トリニティセラピスト早苗です。
先日、ちょっとだけ実家に帰省しましたが、
目的は老人ホームに入っている98歳の祖母の顔を見にいくこと。
父から、祖母が最近急に弱って、食事以外はベッドに横になっている状態と聞かされ、
妹と共に次に帰省した時に会いにいくことを予定していました。
父と妹と甥っ子と私。
祖母にとっては、息子と孫とひ孫です。
久し振りに会う祖母はしわくちゃで小さくなっていました。
もともと大柄な人だったのに・・・
ずい分前から、孫である私や妹、自分の息子である父のことも、ほぼ分からなくなっていて、
おそらくまだ自分が結婚前の娘さんであった頃の記憶の世界に生きている感じでした。
今回も「早苗だよ～」「おばあちゃんの孫やよ？分かる？」
「これ、おばあちゃんのひ孫やよ～」などと声をかけていて、
祖母も分かったような分からんような顔をしていましたが、
しばらく向かい合っていると、祖母の目に不思議な光が。
全てを思い出しているような、
私達の祖母であった頃の自分を思い出しているような。
昔、私達を見ていた時と同じ表情の目でこちらを見ていました。
そして、しゃべってもほとんど声が出ておらず、聞き取れません。
なのに、唯一聞き取れる言葉が、
「ありがとう」
何度も口から出てくる「…ありがとう…」
前後の言葉は全く声が出ていなくて誰も聞き取れないのに、
「ありがとう」だけ聞こえます。
祖母は元々、頑固で偏屈な我が強いタイプでした。
間違っても他人への感謝の気持ちで日々を生きていると言うタイプではなかったのです。
もちろん田舎のお年寄りらしく、信心深く、毎日朝夕、お仏壇にお参りし、
お寺さんのお参りや行事には必ず参加してはいましたが、
他人への感謝とか、そういう感じの人ではなかったのです。
それが、今、
人生の終焉に近づいて来た時、
自分が何者であるかすら手放した時、
最後に残った言葉が「ありがとう」であることに衝撃を受けました。
自分が何者であるかを忘れ、今、この瞬間を生きる。
長い人生に積み上げてきた、苦も喜も全て手放す。
生きながら浄化され、解放され、純粋な存在になっていく。
そして残った言葉が「ありがとう」
私の人生の最後に残る言葉は、果たして「ありがとう」なのか？
これを読んでいる皆さまが、人生の最後に紡ぐ言葉は何でしょうね？
＝＝＝＝今週のヨガクラス（11/20-11/26）＝＝＝＝＝
11月21日（火）
■19:00-20:00「Yoga for shape & balance（シェイプ＆バランス）」@幸せの虹
■20:30-21:30「Yoga for Mindfulness（マインドフルネス）」@幸せの虹
※上記の2クラスは、ご予約制です。幸せの虹HPよりご予約下さい。https://www.shiawasenoniji-yoga.com/
11月22日（水）
■10:00-11:30「リラックスヨガ教室」@Yoga & Forum Puzzle（第二あわだ児童クラブ2階）
11月23日（木）
■10:30-12:00「リラックスヨガ教室」@常讃寺本堂
■19:20-20:50「リラックスヨガ教室」@野々市市情報交流館カメリア202研修室（和室）
詳しくはHPをご確認下さい⇒http://www.sana-shanti.com/
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