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さきち・のひとり旅

旅行記、旅のフォト、つれづれなるままのらくがきなどを掲載します。 古今東西どこへでも、さきち・の気ままなぶらり旅。

松本に酒を飲みに行く

2016年12月25日 | 関東甲信越



あずさに乗って、松本に酒を飲みに行きました。恵比寿のワインバーで、そこの
ソムリエールに「何しに行くの?」と聞かれ、「居酒屋だのバーだの、酒を飲みに
行くんですよ」と応えると、「ただお酒を飲みに?」と聞き返されました。そうです。
「お城を見に」だとか「お祭りを見に」だと普通なのでしょうか。「酒」でもありじゃ
ないですかねェ~。



紅葉です。まもなく雪景色になるのでしょうね。



酒を飲むのももちろんですが、ついでにこういう景色も見られていい。
心も胃袋もリフレッシュ(^益^)b がんばれ肝臓。



松本に来たのは1年ぶり。駅前なのですが、灰皿があっちにもこっちにも。
東京ではどこもかしこも煙草吸うな、です。新宿や渋谷などは、ごくわずかな
喫煙場所が残るだけとなりました。しかし本屋の町、神保町では先日30分近くも
灰皿を求めて彷徨ってしまいました。やはり地方都市のほうが住みやすそう。



マンホールがカラフルじゃねーか。



去年、最後に来ようと思っていて、閉まっていたパブに直行。やってるやってる。



("゚д゚)ウム



("゚д゚)ウム ("゚д゚)ウム



松本城はあいかわらず堂々たる姿。1年前に入ったので、今回は入る気がせず。
ホテルのチェックインタイムまで、まだ時間があるのだが、前回こちらには
数泊してほとんどの観光場所は見てしまったので、どう過ごそうかと迷う。
う~ん、初めて訪れた場所では新鮮な気持ちでワクワクするものだが、あまり
時間の経っていない場所の再訪では、どうも気分が活性化しないのう。



今回も松本を代表する「ホテル花月」に宿をとる。なんかリニューアルしてる?



宿泊料金もなんか高くなっていました。

これが、居酒屋でもバーでも、喫茶店でも話題になったのですが、元のオーナーが
中国人に売却したそうなのです。街のシンボルが外資になったわけなので、やはり
各所どよめいたようです。

しかし「ヤダネー」と、その話をしていたバーで、スコットランドの古いウィスキー
醸造所を日本人が買い取ったという話が出て、どっちもどっちだと思いました。

むかし世界一高いと有名だったマンハッタンのエンパイア・ステート・ビルを日本人が
買ったという話がありました。米国人は嫌な気持ちになったかもしれません。しかし
それを買ったのは横井英樹。この名前を思い出しますか?ホテルニュージャパンの
オーナーで、火災があって沢山の死者を出し、その原因が防火設備の設置を拒否する
がめつさにあったのです。

その横井英樹が、愛人の娘の名前を使ってエンパイア・ステート・ビルを高額で手に
入れたのですが、その後所有権をめぐって親子が泥沼の争い。そこにニューヨークの
不動産王、トランプがハゲタカのようにからんできたとか。

話は戻りますが、ホテル花月、どうやら従業員はそのまま引き継がれたらしい。私が
対応してもらった限り、大変親切で気持ちのいい応対でした。しかし喫茶店の
おばちゃん情報によると、コーヒーが一杯900円になったとか。それで古いなじみの
客はみんな離れたそうです。可哀想なのは従業員たちなんだろうなあ~。


パリからのフライトで帰国する

2016年12月24日 | ギリシャ



ここはシャルル・ドゥ・ゴォ~ル空港。2時間弱のトランジットの時間があるので
ラウンジで酒か~と思っていたのに、なんか広い空港を歩いていたら、あと30~40分
くらいしかないではないか。



むむむ、せわしく酒を飲むのも気が進まないので、一服して搭乗ゲートへ向かう。
行きはフランクフルトで乗り換えてからアテネ、帰りはパリ経由。どこも煙草が
吸えるぞ~。メリケンとかエゲレスだと、建物内全面禁煙。日本も変わるなよ。

煙草を吸っていたおっちゃんが、ロシア人のおばちゃんに時間を聞く。どうも
1時間違うみたい?そこで口をはさみ、「○×時じゃない?」と聞くと、おばちゃんは
「違うわよ。○×時よ」と自信たっぷり。おかしーなー。時計を見て考える。

あっ!ギリシャとフランスでは時差があるんだ!どおりで搭乗ゲートには人が
いない。あひー、まだ1時間以上あるんだから、ラウンジで酒を飲めばよかった…。



気がついてもあとの祭りだよ。さてとうとう東京行きの飛行機に乗り込んだ。
今回はJALだから、久しぶりに日本語のサービス。丁寧だしな~(^益^)b



おおお、なんかビデオのメニューが増えている。いまのご時世はそうだよなー。
アントニオ猪木対長州力を選択。「酒場放浪記」はANAらしい。



な~んか立派でしょ。さっきアテネからパリへのフライトでまずいもん食っちまった
もんだから、お腹が空いてないんだよ。飲み続けで酔っ払ってるしなあ。



これも旨かった。しかし残念ながらここでギブアップ。肉か魚のメインディッシュは
キャンセルしたのでした。。。 いまこれを書いてて食べたいよ!



酒は飲めるのである。ニッカやサントリーのウィスキーがずらりとあったので、
順番に飲み続ける。美形のスチュワーデスさんは、にこやかにおかわりを持って
きてくれるのである。



ヨーロッパから飛んでくると、すぐに夜になってすぐに朝になる。



帰りは羽田着なので、少し楽でした。例によって海ほたるの上空から滑走路へ。
これで長い長いギリシャ旅行のご報告は終わります(^益^)ノシ



これがお土産です~。奥の左から、やっぱりメタクサ。コリントスからずっと
持ち歩いてきたのです。芳醇なマスカットの香りが広がるブランデー。

その右がソーテルヌの貴腐ワイン。パリの空港で買いました。まさに天上の雫。

真ん中がギリシャのワイン、レツィーナ。むかしワインを革の袋に入れて、松脂で
栓をしたそうで、ワインに松脂の匂いがついたとか。いまもそのなごりで香りを
つけてあるんです。ギリシャのレストランではボトルで見かけましたが、うまく
なかったら悲惨になるので、ミニボトルを買ってきたのです。友人たちとそれを
分けて飲んだくらいで、もういいな^^;

右の2本は特産品のオリーブオイル。料理に使いました。

手前の両サイドはパリで買ったゴディバのチョコレート。うまい!けど高い!

真ん中の2つは、ギリシャ料理に使う香辛料。それを使った画像をどうぞ^^
 *追加で、香辛料の入った箱に一本、酒の小瓶があるでしょ。それは「ウゾ」。
葡萄の搾りかすを使った蒸留酒。ギリシャとくれば、コレ。うまくないけど^^;


ギリシャサラダ。どこに行ってもサラダはこれだ。


ザジキ。ヨーグルトに胡瓜が入っているのです。ニンニク風味の香辛料を
かけて、オリーブの実とオリーブオイルをかけて、パンにつけます。


バーベキュー用の香辛料をまぶしてのグリル。どんな肉でも魚でも。
中東風ですね。

どれも簡単な料理です。ただし香辛料が必要。


アテネを去る

2016年12月23日 | ギリシャ



ついにアテネを去るときになりました。



何度も飲んだ、マスカットのブランデー「メタクサ」があります。実はコリントスの酒屋で
一本いいやつを買って、ず~っと持ち歩いていたのです。最後のアテネで、空港で
あるだろな、と思いながらも、「もしなくて後悔したら!」と思って買ったのです。

ま、しかたねえ^^; しかし左のやつ、€1946って、23万円超えだぞ!まさか1946年
に造ったやつだからと、ひっかけてるの?これを見て、売り場のきれいなおねいさんが
横にいたので無言で指をさしました。うなづいて「すごく高級なものです♪」と微笑んで
いらっしゃいました^^;



空港ラウンジの料理はしょぼかった。パンの左にあるやつ、カタイフィというギリシャの
スウィーツです。酒ばっかりに意識がいっていて、甘いもの食べなかったなー。
これはクルミとかが入っていて、シナモンの香りがして外側が蜂蜜を糸コンニャク
みたいに固めてコーティングしたものです。甘いよw(゚益゚)w



こちらです!当然「飲みホ」です♪



全種類いくつもりで、まずはウィスキー。



並んでいるグラスでだいたい様子はおわかりでしょう。この青いのはスミノフという
ウォッカ。これが一番おいしくて、3杯いきましたー♪



飛行機に乗り込むとスパークリングだのワインだのを飲んで機内食が出るわけだが、
酔っ払ってるしマズイしw 贅沢言ってスミマセン。



というわけでシャルル・ドゥ・ゴォ~ル空港に到着。



おお、グッチ。名前くらいは知ってるぞ。裕三さんじゃないぞ。



さすがおフランス。カルチェ、シャネル、エルメスときたもんだ。

以前、私は「エルメス」を「ヘルメス」と呼んで笑われたことがあります。ギリシャ神話の
神様は、「ヘルメス」と読むでしょうに!Hを発音しないのはフランス語。

ちなみに「ビトン知らないの?」と驚かれたことがあります。「知らねーよ」と不愉快に
なりましたけど、ちょっとあとで「あれ?ヴィトン?ルイ・ヴィトンなら知ってるよ?」と
なりました。今度はあちらさんが不愉快になったことでしょう^^;



ギリシャではメタクサ一本しか買わなかったのは、フランスで何かいいやつを買って
やろうと企んでいたからです。

リシュブール、ラ・ターシュ、ロマネ・コンティ・・・名前だけは知ってますよ。初めて
現物が並んでいるのを見て、つい写真をとりました。左のシャツ、口を開けてカメラを
構えているのは私です。一番右のロマネ・コンティ、400万円近くですw
40万円くらいだったら、誰かが飲ませてくれるのなら、一杯くらい味見したいですね。
しかし400万円となると、もうご辞退申し上げるかなー。だって、そんな金額、額に汗した
まっとうなお金じゃないだろうし、俺に飲ませるというシチュエーションも考えられない。

つまり夢でも一生ありえない、と^^;



ペトリュス勢ぞろい!これなら100マソくらいだから近づいてきたか?

そういえば、子供の頃にフェラーリだとかランボルギーニだとかいったスーパーカーの
写真撮ったなあー。おっさんになると酒の写真かあ~。どにせよ俺には縁がないもの
なんだが~。ジジーになったら、なんの写真を撮るのかな? 


デルフィ
アポロンの神託を受けようと世界中から人が集まったデルフィの遺跡です。


シュリーマンの古銭博物館

2016年12月22日 | ギリシャ



さてさてシュリーマンの収集した膨大な数の古銭、メダルの数々。日本だと
「撮影禁止」がほとんどですが、ヨーロッパの博物館や美術館は逆にほとんど
撮影可能。デジカメは何千枚でも撮れるし、たくさん画像を撮りました。

今回はその一部を、それでも沢山ご覧ください(^益^)b



まずはシュリーマンにご挨拶^^



指を入れたから、とても小さいのに精巧な細工がされているのがわかるでしょう。



こんなに小さいのに、むっちりなふとももがぁ~(*´д`*)ノシ



部屋には誰もいません。こういうのはガラガラなところでエンドレスじゃないと
たっぷり楽しめません。大丈夫^^ きっといつも空いてますよ^^



さて2階へ。当然シュリーマンも歩いたところです。そういえば、シュリーマンが
日本に来たとき、八王子に遊びにいったりしています。八王子で酒を飲んで
いるとき、「シュリーマンも来たんだな^^」と思ったりしました(^益^)w



「パリスの審判」トロイの王子パリスは、美貌の女神ヘラ、アテネ、アフロディーテの
3人のうち、誰が一番美しいかを選べ、とせまられます。結局アフロディーテを
選ぶのですが、このときの遺恨がトロイ戦争の原因となるのです。



世界中のコインも展示されています。これは江戸時代の日本の通貨。小判もあります。
きっと日本に来たときに手に入れたものでしょう。ユーロになる前のギリシャの通貨、
ドラクマも並んでいました。このたび危うくそれに戻るところだったですねェ^^;



これからメダル・シリーズ。レンブラント。世界中のあちこちで
この顔の自画像を見ました。



おお、ルソーではないか。
「学校なんてろくなもんじゃねえよ。そんなとこ行くから人間がずる賢くなるんだよ」
と主張した著作『エミール』が、なぜか教員採用試験にやたらに出るのはナーゼ?



宗教改革の祖、ルター。
「プロテスタント=抵抗する人」の元祖だけに反骨精神の塊みたいな印象を受けがち
ですが、この人は「貴族だけでなく、農民も商人の子供もみんな学校に来なさい」と
公教育の普及に尽力した立派な教育者なのです。
それも「賢くなって偉くなって勝ち組に回るためじゃなく、人を思いやれる立派な
人間になるために学ぶんだよ」なんて素晴らしいことを言ってたんですぅ~w



ビスマルク。「鉄血宰相」と言われるだけに、鉄カブトがお似合いで。
俺の一番嫌いなタイプ、軍隊野郎です。
反対する奴らは強烈に取り締まる。でもドイツの統一を推進し、社会保険制度
などの近代化政策も進めたという功績があります。どんな業績があっても
やだけどねw



あひー、こんなの見ていると、次々に色々思いが浮かんで収拾がつかなくなります。



ヴィクトリア女王。



これはウォータールーの戦勝記念メダルです。いろんな戦争記念のメダルが
ありましたよ。



マリア・テレジアとヴィクトリア女王が向かい合って配置されているっつーのも
なかなか味わいのある展示ですねェ。

俺にまかせてくれれば、様々な人間関係のレイアウトを考えますけど~^^

オリンピア
オリンピアの遺跡の様子です。

 


アテネ最終日はシュリーマンの館へ

2016年12月21日 | ギリシャ



アテネというか、ギリシャ最終日の朝を迎えました。フライトは午後なので、午前中に
ホテルの近くにあるシュリーマンの館を訪ねることにしました。

その前に朝食はご覧のカフェに。左に見えている外の席に座りました。店員のきれいな
おねいさんたちが、まるで看護師のコスプレみたいなの(*´д`*)



酒を飲んだ翌日の(つまりこの2週間以上毎日なんだが)朝食はこんなもんで十分。



でも街角で果物の屋台があり、ザクロとイチジクを買ってホテルでもしゃもしゃ(^益^)b
どっちも旨かったよー。



というわけで、シュリーマンが晩年を過ごした館にきました。いまは彼が収集した
古銭の博物館になっているのです。このイタリア・ルネッサンス様式の豪邸に、
50万以上の硬貨やメダルが展示されているのです。



まずはお屋敷の素晴らしさに感動。



ため息ものの室内です。家具は豪華でシンプルでないとなあ。引っ越していいよ、と
言われても、俺の部屋に置いてあるものはどうやって配置したらいいかわからん
だろうなあ。



さて、人生の後半を遺跡の発掘に捧げた人ですから、まずはこんな感じの展示。



金銀はさすがにこうやって長い時を経ても輝いている。いま俺の顔を金のメダルに
刻んだら、3500年後にも立派に輝いているというわけかー。



さあて、たくさんあったので、接写したのもご覧下さい。



もうね、きりがないほど並んでいるんです。見てると吸い込まれちゃって、時間の
コントロールができなくなってしまいますーw 

ナフプリオン
地中海に面したギリシャの古都、ナフプリオン。ミケーネ文明、ティリンスの古代遺跡を訪ね、パラミディの城跡に登って町を一望します。