットワーク一同、ストックホルム合意に基づく解決のために微力を尽くすことを、ここにお誓い申し上げる次第である。

令和2年(2020年)6月5日

北朝鮮人権人道ネットワーク(NKHNW)

代表 陶久敏郎

役員・アドバイザー一同