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さきち・のひとり旅

旅行記、旅のフォト、つれづれなるままのらくがきなどを掲載します。 古今東西どこへでも、さきち・の気ままなぶらり旅。

アテネ国立考古学博物館 2

2016年12月05日 | ギリシャ

  

今回はこのテの小型オブジェをご紹介。
おツンツンまるだしでポーズをとっているのを見ると、笑いがこみあげてしまいます。
いやもちろん真面目に造ってあるのでしょうが、なにせ局部を隠すという歪んだ(?)
文化にそまっているので、そちらに反応してしまうのでしょう。



う~ん、いい仕事してますねー。らいおん君は、普通両手を広げませんから^^;



この組み合わせ、並べ方が絶妙だよなー!とか余計なことに感心して動けなく
なってしまう私なのです。左の女性、片オパーイをにぎって何が言いたい顔なんだ?



ギリシャ人は、横になったこのようなスタイルで宴会料理を食べていたという話だが、
コレ女性だよね?



イエーイ!じゃなくて、何か持っていたんでしょうね。このシリとふともも、よっぽど
鍛えていたのだろうなあ。ギリシャ人は均整の取れた筋肉美を讃えていました
からね。日々の雑用は奴隷にやらせて、立派な市民は体を鍛えたり、哲学や政治を
語り合ったり、美食家だったりするのです。



こちらは筋肉などの形状を思い切って単純化しておりますが、それだけに局部が
強調されています。まさに男性のシンボルってか。もしかして海王ポセイドン?
そうだとすると、右手には三又の槍をもっていて、従えているのはイルカです。
ティムポがデカイのもわかります。絶倫野郎ですから^^;



どちらもクラスにひとりずついそうですが、右のほうがバレンタインでチョコを独占
したりするんですよね(^益^;

  

これもポセイドンかしら。おそらくは三又の槍をもっているのです。あきらかに
ポ○キしてますよね?なにせ美しい女性を見ればみさかいなく襲いかかるレイプ魔
ですからね。



サマーランドのウォータースライダーをやっている場面ではありません。
宴会で「滝飲み」を披露しているバカな酔っぱらいでもないでしょう。
浮気した旦那の頭をお盆でぶったたこうとしているおかみさんか?


オデュッセウス 12(最終回)

すべてが片付いたあと、忠実な婆やが王妃ペネロペーの部屋に報告に行く。「旦那様が帰られましたよ!」と伝えても、ペネロペーは容易に信じない。そこで婆やのセリフ。「行ってみますと、討たれた者たちの死骸の間に立っておいでになる殿様のお姿が見えました。求婚者たちは殿様のまわりの堅い土間に、折り重なって倒れております。血潮と汚物に塗れ、獅子の如く立っておいでになる殿様のお姿を御覧になりましたら、奥方さまもさぞやお心の温まる想いをなさいましたろう」。ココロあたたまるカシラ?

ペネロペーはオデュッセウスと再会しても、すぐには本当に本人が帰ってきたのだとは信じられなかった。そこで夫を試してみる。オデュッセウスの前で、婆やに「旦那様のために寝台を部屋から出して寝具を整えよ」と指示を出したのである。そこでオデュッセウスは妻に言う。「そんなことができるのか。寝台は私が自分で造ったもので、オリーブの大きな木を削ってそのまま切り株を寝台の支柱にしたものだから、動かせるはずもないだろう」。これで間違いなくオデュッセウス本人だ、と確信したペネロペーは、体も心も力が抜けて涙を流し、それから夫に駆け寄ってヒシと抱きつくのであった。
ヨカッタネー(^益^)b

シュリーマンは、ホメロスの叙事詩を子供の頃に読んで、「これは本当にあったはずだ」と確信して、大人になったらその遺跡を発掘するんだ、と夢にみました。トロイやミケーネの古代文明を本当に掘り出してしまった偉業はすでにお伝えしましたが、いままでダイジェストでご紹介しましたオデュッセウスの物語も、本当にあったんじゃないかと探索していたのです。

ギリシャ西海岸あたりにオデュッセウスの故郷イタケーがあったのではないかとあたりをつけ、遺跡を発掘しては「寝台の支柱が大きなオリーブの切り株になっていないか」と探したそうです。マジすか!ですよねー。