昼からビールを頼んでる
手の震えたみすぼらしい老人の
隣で私はコーヒーを買う
私は確かに「軽蔑」を胸に染み出した
蔑みの向こうに甘くて苦いコーヒーの味
人は何故だろう
誰かを軽蔑する
しないで生きているのは嬰児ぐらいか
軽蔑をしなければ
生きていけない何物かを
体の真ん中に持っている
気づいた人も気づかぬ人も
同じように
同じように
持っている
手の震えたみすぼらしい老人の
隣で私はコーヒーを買う
私は確かに「軽蔑」を胸に染み出した
蔑みの向こうに甘くて苦いコーヒーの味
人は何故だろう
誰かを軽蔑する
しないで生きているのは嬰児ぐらいか
軽蔑をしなければ
生きていけない何物かを
体の真ん中に持っている
気づいた人も気づかぬ人も
同じように
同じように
持っている