三笑会

三笑会は、平成30年6月1日~陶芸活動と陶芸教室、喫茶室、自家野菜販売、古美術・古物商経営を総合的に活動していきます。

「矛盾していないのか?」

2018-07-21 14:31:56 | 日記
「矛盾していないのか?」

 平成30年1月21日、家族会・救う会は今後の運動方針を発表し、「これ以上待てない!政府に今年中の全被害者救出を再度求める!」とのタイトルを掲げ、次のように述べている。
『拉致被害者並びに残された家族には一刻の猶予もない。また、各々が健康なうちに再会しなければ、真の解決ではない。これ以上、家族が亡くなり、被害者が帰国しても肉親がいないという事態が起これば、拉致問題が取り返しのつかない問題として永久に残り続ける。』
しかし、平成30年6月29日に開いた「全被害者の即時一括帰国を!特別集会」での決議文にはこうある。『総理との面談で家族会も強調した通り、首脳会談開催を焦ってはならない。全拉致被害者の即時一括帰国を確実に得られるまで水面下の調整を続け、成果を確
信できたとき初めて首脳会談に臨んでもらいたい。前のめりは禁物である。』
 この2本の決議を繋ぎ合わせてみれば、「安倍首相は、日朝首脳会談開催を焦ることなく、全拉致被害者の即時一括帰国を確実に得られるまで水面下の調整を続け、成果を確信できたとき初めて首脳会談に臨み、政府には今年中の全被害者救出を求める」で、しかも「これ以上待てないが、前のめりは禁物である」ということになるだろうか。
 家族会・救う会は、これまでに幾度となく「北に誤ったメッセージを送ることになる」と、自分たちと違う意見を述べる者をけん制したり排除してきた。しかし、こんな矛盾した決議文を出して北に誤ったメッセージを送っているのは家族会・救う会の方ではないのか。
 写真は、庭先のケヤキの木に止まって暑さを凌いでいるとしか思えないセミ。