インド映画の平和力

ジャーナリストさこう ますみの NEVER-ENDING JOURNEY

日印関係のダークサイド③ インド映画史上最大級の製作費『Adipurush』〈至高の存在、2023〉が、日印共作アニメ『ラーマーヤナ ラーマ王子伝説』の立役者・酒向雄豪の株を上げている現象について

2022年10月24日 | 日本とインド
 先日、近い将来インド映画界は「ヒンドゥ神話専門映画界」になってしまうのではないかと書いたが、より正確には、ヒンドゥ右翼の好みに合った「ヒンドゥ神話プロパガンダ映画界」ということである。  その意味合いで、2023年のインド映画界も、年明けから気が滅入りそうな作品が公開される。  本来は今年8月公開だったようだが、『Laal Singh Chaddha』〈ラール・シン・チャッダ〉というビッグタイ . . . 本文を読む