3行日記

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ネットで医療情報を得られるありがたさ

2010-01-21 19:42:59 | メディカルネタ
父親の受診に付き添って昨年の検査の結果を事細かに色々説明してもらった。
BNPという心臓への負担をあらわす数値に一番問題があることがわかった。

丁寧に説明していただいたが、はっきり言って素人が
初めて聞くことを全部理解できることはあり得ない。
こっちは遠く高校生物Ⅰに記憶を遡って心臓の心房がどっちで心室がどっち?とか
そこからやってる始末だ。
整形外科の話なら、プロの言葉を大体追える。
でも母親が同じ先生を受診した時はいつも話がよく理解できないらしい。
なんであんなに丁寧に説明してくだっさってるのに、って思うが
そもそも人間は、初めて聞く言葉や内容や世界を一度に体内に入れて消化できるようにはできてない。
私はある程度予備知識があるから先生の話が理解できるだけで、後で噛み砕いて説明している。
子供のとき、「予習が大事だ」って言われたのは本当だったんだね(笑)
頭のいい医大の学生は、こういうことをいきなり理解できるんだろうか…?
患者には色々な頭の人がいるんだけど。
ていうか私なんかまだ拒否反応せずに聞ける方なんだけどね。
サンソーベン?RRインターバル?ナニソレ?
筋肉・解剖好きだから整形で出てくる場所はわかるけど、分子とかホルモンとか自律神経とかになってくるとよくわからん。

そこで役に立つのがやっぱりインターネット。
ネットで医療情報を仕入れることを歓迎しないお医者さんは多いけど
コレがないと理解できませんぜ、旦那。
子供のとき、「復習が大事」と言われたのも本当でした(笑)
とりあえずBNPを検索してだいぶ理解が深まった。これで来月質問できる。
もちろん、先生の話の補足として必要なわけで、世の中の医療関係者が、ネットの情報は玉石混交なので鵜呑みにすると危険だと警告することに一切の異論はないが、ネットがないとお医者さんの説明だけでは理解しきれないことも事実だ。
昔のお医者さんはほとんど説明なんかしなかった。患者はただ言われるとおりに出された薬を飲んで、薦めに従って手術を受けて、だった。それが色々問題になって今はインフォームドコンセントという概念が出てきて、説明の丁寧なお医者さんは本当に増えた。
どうせ患者は説明してもわからんだろう、ってそんな時代に戻って欲しくはない。
でも授業の内容をそのまま理解できる患者はあまりいないはず。
患者には教科書はないし、専門書は難しくてわからない。
ネットの情報には専門家が丁寧に書いてるものから、私のように素人が自分の理解を助けるために書いてるものまであって、例えば私のサイト引き合いに出されてお医者さんが迷惑するのはとてもよく理解できる。
でも専門家が丁寧に書いた専門知識は患者にはなくてはならないものだ。
だって口頭では文章ほど順序だてて整理して話せないし、患者もわかるまで何度も読み返せる。

最近、病気を説明した紙をくれる病院も増えた。とてもありがたい。
バネ指もイラスト入りのプリントをもらって初めて理解できた。
別の開業医で足底筋膜炎のプリントをもらったこともある。
他の科でもあった。薄い引き出しに病名別に配布用のコピーがストックされてる。
中々大きな病院ではそこまでしてくれない。いつも行ってる病院もしてないと思う。
説明用の教科書。意外と患者には必要です。
口頭で、診察室で、初めて聞く言葉をすべて理解できる、そんな患者絶対いない。
今回はメモをとって帰ればよかった。

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