桜子でーす

日々の感想や思いついた事柄を写真や文章に表しました。ビジュアルに表現出来ると嬉しいな!

サンドイッチ作ろう

2016年11月07日 | 日記・エッセイ・コラム
11月7日(月)

一昨日の夕方だった。
「綺麗な三日月よ!」
姉に言われて、南の空を見上げた。
急に冬らしくなった夜空にきりっとした鎌のような月が出ている。
人間って、贅沢なもので、暑ければ「アツ~イ!」気温が下がれば大げさに身を震わせてしまうなどと身勝手な行動をとる。

私はどうも、冬の寒さが苦手である。
子供の頃は、石炭ストーブが真っ赤にならないと起き出さなかった。
学校の朝会でジンジン手がかじかむ程の寒さをこらえるのが辛かった。
思えば、当時は戦時中だったから『少国民』としては我慢する事の辛さを経験するしかなかった。

さて、思い出はもう良いとして、今日7日は『立冬』
いよいよ冬の始まりである。
やれやれ、最近は、夜中に目がさめるし、早朝にシャワーにかかる生活が始まっている。
寒くて寒くてたまらなくても、思い切ってシャワーだけは欠かさない事にしている。

今朝は買い置きの食パンでサンドイッチを作る事にした。
最初は、卵、ハム、魚のフレークを使って三種類のサンドイッチを作ろうと思ったが、結局、卵が多過ぎたので二組作る事にする。
結局、魚は中止。後の二組もハムにする。

最近は、台所に立つのも厳しくなった。足だけでなく、腰がグラグラする。
「きつい、きつい!」と言えば、「私の方がもっときつい!」と姉。
確かに、彼女は四歳上だから、仕方がないかなと思って黙っている事にした。

以前、S先生に話をしたら「それは無理だよ。もう、きつい事はやらないで、出来た食べ物を買って来なさい」と言われた。

先生のおっしゃる通りである。自分に合った生活というものがあるのだ。
夏の二ヶ月の入院生活で、私の体は、ものの考え方や暮らし方を大きく変えてしまった。
何時も、暇さえあれば、居眠りをしている。
かつて…
「うちの主人は眠ってばかりいるんですよ」と、私に話しかけた老夫人がいた。
見ると、ご主人は何処でも眠くなるらしい。有名な会社の社長さんだと聞いていたんだけど…
その時の私は十分に、夫人の言葉を受けとめる事が出来なかった。
随分、不遜な考え方だったと、今にして思う。

本当は、もっと違った料理も作りたいが、立っていられなくなる程、足がふらふらする。
『作りたい料理』に夢があるんだけどなぁ!
腫れ上がった足を見ながら、食いしん坊の私は諦めるしかないのだろうか?

結局、サンドイッチとトマトピューレを使ったスープらしき物を作った。
出来上がったサンドイッチも、全部は消化出来ない。
残念ながら喉に詰まるからである。情けない話!
食べられないからと、姉に分けてあげた。
この頃は、喉元を通る食物に苦労しているので、味覚も怪しくなった。