パワーの火星、そのパワーの変容

トリニティ・セラピスト早苗です。



11年ぶりに地球に接近していた火星。
31日夜に最接近しました。

残念ながら、北陸では雲で星空は観えませんでした。

しかし…

雲がかかった夜空の赤い気配！

清々しいはずのこの季節の夜空ですが、
夜空を見上げると、なんだか空が赤い。
黒いけど赤い…

火星はパワー、実行力、勇気を象徴する星。
そして同時に怒り、闘争も象徴します。

赤い「光」と「影」

火星の近くにはアンタレス（アンチ・マース）が。
これも赤く輝く星。

これらの赤い波動が自分の奥深くに届いています。

自分の内面の「火星」に意識を向けるのに相応しい夜です。

ご自分の中のパワーや勇気、そして怒り。
この力は人類をここまで科学的に発展させ、
世界を広げて同時に狭くした力そのものです。

2005年以来いったん離れ、そしてまたここまで近づいてきた。
そしてまたしばらく離れていく「力」

前回、火星が接近してきたのは2005年。
この頃世界にはその数年前に起こったアメリカの同時多発テロ後の
テロと戦うパワーが満ちていました。

戦いで闘う。

闘争か逃走か。

まさに昔からの「力」としてのパワーが漲っていましたね。


でも、今年2016年のパワーは？

先日のアメリカのオバマ大統領の広島訪問に
象徴されるような、
力ずくで戦うパワーとは異なるパワーへのシフト。
核によるパワーバランスを手放すべきという変化。

今までのパワーの概念が変容しようとする火星。

そして夜空の火星の隣にずっと土星が控えています。
土星は制限や冷静さを象徴する星。

火星の持つ熱やパワーを、制限し冷やそうとする力。
旧来のパワーバランスで安定を保持しようとする力。

そんな拮抗する波動を感じます。


例えば、現実には核の廃棄もそう簡単には実現できないでしょう。

でも今までの大国の理性的なパワーバランスの保持とは異なる、
もっと激情的で感情的で危険なパワーにさらされている核が持つ危険性。
今まで通りのパワーの概念では、
人類がすでに進化できなくなっている…
それどころか滅亡の危機に瀕しているのは一目瞭然です。

そう言った、昔ながらの戦うパワーとは異なるパワー。
それが姿を現そうと、生まれようとしてる。
そんな気がします。

まだ、その姿は世界に現れてはいないけれど、
すでに微かに影のように浮かび上がっている…

人間の意識レベルの次元が変わるのか、どうなのか。

次は2018年に今回よりもっと近くまで接近する火星。
その時は、更に大きな変化を予想します。
そこまで人類はどれだけ「パワー」を変容させられるのか。


火星の最接近は今夜でしたが、
まだ2週間程度は近いところに止まります。

どうぞ火星のパワーに触れてみてくださいね。
拮抗する土星や、アンタレスも一緒に♪

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トリニティ・セラピスト吉田早苗

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