さきち・のひとり旅

旅行記、旅のフォト、つれづれなるままのらくがきなどを掲載します。 古今東西どこへでも、さきち・の気ままなぶらり旅。

温泉と酒とだけでもないんだって 函館滞在10日間 15

2014年04月18日 | 北海道シリーズ



箱館奉行所を見たらホテルに帰る。まだ2時くらいだ。



というわけで、風呂に入る。広~い風呂をひとりじめするのは大変に気持ちが良い。
だ~れもいないのでチョット写真も撮れてしまうのです^^; 4泊の滞在中、ここで
他の客を見かけたのはチラッと一回だけ。家族用の広い客室には、なかなか大きな
温泉の浴室があるので、ここに来なくてもよかったりするのです。

誰もいないのも嬉しいですが、床が全然濡れてなかったりするのもカンド―(^益^)b



風呂の前にはお休み処があり、最上階だからこのように眺めがいいのです。
左には函館山、前には競馬場が見えています。



北には山並みが見えていて、左端には五稜郭タワーも見えていますね。

     

この日の夜は、ホテルからすぐ近くの居酒屋へ。ネットで調べた店ですが、外観は
とても地味。ふらりとは入りにくい感じです。中に入ると一列のカウンター。ほとんどが
常連客のようでした。



日本酒は青森の田酒が並んでいました。こいつぁ旨い酒ですー。



おうおう、北海道で獲れた牡蠣。私は三陸産のが一番好きですが、北海道のも
いろいろ種類があって旨いぞ。



カウンターにはワインも並んでいた。俺の好きなボルドーのモン・ペラもあって驚き。
もちろんグラスでは出していないので、一人では飲めません~。



右はなめこ。シンプルに醤油とみりん、唐辛子を入れて煮たもの。なかなか旨かった
ので、帰宅してから作りました。調理した次の日のほうが、味がしみて旨いです。

左は揚げ出し茄子。大根おろしがたっぷりのっています。残った汁はご飯を入れると
美味しいんですよ、と旦那さんが勧めるので、鮭のおにぎりをひとつ注文。しっかり
塩がまぶしてありました。居酒屋だもんねェ。それにしても、コンビニのおにぎりは
どうして塩がまぶしてないんだろう?みんな、ないほうがいいのか?

そうそう、タイトルに書いたことを忘れていた。なんかねー、プラプラして昼間っから
温泉に入り、夜は酒を飲んでいるレポートが続いているじゃないですかー。
「函館に10日間」というだけで、「コノヤロー!」と言う人もいたりして。そりゃたしかに
のんびりもしてますよ。でもね、仕事もしてたの。ホテルにこもってできること、持ち
歩けるものだけで出来る仕事を持ってきてやってたんですよォ~w

ま、そういうことだけで恵まれているとも言えますが…^^;


箱館奉行所 函館滞在10日間 14

2014年04月16日 | 北海道シリーズ



前日で函館ベイエリアを離れ、湯の川温泉にやってきたので、この日は路面電車に
乗って五稜郭に行きました。

今度の宿は、食事を全くつけずに素泊まり。何せすんごい立派なお料理が出てくる
ので、そんなん食べてたらとても連泊など出来ないのです。朝は前日に買っておいた
コンビニの軽いサンドイッチなど。コーヒーは豆とコーヒーミル、コーヒーメーカーまで
部屋に置いてあるのでとてもよい^^ なので今度は昼飯をしっかり食べられる態勢
なのですー。



五稜郭のすぐ前にある、人気のラーメン屋にやってきました。これは「黒ラーメン」。
やっと黒いやつを食べられた…。富山のブラックラーメンも、鹿児島の黒ラーメンも
食べそこね続きだったからなあー。でもここのは…。ちと油ギッシュだったかな…。
「黒」だってわからないほど油で覆われているでしょーw



今回はタワーに登りませんでした。快晴の函館山からの景色を堪能しましたからね。
上からの眺めは、チェングォと登ったときの画像をどうぞ~。夜景もありますよ^^



堀は凍っていました。足跡があるのは、どんな動物なのでしょうか…。



タワーの上から見れば、五稜郭は見事な5角形の星形。どんな方向から来ても
大砲で迎え撃てるという形なのです。ベイエリアから遠く内陸部に作ったのは、
黒船の大砲が届かない距離でなければならなかったからだそうです。



遠くに見える雪山がきれいですよ~。



さて、前回前々回と入らなかった箱館奉行所に行ってみることにしました。なにせ
500円とられるので敬遠していたわけ。



新築のようにきれいです。なにせ2010年に復元されたものですからねェ。

箱館奉行所は、幕末に黒船来航によって箱館と下田が開港されたことにより、
諸外国との交渉のために作られたものです。さらに蝦夷地の開拓や統治、まあ
北方侵略の起点にもなったのです。

でも明治維新の戊辰戦争最後の戦いの場所になった箱館戦争の舞台となり、結局
新築から数年で解体となったのでした。だからいま復元されてピッカピカなのは、
当時の様子そのままというわけですねー。

奉行の執務室であったこちらの表座敷は72畳の広さだそうです。



一番奥はもちろん偉い人オンリーの間。左の棚は、一枚板の豪華版だそうで。
きっとすごい値段だぞw

この復元工事、当時の写真やらなんやらをかき集め、全国の宮大工を呼び寄せて
念入りに再現したとか。すんごく大変だったんだぞ~というビデオをゆっくり見たの
ですぅ~(^益^)



たしかに細部をよくみると、いい仕事してますねェ~と言いたくなりますよね。この
瓦だって、当時の色のヴァリエーションをきっちり再現したとか。ご苦労様でし!


2つ目の宿に移動する 函館滞在10日間 13

2014年04月14日 | 北海道シリーズ



6泊したこの宿とも今日でお別れ。函館山は雲で頂上が見えません。目の前の
駐車場は、雪が降ると毎朝一生懸命雪をかいています。早くから大変そう。



チェックアウトしてから次の宿のチェックインまでは街をぶらぶらしました。
こちらは駅前のデパートです。朝はいつもの海鮮丼などをがっつり食べているので、
あまり食欲はない。しかしこのウィンドウ、定番の蝋細工置かないのか~。写真とは
ちと寂しいではないか。



おぉ、古き良きデパートのお好み食堂。食券を買ってウェイトレスさんが来てくれる
のです。「喫煙席」があるのがいいね~^^;



バナナパフェであります。500円と安く、なかなかおいしかった(^益^)b

喫煙席とはいえ、最近は煙草を吸いにくい。厳しい非難の目線に弱い私なのですw
隣のおばさんたちが食後にプカプカ始めたので、安心してこちらも一服♪

その後階下の本屋へ。なかなかしっかりした本が並んでいるので嬉しい。「話題の本」
コーナーで、新聞の書評に載ったやつが全部並んでおり、先日ホテルのロビーで
読んだ新聞に出ていた、「0葬」の本を立ち読みする(スミマセンねェ^^;)

「0葬」とは、火葬場でぜ~んぶ遺体を燃やしちゃって、遺骨を残さないやり方なん
だってさ。これは私がかねてから希望していたやり方なのです。何せ坊主いらん、
葬儀いらん、法事いらん、墓いらん、一切金かける必要なし!という考えなのです。
宗教嫌いだし。「散骨」だとさっぱりしていいけれど、捨てる人に面倒かけますね。
実際「燃やすゴミ」に出してもらっていいんですけど、出すのも嫌でしょうし^^;
だからきれいさっぱり燃やし尽して頂ければ(^益^)w カンオケも立派な木材はいけ
ません。段ボールなら燃やすのにエネルギーいらないし、エコでいこうよ^^

ま、「0葬のすすめ」のうんちくはいりません。もうとうに希望しているんだから。
だからどこでどうすれば可能なのかをちっと見たかっただけなので、買わずにざっと
立ち読みしたわけですぅ~^^

他の階には幼児の遊び場コーナーがありました。ちっちゃい子たちが楽しめる
フワフワのトランポリンやら積み木やら。あひー楽しそう!かわいくてしばらく見て
いたい。しかし…おっさんがひとりで幼児を見つめていたら、なんか怪しまれそう。
ううう。そういえば、近所で3歳ぐらいの子供がままごとして遊んでいたことがあります。
ちょっと一緒に入れてほしかったのです。「いーれーて!」なんて言ったら通報される
かもしれません。変な奴がいたりするからなー。世の中住みにくいぜ。



まあそういうわけで、路面電車に乗って函館駅前から15分くらいでしょうか。湯の川
温泉にある第二のお宿に到着いたしました。期せずしてチェックイン・タイムの14時
ぴったり。

正面玄関に近づくと、中から3人ほどの若くてかわいいお嬢様方が出てきて、
「お待ちしておりました。お名前は…」と出迎えてくれる。ちと照れる^^; このホテル、
出入り口にそういった係の人たちがよくいて、客が出入りするときにわざわざ自動
ドアを踏んで開けてくれて、声をかけてくれるのです。をぢさんはちと嬉し恥ずかし
なのです(*´д`*)ノ



こんどの部屋は広い。宿泊費も前の所よりちと高いですからね^^;
右側のテレビをつけながら、フローリングの上で新聞を広げて読める(^益^)b
テーブルの上で原稿を広げて仕事ができるd(^益^)b いやシゴトもしてたんだって…

ベッドの横に、なんか折れ曲がって上を向いている尻尾みたいのがあるでしょ?
あれペンライトみたいになっててさ、寝るときに本を読むのに大変便利なのです。
なにせ布団に入って本を読むと、上からの照明だとページが暗くなりがち。だから
ぐにぐに曲がるやつで本に横から光をあてるわけ。自宅にもほしいなー。



ここはね、冷蔵庫に飲み物が補充されていて、「ご自由にどうぞ」となっているのです!
去年女子供ばかりの家族連れで泊まりました。そんときゃビールを飲むのが俺一人
だったので、力の限り飲み続けました。今回はひとりなので、毎日ひとつだけ消費^^;



こちらの宿、初日の夜はすぐ近くの蕎麦屋に行きました。焼き味噌か天麩羅で
酒でも飲んで、最後に一枚蕎麦でも食うか、と思って入ってメニューを見て愕然。

酒を置いてねえ…。そこで出るというのも…。沼津を思い出す。気になる人は、左の
メニューから「伊豆シリーズ」を見てクレ。

それにしても、蕎麦屋は酒を置かなければいけないという法律でも作らねーかなー。



ホテルのバーであります。左の奥のカウンターは、27mだったか、プールより長い
のであ~る。ここには後日行くことに^^


気になる来々軒へ 函館滞在10日間 12

2014年04月12日 | 北海道シリーズ



この時代を感じさせるラーメン屋さん、通るたびに入ろうと思っておりました。
昭和10年創業ですからねー。



最近少なくなった蝋細工のウィンドウ・ディスプレイ。「来々軒」というと中華料理屋
な感じですが、オムライスやらカレーライス、丼ぶり物もあるんだね。

「営業中」と出ているのに「しばらくの間終了いたします」の張り紙も???

とりあえずドアを開けて中に入る。すると古風な木製のドアがまたもうひとつ。まるで
昔の銀行だか役所だかを思わせる立派なつくりじゃないか。



そして入ってみたら驚いた。あれっ?昔のカフェとかスナックみたいな?洋式では
ないでーすかw(゜゜)w

メイド服のお嬢ちゃんでも出てくれば拍手喝采ものだが、やはり定番のヲヴァ~サン
がやっておりました^^ 昼どきなのに、客は俺ひとりだった。

帰ってからすぐに、テレビ番組で北島三郎がこの店に来ました。やつは近所の高校
に通っていたのですが、なんとこの店を知らなかったのです(^益^; 地元の人には
存在感薄いのかねェ。



定番の塩ラーメンを注文。ほとんど透き通ったスープが印象的。あっさり鶏ガラです。



歩いているとこんな古い建物がありました。住んでみたいけれど、すごく高そう^^;



夕方には雪が降りました。6泊したこの宿も、今夜が最後ですー。


函館博物館 函館滞在10日間 11

2014年04月10日 | 北海道シリーズ



路面電車の終点から少し歩くと函館公園があり、そこに市立函館博物館というのが
あることを発見しました。あまりにもマイナーで地味だから、観光客にもほとんど
注目されない存在なのでせう。



函館公園はこのように雪に覆われていました。もとは芝生の広場なのかしら?



ひと気はほとんどなく、博物館にやってまいりました。メインの建物はこの奥です。
これは展示の一部で古い建物。



掘り出された中世の古銭が置いてありました。当時なら大金持ち(^益^)b



むかしの街の様子です。松山の路面電車もそうですが、古いやつはカワイイねェ。

函館は海に囲まれているため、強い風が吹くから、火事が起こるとあっという間に
燃え広がり、大惨事になってしまうという歴史があることを知りました。



函館というよりは、「昭和博物館」という感じですよね~。



戦時中の物も陳列されていました。手前の灰皿、「日独伊三国同盟」の記念品ですよ。
「ヒットラー、ムッソリーニ、ヒロヒトの世界三大ファシスト」と海外では言われたことが
あります。ヒロヒトさんだけが長生きして平和な余生を満喫しましたね。あの人は
そんなに悪い人には見えませんでしたし、どれだけ戦争責任があったのかはわかり
ません。ただわからないままに封印したのはいかがなものかと思いますが。

「戦争はもう二度とやらんぞ」という憲法を作って、戦後から70年ほども武力衝突
していない先進国は、近代では日本だけです。この「世界記録」をずっと更新して
ほしいものですね。そのためにも、この平和にどっぷりつかった国が、かつてはおっそ
ろしい独裁国家で、ヒットラーと組んでいたという事実を忘れるべきではないでしょう。



函館戦争の記録も残っています。新撰組ですね。あの人たち、みんな若かったんです
よねー。五稜郭で死んだ土方歳三は35歳でした。こういう人たちって、必ず最後は
降伏せずに死ぬのが潔い(?)と思っているようです。特攻もそうですが、なんか
おかしな(といっては失礼なのでしょうが)美学だと思うのですが…。生きていろいろ
頑張ってほしいと思うのです。また逆に生きて害をまき散らす人もいますけどね^^;



時代は過去にすっとんでマンモーの角です。ここらにはいたんだねー!



アイヌの生活様式。ああ、これは北方民族博物館にもあったやつだ~。

このときの入館者は私一人ではなく、西洋人のご夫婦もおりました。熱心に見ている
様子でしたよ。ところで函館には中国人観光客がた~~くさんいます。函館山なんて
中国ではないか、と思うくらい。朝市では私が通ると「おっ。珍しく日本人!」なんて
冗談を言われるほどです。しかしこういう博物館のようなものには全然来ませんねェ。
チェングォが来たときには、こういう歴史関係を熱心に見ていましたけれど。。。