さきち・のひとり旅

旅行記、旅のフォト、つれづれなるままのらくがきなどを掲載します。 古今東西どこへでも、さきち・の気ままなぶらり旅。

莫高窟(ばっこうくつ)へ行く

2012年11月17日 |  新疆ウイグル



敦煌に行けば、莫高窟(ばっこうくつ)に行かなければなりません。
それは600余りの洞窟が並ぶ、長い歴史のなかで仏教芸術が蓄積された、
遺跡なのです。

ユースホステルでの朝食は果物だけ^^; 名産で旬のハミ瓜は柔らかくて甘い。
下の柘榴は、大粒でジューシィ、これまた意外と甘いのです!また食べたい…。



敦煌の歩道の街路樹は、ご覧のように成長しまくって、歩けません…。しかたなく
車道を歩く… w(゜曲゜)wオイオイ



昼食には、このような麺の店に入りました。



ご覧の通り、さすがこちらの地方では辛くするw



私のはラー油を少し控えめにしてもらいました。けっこう美味い!
左は馬肉なんです。チャーシューのようには旨くない感じだが^^;



莫高窟の入口付近です。河が完全に干上がっている。



そのむこうにホレ、石窟が見えてきました~。あんなのを一生かけて掘っていた
人たちがいたのです。奴隷?それとも強い仏教信仰心や芸術への熱意?
とにかく粗末でわずかなな食べ物で、毎日毎日頑張っていたのでしょう…。


砂丘を登る

2012年11月15日 |  新疆ウイグル



さて、ちと大変そうだが、砂丘を登ることにする。若干ヒザに痛みがあるんだが、
せっかくこんなところに来たんだから頑張らねばネバw



ご覧の通り、日が傾いて砂山の向こう側に。これで少しは楽になる~。
それにしても、砂は大変細かくきれい。だもんだから、足がズブズブと砂の
中に沈む。
一歩登ると3分の2くらいズズッと下がる。
つまりカナーリ大変なのじゃー。

ハァハァ、ゼィゼィ、裸足になって靴を両手に、手首に手提げカバン、首には
ビデオカメラを提げて結構大変ーw



しばらく登ると、オォ!出発したところがはるか下に(^益^)b
もうちょっとで頂上だ。



上に登ると、このように砂丘はずっと続いておりました。

ここの砂漠の砂を、ペットボトルに入れてお土産にしようと思っていました。
最初に下のほうで詰めたんです。でも登ってみると、上のほうの誰も踏んでない
きれいな(?)やつにしようと入れ替えました。

けっこう持ってくるの、大変だったんです。空港では怪しまれて何だと言われるし。

でもなんとか持ち帰りました(´;д;`)ノ

小瓶に詰めてお渡しした人~、この場所から持ってきたんですよぉ~~(^益^)b



長い一日だった…。夜行列車で朝に到着し、それから車で砂漠を突っきり、
砂漠の山を登って…。

夜はよさげなレストランで、当然地元特産のワインを飲む。一番いいやつを
迷わず選ぶ。その名も「大敦煌」!

グラスに注ぐと、ご覧の通り色はブルゴーニュ・ワインのよう?いやボジョレーの
ガメイ種みたいだ…。予想通り、味もボジョレー並みだ…。日本酒で言うと「大関」?

がっくり・・・ _| ̄|〇



左は地元で捕れた淡水魚。身は白身で特に美味くもない。味付けでなんとか?
右はアンズのような木の実を干したものをあんかけ料理にしてありました。
う~ん、まるで異国の王宮に呼ばれて出てきた、豪勢だが、うまいんだか何だか
わからないような御馳走でした^^;


鳴沙山へ

2012年11月13日 |  新疆ウイグル



夕方が近づき、有名な観光地、鳴沙山へ行きました。敦煌の街はずれにあり、
きれいな砂の山が続いているところです。「砂漠」といっても、今までご覧になった
方はわかるでしょうが、岩や石がゴロゴロしていたり、ボサボサと色気のない
茂みがあったりするところがほとんどです。

でもここはきれいな砂丘です。ラクダが歩いていて、「月の~さば~くを~~♪」の
音楽が流れてきそうなイメージの場所なのです。



というわけで、すっかり観光地化しております^^; でも幸いこのときはそれほど
混んではいませんでした。秋の国慶節という連休では、人々が恐ろしく殺到し、
観光客を乗せるラクダちゃんが100頭以上も列をなし、朝5時から(でたっ!!!)
深夜まで休みなく歩かされたものだから、2頭が過労死したそうです…w
ラクダが砂漠を歩いて過労死するって。。。 w(゜゜)w



多くの人が砂の山を歩いて登っています。俺も頑張らなければならないのか^^;



夕方に来たほうがいいというのは、昼間は灼熱の太陽でたまらん、ということです。
さらに日の沈む頃は、光の加減の変化によって、砂丘の表情が様々に変わる
様子が素晴らしく美しい、ということなのです~(^益^)b



砂丘をしばらく行くと、ご覧の「月牙泉」という三日月型の泉があります。
ここは、はるか昔から枯れたことのない景勝だそうです。

ガイドブックでは遠景でしたが、近くで見るとこのように柵があってなぁ。。。
まあ柵をとってしまったら、水浴びするアホウが出てくるでしょうし^^;


敦煌古城

2012年11月11日 |  新疆ウイグル



宿に荷物を置き、早速観光に出ました。まずは「敦煌古城」という、映画の
実物大セットを見に行きました。街を歩いていると、もうすぐそこに砂漠が
見えています。



敦煌は西と東を結ぶシルクロードが、タクラマカン砂漠を目の前にしてそれを
北に迂回するルートと南に迂回するルートの分岐点。長い間、中国が支配する
領域の一番西のはずれに位置する重要なポイントになっていました。

つまりあちこちの勢力から見ての最前線であり、数多くの民族が行きかい、
通商貿易で様々な物資があふれる豊かさを享受しながら、常に他民族の侵略に
緊張する長い歴史を持っているのです。

でも、今はもうそんな歴史も昔の話。ご覧のように中国の経済的発展による
開発が進んでいるのです。



さ~て~、映画の実物大セットに到着です。様々な絵画などを元にして、昔の
様子を忠実に再現したものだということですが…。



やっぱり人工のものですから、観光地としてはあまり人気がないようです^^;



でもここに来る前に「敦煌」という映画を見たものですから、ちょっとそれを思い出す。



日射しが暴力的に強いんですー。真夏ですからねェ。



ここにやってくるのに、市内から巡回ワゴン車に乗ってきました。料金はたったの
3元、40円弱です。このワゴン車、走り出すと演歌が鳴り出しました。それが
車内だけでなく、スピーカーで外に向けても大音量で鳴らしているのです。

最初はちょっと笑えました。いったいなんでまたド演歌を大音量で(^益^)?

しばらく走っていて、その理由がわかりました。市内循環ですから、年寄りが
移動するのに乗るのです。つまり利用者は、演歌が聞こえてくると外に出てきて
バスに乗るのです^^ 日本の田舎でも、こんなワゴン車を巡回させるといいよねえ。



そうそう、栃木市をぶらぶら歩いているとき、そこの市内循環バスの運転手が、
アイドルみたいなかわいいお嬢さんだったなぁ。中国の演歌バスより、日本の
かわいこちゃんドライバーのほうが勝ちかな(^益^)b


敦煌のお宿はユースホステル

2012年11月09日 |  新疆ウイグル



ワゴン車は砂漠を爆走し、人々が何千年もの間、何日も何日も苦労して歩いた
交易の道を、一気にオアシス都市、敦煌に到着してしまいました。

敦煌のお宿は、チェングォのウルムチの友人が勧めてくれたところだそうですが、
にゃんとユース・ホステル!シェラトンから夜行列車を経て、な~ん~と~~w



ご覧下さい。便器にくっつくようなところに立ってシャワ~w(゜゜)w
右側のカーテンの横がベッド。ここ、ドアがないのでトイレを使うときは
さすがに片方が外に出なければ^^;

でもまあ清潔だし、水は出るし、チェングォとふたりだし、いい経験です^^;

世界中からバックパックでやってくる若者が滞在しています。ロビーはそんな
若者たちがくつろいで談笑しています。



そして屋上。テントに泊る人たちもいる。ここの利用料金は100円くらいだそうで。
しかし日中の日射しは恐ろしく厳しいので、朝になると出て行かなければなり
ません。洗濯物が干してあります。テキトーにひっかけてあるだけなので、
けっこう下に落ちています。女性の下着も沢山あります…w



そこからの景色はこんな感じです。夜には星空が楽しめそう(^益^)b



昨夜は列車泊だったので、昼飯は少し豪華にやりました~。