アンカツを応援するブログ

アンカツこと、安藤勝己騎手を応援するブログです。

2歳馬他

2009-08-05 23:20:26 | 競馬
ソムニア 態勢万全
函館2歳に出走するソムニア。
先週の段階でほぼ仕上がったということで、
今日は函館のウッドで軽めに流すだけだったが、
時計を見る限りは良い動きをしていると思う。
実際の映像は明日にならないとアップされないようなので、
それを見てから感想を書きたい。

先週、ティフィンとの併せ馬をしており、
そのティフィンに乗ってソムニアの動きを見ていたアンカツ。
その地点で、もう仕上がっているという感想と、
上手に折り合えば切れそうな印象を持ったそうだ。
馬体がかなり小さい馬なので、もっと大きくはなって欲しいが、
飼い葉はしっかりと食べているということなので、
減りさえしなければ、現状は前走程度の馬体で良いだろう。

函館2歳Sというレースは、
JRAに存在するレースの中でもっとも不透明なレース。
毎年、出走馬の6~8割程度が1戦1勝馬なのだから当たり前。
各馬が最初の重賞でどんな走りをするのか、
馬券を離れて楽しみたい気持ちが大きいレースだ。
ソムニアが1番であることを期待しよう。


キングトップガンも態勢万全
みなみ北海道Sに登録しているキングトップガン。
日曜の地点では出走を迷っていた感じだが、
登録メンバーはやはりかなり軽めで、ハンデも54キロと予定通り。
ゆったりとレースが出来る芝の長丁場に出ない理由はなく、
今日の追いきりで良い動きを見せてくれたし、
これでほぼ間違いなく出走を決めていると思われる。

ハンデは54と軽いけど、こちらより上は5頭しかいない。
それだけで、メンバーの軽さが分かるというもの。
グラスボンバー、マンハッタンスカイ、
ゼンノグッドウッド、エアジパング、
ハンデ上位の5頭のうち、この4頭が相手になるだろう。
こちらは前走からの大幅な上積みがあるだろうから、
あっさりと逆転できるものと期待している。


アドマイヤテンクウが走りそうだが
キングカメハメハから初めてダービーを意識するような馬が出たと思われる。
昨年は、現3歳世代で唯一G1を4戦しているフィフスペトルを出したけれど、
クラシックを賑わせるというような馬は出せなかった。

ここで、皐月賞前後に残したアンカツのコメントを借りたい。
フィフスペトルに乗ることになっての感想として、
「父親とはまったく似ていないね。
 これまでにカメ産駒にはたくさん乗せてもらったが、
 不思議なことに、父親に似た馬に乗ったことは一度もない」
というようなことを言っていた。

現役時代のカメといえば、筋肉質で雄大な馬体を持ち、
大跳びで迫力のある走りが印象的な馬だったが、
その産駒をざっと見ていけば、何故か馬体の小さな馬が非常に多い。
過去の戦績の統計を取ってみれば明らかで、
440~460、460~480
産駒のほとんどがこのあたりの馬体重となっている。
なるほど、アンカツの感想はずばり当たっている。
初年度産駒には、500キロを超える馬はほとんどいないのだ。
これでは、父親のパワーや迫力をを感じられるはずもない。

各馬、競馬センスや器用さ、万能さは受け継いだような感じだが、
(よって、砂でも芝でも短距離でも長距離でも、ある程度走っている
 フィフスペトルなどを見る限り、タフさも継がれているようだ)
しかし残念なことに、一番肝心なものがほとんど継がれなかった。
父の最大の魅力であった「パワー」を引き継いだ馬がいなかったのだ。
それは、パワーを出すために大事な身体の大きさを見れば明らかなことだろう。

先日デビューしたばかりのテンクウの体重は538キロであった。
過去172頭デビューしているカメ産駒の中で、
テンクウの538キロは最高体重タイである。
ちなみに同レースで2着のカメ産駒タイセイレジェンドも516キロあった。
この馬もテンクウには及ばないがかなり走りそうな雰囲気がある。
おそらく来週のデビューになると思われるアドマイヤロイヤルも、
500キロを超える雄大な馬体を持つ馬ということだ。
高額の良血馬として有名なトゥザヴィクトリーとの子供も、
520キロくらいあるという話。
これが、2歳のこの時期にしての話である。
昨年、160頭もデビューしてほとんどいなかった大型馬が、
今年は2歳夏の時点でずらずらと出てくるのだ。
どこからどう見ても、明らかに初年度と傾向が変わっている。
これは、はっきりと父のパワーを継いだ馬たちが揃ってきたということだろう。

まずはこれらの馬の次の走りに注目してみよう。
2世代目がクラシックを席巻する可能性は十分だと思う。
とりあえずは実際に目にしたことしか信じないとしても、
テンクウは、怪我さえしなければ間違いなく乗るだろう。




ペガサスヒルズとアドマイヤロイヤルは今週は出てこないみたいだ。
変わりに、日曜の新馬はロイヤルの同厩のスズカイルマンに乗る模様。

新馬 芝1800m スズカイルマン
橋田厩舎、アグネスタキオン産駒の牡馬。
兄弟は7頭がデビューしていて、勝てなかったのは1頭だけ。
仮想馬主ゲームであるPOG的に評判になるような派手な活躍はないが、
これは優秀な一族であると言って良いだろう。
兄にインターアプローズ、テイエムミシルオーがいるが、
覚えている人は覚えているだろう、惜敗に惜敗を重ねた馬たちだ。
俺は特に、インターアプローズは常にヒモにしていたので覚えているw
2着や3着で堅実に走ってくれるのも嬉しいことだが、
出来ることならやはり重賞へ駆け上がって頑張る姿を見たいもの。
父がアグネスタキオンに変わってどうなるかな。
トニービン、ミシル、スキャターザゴールドと、
父が変わってもどれもそこそこ走っているように、
母系はかなり優秀なので、タキオンになるのは面白いかもしれないね。