3行日記

猫とか漫画とか車とか色々…

生き物から元気をもらう

2009-09-24 11:36:44 | Weblog
 秋の芽吹き…ではありません。ワイヤープランツは常緑、本来なら今も“画面いっぱい葉っぱ”な筈なのですが…、今年のお盆に2日ばかり、暑さで人間(=私)が水遣りの管理を怠った結果、水切れで殆どの葉が落ちて枝だけに。8/19の日記に3つの植物を枯らしたと書いたうちの一つです。それが8月末ごろ少しづつ新芽を出し始めました。水切れで不機嫌になっただけで根は健在だったようです。そうして少しづつ芽を吹き始めたが、株元がスカスカでこんな有様。でも、新芽を見つけたときは嬉しかったなぁ。気づいてからはまた水遣りと、何度も葉水をあげてたんだけど、環境が好みになったと思ってまた成長を始めたんだって。
 いや、ガーデニングなんて大層なことはやってませんが、緑の色や樹形、葉の形状が美しかったり癒されるので、ホムセンとかで見かけるとつい買ってしまうんですよね。ペットと同じで育て方も、固体の好む環境も判らずに飼うことは断じてよくないことですが。でも手探りで面倒を見てたらね、植物のイメージがどんどん変わって来ました。植物は癒しなんかじゃない。励ましとか希望とか、もっとポジティブなものをもたらしてくれると知りました。

 株元がスカスカで蔓の先端だけに葉がついてえらくブッサイクになってしまったことを、ワイヤープランツ自身は少しも気にしてない。どこからでも芽を出し、伸ばせるところを伸ばして行く。要らない所は枯らせて切り捨てる。ガーデニングのいろはでは剪定や切り戻しで、樹形の乱れた木に手を加える方法があるけど、植物は別にそんなことしてもらわなくてもいいんだと思う。花をつけるのは繁殖のため、その花を咲かせるためにも色々な技術があるようですが、咲けば今度は次の花のために早々に花殻を摘んだりします。そっから実をつけるために花を咲かせたはずなのに…(笑)人間は園芸という分野でも勝手なことばかりやってます。
 猫を飼うことと植物を育てるのは同根。他の生物の、生きることのみに貪欲な姿に励まされます。誰にも気を使わず遠慮もせず、自身が生き延びることしか興味が無い姿を見てると生き物はみんな生存競争を勝ち抜いて行くんだな、自分にもそんな力があるんだなーって思うんです。

 亡くなった友達に何度かお花を持って行きました。彼女のイメージは黄色とオレンジだったので、いつもそういう色を選びましだ。そういう色が元気が出ると彼女が言ったのです。でも切花はどんなに水を換えてもいつかは枯れていく。花は美しいだけに短時間で枯れていく様子が切ない。不治の病だった友達はそれを見てどう思っただろうか?長い入院生活で成長を見守れるような鉢植えのグリーンだったら、少しは日々を楽しめたんじゃないか?入院患者のお見舞いに鉢物の植物を持っていってはいけないなんて、誰が作ったか語呂合わせの常識だ。根づくだっけ?日本にはこういうダジャレ系の大真面目な縁起担ぎが多過ぎる。そんなこと今言ってもしょうがないけど。