3行日記

猫とか漫画とか車とか色々…

発信力

2009-08-13 11:51:56 | Weblog
いまや世直しの旗手って感のある地方自治体の首長だが、橋下クンや中田市長(元?)、東国原知事の発信力は強い。メディアがどう動くか考えて行動してる。
橋下クンは地方分権を勝ち取るために各政党を競わせてる。彼の言動は市民的で、我々一般市民にも問題をわかり易く提起してくれる。国がどうなってるのか、官僚が何をやって、政治家が何を怠っているのか、それに対して有権者が何をすべきか…いやーこの人は断片的な囲み取材の、それも編集された放送の中でもよく伝えてくれますよ。こういう人がいなかったら私達は諦めて、何が何やらわからんアッチのことで、どうせ…って思って無関心のままで居ただろうから。
橋下知事はよく、「僕が霞ヶ関に噛み付いて国会議員にお願いしてもそんな力は小さい。議員を選ぶみなさんの力がなくては、僕がどんなにメディアを使って吼えようが国は変わらない」と言う。確かに知事は国を動かせない。でも国を動かせる市民を、彼は動かすことができる。橋下クンと中田市長がツーショットで会見する映像を見ていると、頼もしく感じる。
大阪にはこれまでこういう人はいなかった。助役から上がった人とか、官僚から下った人とか、選挙運動中に犯罪犯して辞任する人とかね…(-"-)。橋下クンを選んだ府民は、彼がやってくれることを知ってたわけじゃなかった。彼が有名でキャラがわかってて期待を込めた票だったのだ。

選ぶ責任にも段々考えが至るようになった。有権者も勉強しないとな。
恥ずかしながら直轄事業負担金てものが、地方が国の言いなりで払わなければならない巨額の金だってことは、今回橋下クンが言い出して初めて知ったかもしれない。言葉だけしってても内容を理解していなかった。橋下クンが「コスイ、ぼったくりバー」というインパクトの強い言葉を使ったことで、初めて関心を持ったというのが本音だ。
いらんものを勝手に作っておいて、3分の1も払わされて、おまけに宿舎だの飲食代だのまでつけられているなんて、そんな制度は要らんと言えるかといえばそうではないらしく、日経BPの猪瀬さんのコラムによると、完全に負担金をやめるとコネのある有力議員と陳情合戦でバラマキになると言う。大事なのは情報公開と、「要る物を作る、無駄遣いしない」こと。って当たり前やのにねそんなこと(笑)。
道路を悪みたいに括るのは間違いで、実際ないと困る道路も多くて国道なんかは絶対必要だし、渋滞するところのバイパスとかもっと作ってほしいくらいだ。国道のうち1桁・2桁号線は国の直轄国道らしい。道州制になるとこういう国道も地方が権限を持つらしい。関西だと1号、2号、26号、43号、とかか。173とか176とか423はどうなのかな?
最近、地方分権というのはかなり必要なことだということがわかってきた。各省庁(霞ヶ関)がほとんど勝手に国民の金を使い放題やってるということはすっかり露呈しているが、この権限を地元に還元するためには今のシステムを作り変えることと、地方がその受け皿としての機能を整えることは車の両輪だという。そのために有効なのが道州制らしい。全国知事連合が機能してして国に発言していくなんて以前はなかった。一般市民は投票に行かず、癒着した業者や労組だけが知事を選んでいたらこれもなかったことだ。

今朝の番組で橋下クンが言ったこと。「朝公用車に乗ったら5社分の新聞が置いてあった。知事室に着いたらそこにも5社の新聞が。そんなん車のを知事室に持ってけばええやんか。てことでそういう無駄な新聞を見直したら8000万円浮いた」そうです…
鳩山さんが「財源はあります。政権取ってないので細かい項目は言えないが、予算を全部組み替えたら絶対出てくる」と言ったのはこういうことだろう。

素朴な疑問なんだが、10年後に所得100万UPって公約。10年どころか党首が4年で4人換わる党の10年後の約束なんてどうやって責任持つの?