桜子でーす

日々の感想や思いついた事柄を写真や文章に表しました。ビジュアルに表現出来ると嬉しいな!

『ナイトライダー』と言う花

2014年04月10日 | 日記・エッセイ・コラム
4月8日(火)

ここ5ヶ月ばかり気になっていた用事も、今日、KNさんが来られて手続きは終了した。ホッとしている。

暖かい日になった。何となく庭を眺めるのが幸せな時だ。
私が大事にしているツバキは草丈が低くて、地面に這う様な感じで、うつむき加減の花をつける。
今年も五輪ばかりひっそりと咲いた。

そう!ひっそりと咲いていても、実に個性的な花だ。 
名前は『ナイトライダー』と言う。
まさに、その名前の通りに如何にも爆音をたてて、夜の街中を走りまくる姿を思わせる。

この花は、名前のとおりに外国から来たものらしい。
何年か前に、伊東の小室山にある椿園を見に行った時、花の色はさだかでは無いが、魅力のある名称に惹かれて買ったものである。

次の年は咲かなかったように思う。二千円ぐらいだったと思うが、それが安かったのか、高い買い物だったかは分からなかった。

玄関の脇の南向きの小さな花壇に植えた。そこには、紫陽花がすっかり自分の領地の様にのびのびと枝葉をのばしている。
その隅にツバキをそっと植えた。

それきりである。
時々、紫陽花の枝を切り取って、少しでも太陽が当たるようにしてやった。

それから、数年経って、固い蕾がつき始めた。
それでも、未だ、本当に咲いてくれるか疑わしく思った。

固ーい黒っぽい蕾がやっとふくらんで、何と!地味な花びららしきものが見え始めたのである。

嬉しくなって、うつむき加減の花を出来るだけ目立つように棒等で支えた。
それからは、毎年咲いている。もう、咲くかどうか等と危ぶむ気にはならない。

今年も咲いた。しかも、艶のある黒っぽくて如何にも名称通りの魅力的な花が…
相変わらず、地面に顔をすりつける様に遠慮深く咲いている。

今では、色も草丈も、この花の特徴なのかなと思う。そして、人が見てくれる様に、時々、花を押し上げて上を向かせているが、これも酷と言うものか。


庭に咲いている他のツバキは、しっかりと上を向いているのに、どうしてこんなに下向きが好きなのかな?
本当に、不思議な花だ。











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