さかしま日記

勝手気侭な独り言。最近は特に。。。

上野へ

2011年08月30日 | 日記
空海と密教美術展 に行ってきました。

上野についたら、よだれが足れそうな匂いがぷ~ん。
こ、これはナポリタンだ!
本来の目的を一瞬忘れ、つい足がそちらに伸び、上野精養軒でスパゲッティを食べてしまいました。
お上品で具がたっぷり、正統派洋食のナポリタン。
チーズをたっぷりかけて食べました。とてもおいしかったです。
ちなみに今まで食べた中で一番と思えるナポリタンは、新橋の喫茶店で食べました。
あれを超えるナポに今まで出会ったことはありません。

閑話休題。
美術館は、やっぱり重文・国宝が大量に出そろうとあり、
また夏休みゆえ子供も多く、それなりに混んでいました。
でもゆっくりマイペースに見ることができましたよ。

空海という存在はあまりに遠く、こうやって彼の残した筆跡や
美術等を見ることでしか存在を理解できないような気がします。
また密教の教えは難しく、目で見て理解するために美術も発展しましたが
曼荼羅一つとっても何がなんだかわからず、綺麗だなとしかわからないのです。
まあ庶民はそれでいいかもしれません。

様々に見た中で一番ツボにハマったのは
醍醐寺の降三世明王です。
明王にしては華奢で表情も和らいでいて、
美しい姿と両手で印を結ぶ姿がバランスよく、
ステキ~とずっと見ていました。
それから気だるけな如意輪観音像。
そして最後の最後に現れる東寺の帝釈天。
この帝釈天は誰もが「かっこいい・・・」と思わず
まじまじと見るお姿ではないでしょうか。
ホント、マジかっこいい。
不謹慎で罰当たりな表現ですが、すごーーーくかっこいい。

しかし、それぞれのお寺に在るときは
信仰の対象であり、毎日手を合わせられお経をあげられているはずなのに
こやって美術館に入るとじろじろと大衆から見られる美術品になるという
存在は、仏像ぐらいなものなんでしょうかねぇ。
それだけ美術的な価値が高いということでしょう。

その後、1階の常設展で縄文や弥生土器、古墳時代の銅鏡などの
展示物を見ていました。
埴輪や金印(ただしレプリカ)、銅鐸や唐三彩など教科書でお目にかかる
文化財がたくさん展示されています。
こっちもかなり面白い。
残念ながら閉館時間となり見ている途中で出ざるを得ませんでしたが、
私みたいな歴史好きにとって国立博物館はいつ行っても楽しめるスポットです。
京都、奈良の博物館もいいですぞ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする