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さきち・のひとり旅

旅行記、旅のフォト、つれづれなるままのらくがきなどを掲載します。 古今東西どこへでも、さきち・の気ままなぶらり旅。

下北さいはての夜

2023年10月11日 | 東北シリーズ


まだ13時なので、ホテルに荷物を置いて来る途中に見た銭湯に行きますか~。
ホテルの狭いユニットバスはあまり好きではないのですw


あれで「よしの湯」と読みます。なんか広そう。「不老不死温泉」のタオルも
持ってるしな♪


なんとなくそそるでしょう? 「冷水枕」というのは、湯舟のふちに消火器ぐらいの
大きさのアルミ製の枕があって、それが冷たいんです。そこに首を乗せると冷たくて
気持ちよく、長く浸かっていられるわけ。

サウナはスチームで、熱い湯気がモウモウ。入ると「サウナの中で小便をしないで
下さい」と注意書き。そんな注意がわざわざいるのかぁ!と最初は思いました。
椅子は大理石みたいな石。すごく熱くなるので、腰のあたりから一本の細い水が出てて
石の上にかかり、座れるようになっています。さらに湯気の量がすごいので、内部は
水がボタボタ、チョロチョロと排水溝に流れているのです。それでションベンする奴が
いるのかィ~~www

熱いサウナでたっぷり汗をかき、出たところにある水風呂に入るのが大好きです。
灼熱のゴビ砂漠を歩いてから水風呂に入るとか、吹雪の雪山を登ってから露天風呂に
入るとか、人類最高の贅沢じゃないですか。

南の島のビーチで美女と冷たいビールを飲む。雪国の囲炉裏端で美女のお酌で熱燗を
飲む。ううむ、極楽だろう。まあ美女ならビールの熱燗でもいいんだが。。。

さてサウナ→水風呂を2回ほどやってその横の薬湯に入っていたら、太っちょの若者が
サウナから出てきてそのまま水風呂にザブン!まずは汗を流してから入るのがマナー
でしょうに。すると両手で水をすくって顔をじゃぶじゃぶ洗い、「あ~~♪」なんて
やってやがる。そして頭に水をかけ、十本の指で何度もガシガシ頭を洗いやがる。
そしてまたサウナに戻った。それを見せられて、もう水風呂に入るのは止めましたw


ホテルの窓からは、さっき偵察した横丁が見えました。何泊かするなら試してみる
のもいいけどなあ。


さあて出動タイムだ。


「さいはて居酒屋 下北物語」という名前に惹かれてここにしました。


マグロが「今日だけ600円」というサービス品。これがねー、ねっとりしてて
すんごく美味しかったんですー。さすが大間!しかしマグロって、遠洋漁業で
獲るんじゃないの?大間近辺で獲れるやつがこんなに美味いの?


旅をしていると野菜をとらねヴァ。


利き酒セットがあれば、地酒をいろいろ楽しめます^^


ここに近い蔵のを飲みたいので、左の上から3つを選択しました。りんごの酒、
「ぽむぽむ」は意外にも(?)美味しかったですよー。おばちゃんが持ってくるとき、
「ぱむぱむ」、「ぺんぺん」だったか?まぎらわしい変な名前よね!とおっしゃる。
りんごはフランス語で「ぽむ」だから、それで「ぽむぽむ」なんじゃないですか?
というと、あらー、いろんなこと知ってるのねー!と感心されました(自慢^^)。


2軒目はどうするかな~と思案しながら少し歩きましたが、旅を始めてから連日
かなり飲んでいるので、この日はこれで打ち止め。せっかく来たんだから、いやいや
毎晩飲み過ぎて高いお会計を見たときにはやめておけば、なんて思ったりするじゃ
ないか、でもしない後悔よりはやって後悔。。。 むむむ、平和ですねえw


田名部の繁華街を見る

2023年10月09日 | 東北シリーズ


3時間に1本しかないローカル線に乗ってきて下北駅に降りましたが、駅前はとても
寂しかった。ホテルのある町の中心部はそこから30分あまり歩いたところ、ここ田名部
(たなぶ)です。なんでこんなに駅から離れているのかというと、それはかつてここに
田名部城があり、歴史的にはそこに城下町が発展したわけで、鉄道が敷かれたのはその
ずっと後だったからです。鉄道でやってきた旅人の私としては不便な気がしますが、
地元民は不便なローカル線などあまり使わないので、それはそれでいいのでしょう。


おお、夜の繁華街があるではないか♪


寂しい町のようだが、たくさんあるぞ?


お~、意外と賑やかなんだなぁ^^


しかし一見さんで入るのは少し勇気がいるな~。


あるある。広いぞこのエリア♪


ほおお、さいはてなのだが、おそらくは下北半島のほとんどの人たちが夜遊ぶとき
にはここに集まってくるのだろう。


人口密度はすごく低そうだけれど、この繁華街の密度はなかなかのもの。


あ~なんか戦後のバラックというか、新宿ゴールデン街というか~。


小さな店の数がとんでもないぞ。コロナで減ってはないのか?


お~看板の数! スナック「あさくさ」なんてのがあるなー。


昼間っから開いている店があり、中からは酔っ払いの声が聞こえてきました。
こりゃいい町だよ♪


こりゃあしばらく住んで情報を集めないと知り尽くせない。そんな必要もないのだが。


さてさて町歩きもいいが、どこかで昼飯を食わねば。まだ開いてない酒場はものすごく
密集してるのだが、普通に食事するところはほとんど見かけないぞ?


しばらく歩くと、カレーの専門店がありました。なかなか本格的で、料理人は
あちらの方でした。どういう縁でこんな日本の寒~いさいはてに来たのだろうかねェ。


巨大なショッピングセンターがあったので、食後の一服をしようと入ってきました。
こういうところにはレストランがあり、そこには喫煙所があるのです。ふつうは。
むかし懐かしい「お好み食堂」という感じ。子供が喜ぶよねえ。一服して見ていると、
小学校低学年の少年がどれを食べようかとじっくり見ていました。かなり太ってます。
するとお父さんもやってきました。さらに太ってます。親子でとても嬉しそうでした^^


さいはての下北へ

2023年10月07日 | 東北シリーズ


青森の朝を迎えました。やや雨模様。昨夜もよく飲んだ~w


さて下北に行くには、青い森鉄道で野辺地まで行き、そこから大湊線で北上だ。
なぬ、2200円? ちと高いなあー。


青い森鉄道では、前回は八戸に行って三陸を南下しましたね。


野辺地で乗り換え。大湊線は3時間に1本しかないので、ホームには結構人がいます。
でも一番前に並んだから問題ないでしょう。左側の津軽湾が良く見える席に座らなく
ちゃなあ^^


列車がホームに入ってきて驚いた。ほぼ満席!? 折り返しで全員降りるわけでは
ない。 あれえ、始発じゃないの??? コレどこから来たの???

幸い4人掛けの席でひとつ空いているところがあったので座れました。しかし多くの
乗客が立っている。このローカル線、1時間あまりも立ってるのはつらいよなあ~w
途中で降りる人はほとんどいないし。

夜の酒場で店員のおばちゃんが「来るとき1両だった?」と聞くので、「2両だった
けど混んでたよー」と言うと、「8月の観光客が多いとき、1両でね、もう満員電車で
ぎゅう詰めで、ひどい目にあったって怒ってたんですよー。私に怒ってもしょうがない
のに・・・」という話でした。ローカル線は本数も減らすし編成の車両も減らすし、
こういうことが起こるんです。根室本線もそうだったなぁ。。。


途中で列車は津軽湾の海岸すぐ横を通ります。グーグルマップで地図の現在地を見て
いて、「そろそろかー、そろそろだ~」とカメラを出したりしていたら、その海に
出る瞬間、車内アナウンスが入って「みなさま~、左には津軽湾の素晴らしい景色が
見えます~」と教えてくれたのでした^^; そんなことしてたけど、外は曇って
いるし、ガラスも雲ってるし、いい写真は撮れませんでしたw

原発の施設も線路からは遠くて見られませんでした。


さあて下北駅に到着です。ほとんどの乗客が降りました。




ウム、終点の大湊は少し南に行くので、ここが本州最北端の駅ですな。


恐山には明日行く予定です。なのでここには連泊。列車が着くと、駅前にバスが
待っていて、それが恐山行きなのでほとんどの乗客がそれに乗って行きました。
そおか、列車とバスが接続しているので、そのまま恐山に行けるんだ。そうすれば
ここは1泊で通過できたわけだな。さっさか見て回るコースならそれでよかったと。


でも急ぐ必要はまったくない俺ですから、まあ下北の街でゆっくり過ごしませう。
なんか映画のロケにでも使われそうな理髪店。煙突がいくつもあるのが北国ですねえ。


列車が着いてすぐに発車したバスはホテルのある下北の街を通るので、それに乗れば
早く行けたのだが、まだ午前中だからホテルにチェックインできないし、まあ歩いて
30分ばかりだというからのんびり行くことに。雨さえ降らなきゃねー。いつもの
先の見えない長い道を行く。


おお消火栓。植木鉢というか盆栽ちっくになっているところがオサレ~。


本州最北端のワイナリー、下北ワインが置いてあるのか、、、酒屋は閉まってました。


おっと、危なく踏んじゃうところだったぞーw


河を渡ればもうすぐ町だ。


おっおっ、銭湯がある。見るとスチームサウナ、電気風呂、薬湯、氷水枕など
いろいろあるとか。しかし営業開始時間にはまあしばらくある。ウウム、あとで
戻ってくるか。。。


なんとなくさいはての寂しい街で、酒場が開く時間になるまでどう過ごすかだ。。。


青森の夜はのらくろとBar familiar

2023年10月06日 | 東北シリーズ


ふたつの資料館を見て青森駅に戻ってきました。駅前のトーヨコ隠はチェックインが
16時なので、もう少し街をブラつかねばw


そういえば前回、このあたりの旧繁華街を歩いたなあー。「青森DX劇場」は
やっているのか?


ここはどうも覗く気になれませんw


入口に草がwww


あれえ、周りがだんだん取り壊されて、古い建物がなくなってきちゃってw


あ、ここは見覚えがある。


「おかあさん」はきっと「おばあさん」になってると思う。


どれくらいやってるのかなー。夜はこっち来ないからなー。


すごい路地裏でしょ。


だんだん周りが整備されちゃって、一画だけになっちゃってるのよーw


さて夜の一軒目は「のらくろ」。もと自衛官の面白いおやじさんがやってるのです。


ここの店は、刺身を注文すると醤油がぶっかかって出てくるのです^^;

「おやじさん、前に喜久泉が美味いって言ってたよね」というと、「おお、そうそう♪
じゃあ注ぐかー!」と、いきなりお銚子を出す。「いやいや、まだビール半分しか
飲んでないから^^;もちょっと待って」「俺はせっかちだからねェ~」「それに、
喜久泉の前に田酒を飲もうかと思ってさ」というと、「そうかー、じゃあ注ぐかー!」
とまた瓶を取り出そうとする。だからビールを飲んだあと、って言ってるのにw


そのうち、左にひとり旅の女性が入ってきました。右の奥にも女性ひとり。そして
俺の両サイドにはそれぞれひとり男が。最初は入り乱れて話をしていたが、だんだん
両サイドの男女二人がペアになって話すようになった。俺は真ん中でひとり飲むw

その状況におやじさんが気づいて、「ひとり無人島にいるなあ~~♪」と嬉しそうw

田酒を2合飲んだら、少し酔ってきたので喜久泉は「1合徳利はないの?」と聞くと
「うちはそんな小さいのないよ。2合飲め!」ときたもんだ。ビールのあとなのに。
このあとオーセンティック・バーに行くのに、あんまり酔っ払っちゃうとなあ~~w


ほ~ら、千鳥足になっちゃったじゃないかーw


ま、頑張ろう(^益^)b


寂しい商店街を歩いていると入り口が。。。


ここから少し気が引き締まるよ^^


まずはシェイカーを振ってもらってカクテルを。


おっおっ! マッサンがリタさんのために造った最初のスーパーニッカの復刻版が
あるじゃないかー。へええ、いいねえ♪ 説明によると、朝ドラの「マッサン」の最後に
「スーパーエリー」なんていって放映されたのですが、それをオマージュして2015年に
作られた限定ボトルだそうです。  だいぶ酔いました~~^^;


青森市森林博物館

2023年10月04日 | 東北シリーズ


北のまほろば歴史館から歩いて森林博物館にやってきました。なんとなくこの
マイナー感がいいでしょ(^益^)b


立派な木造の建物。そりゃあ「森林博物館」ですからね。この建物は、明治41年に
青森に豊富なヒバ材を使用したルネッサンス式の洋館。「旧青森大林区署」として
建てられたものです。


右は埋没林か。


いまでもニホンカモシカは九州から青森までいるらしいですねェ。


ヒバ材の家具がありました。広い日本家屋じゃないとなあー。


旧営林局長室。映画「八甲田山」のロケに使われたそうです。


一番右が健さん。


うしろ姿の健さんに、藤岡琢也。「渡る世間は鬼ばかり」を思い出しちゃうなあ^^;


建物はデカいぞ。


面白かったのが森林鉄道に関する展示でした。この青と赤の線が森林鉄道!
津軽半島の木材をジャンジャカ切り出していたのです。鉄道を敷くための枕木に
使われたそうです。日本の近代化がこれで進んだと。


鉄道が敷かれると、人々は国の発展を実感したことでしょう。いまは幹線まで
どんどん廃線になる時代になってしまったが。。。


すんごい量だよコレ!


様々な形の汽車ポッポが使われていました。


これもなんかカッコイイよねえー。


奥地で木を伐り出す人、運ぶ人、活気あふれる仕事でした。そこで働いている人たち
の映像も見られました。粗末な山小屋で、ぎっしり並んでゴハンを食べていました。
大変だったろう~w


外に本物が展示されていましたよ。


デッカイ機関車の運転席にはすごい数のレバーや計器がズラリと並んでいますが、
これはとってもシンプル♪


客車です。どんな人たちが乗っていたのかなー。