さきち・のひとり旅

旅行記、旅のフォト、つれづれなるままのらくがきなどを掲載します。 古今東西どこへでも、さきち・の気ままなぶらり旅。

大和川酒造 弥右衛門いのち

2019年02月15日 | 東北シリーズ



喜多方の街を彷徨い、次に訪れるのは大和川酒造。その途中、見かけたレンガ造りの家。
一階の窓枠の上が丸くなっているのがしゃれてますねェ。



おお、ポツンと古風な木造の家。玄関の上の屋根が、まるでお寺にあるようだ。



こちらはお医者さん。さてこのお向かいに、「漆黒のラーメン」を出す店があったのです。
そいつを食おうと向かっていたら、「本日閉店」で閉まってやがる。なぬっ!っと踵を
返すと、俺の10mぐらい後ろを歩いていたやつが俺を見て向きを変えやがる。そいつも
黒いラーメンを食べようと向かっていたのだな。



第二候補は、前回食べた「あべ食堂」。すると俺の前を、さっきのやつが入って行きやがる。
おいっ、俺の後ろを歩いていて、俺が「漆黒ラーメンないなあ」と振り返ったらそれを見て
向きを変え、俺の前になりやがって、先にこの店に入るとは~~w やられたぜ。。。



前回行列だったこの店、こんときゃ並ばずに食べられた。一口食べただけで「旨いっ!」と
思えるレベル。チェーン店にありがちな化学調味料のえぐみがなく、きちんと出汁をとって
いるスープ。実は東京ではあまりなかったりするわけだ。



やってきました大和川酒造。ここの酒は「弥右衛門」。



前回たくさん写真をアップしたので、今回ははしょります。



この澄んだ湧水が名酒を生むわけだ。



なかなか内部は見ごたえがありますぜ。



もうリピーターなので、ずんずん進んでさっさと試飲コーナーへ。



こういう徳利で飲むのもいいだろうなあ。



さていろいろ並んでいます。前回は順々に飲みましたが、今回は最初から有料の「いのち」を
お願いする。すると係員のおばちゃん、「これを先に飲みますと、他のが負けちゃいますよ」
とストップをかけるが、もう他のは飲む気がなく(東京の居酒屋に弥右衛門が置いてあれば、
そりゃあいいぞ!と喜んで飲むんですが)、最高峰の「つるし大吟醸」を頂くことに。
もうひとつ飲んだことのなかった、これまた有料の「四方四里」も注文。いきなりジャラジャラ
カウンターに金を出すと、まるで角打ちの飲み屋に行ったみたいだ^^;

この「いのち」という酒、「つるし」で造られているわけですが、それをちと説明しませう。
酒の製造過程では、米・麹(こうじ)・水などを混ぜて発酵させますよね。それを醪(もろみ)
というわけですが、それを絞って酒ができるわけです。

それを絞らずにですな、袋に入れて吊り下げて、ぽたりぽたりを落ちてきた雫だけを集める
方法が、この「つるし」というわけです。特別な品評会に出すときなんぞは作ることもある
そうですが、普段売り物としてはほとんど採用されないんだって。手間暇かけ過ぎで、
値段も大変なことになってしまうからです。

「つるし」は、まるで水晶を液体にして飲んでいるよう。澄んだ美しさを見せてくれる酒。
そんな女性いましたなあ~。なんと酒屋の娘さんでしたね。別につるさなかったけど。



というわけで、買っちまったよー!いままで払ったことのないようなお値段だ。