goo blog サービス終了のお知らせ 

さきち・のひとり旅

旅行記、旅のフォト、つれづれなるままのらくがきなどを掲載します。 古今東西どこへでも、さきち・の気ままなぶらり旅。

引き続き熊楠ゆかりの地を訪ねる

2020年02月22日 | 関西シリーズ


引き続き、熊楠ゆかりの地を訪ねて歩きます。途中で見つけたナイスな廃墟。
何年くらい無人だとこれくらいになるのでしょうか~。


ここも合祀政策で失われようとしていたところを熊楠が救った神社です。


たしかに住宅街にあって自然豊かなところです。森に囲まれて少し高い所にある。
それだけ神聖な雰囲気に満ちている空気感。やはり一歩一歩階段を上がって、俗世間
から離れてゆくという距離感が大事なのでしょう。


御神木も立派だぞ。


「猿神さん」というそうです。猿は古くから山王権現(この神社もこう呼ばれたりして
います)の神使いであり、この神猿を「まさる」と呼んで、「魔が去る」として縁起の
いいものとされてきたそうです。オヤジギャグ?


誰もいないので、パンパンしました^^;


この田辺湾に浮かぶ何でもないような島が、「神島(かしま)」と呼ばれ、熊楠ファンに
とっては大事なところ。

この島の自然が失われようとしたとき、熊楠はその重要性を叫び、保全運動を展開し、
県指定の天然記念物にとなったのです。そして昭和天皇がここで植物調査をしたとき、
熊楠は招かれて天皇に御進講をするという名誉に与ったのです。

熊楠は英国の科学雑誌に何度も論文が載るほどの優秀な学者でしたが、学校を卒業して
学位をとったり、公の大学や研究所に所属することもなく、生涯ひとりで研究活動を
していました。変わり者で、その偉大なる博識を知らずにバカにする人たちもいましたが、
なんと天皇にじきじきに講義をするというのを聞いたとき、その人たちはどれだけ驚いた
ことでしょうか。


その神島が見えるところに、ひっそりと碑が立っていました。


田辺 南方熊楠ゆかりの地を歩く

2020年02月21日 | 関西シリーズ


パチンコでジャラジャラ出ちまったもんだから、田辺放浪もだいぶ時間が遅くなって
しまった。ナイスな3階建ての家を見ながら、熊楠を訪ねるお散歩の始まり。


ようやく雨があがってきた。さっきは暴風雨だったからなあ。


さて到着したのは闘鶏神社。弁慶のお父っつぁんが、源平合戦に際して、紅白の
鶏を闘わせたという話から、この名前がついたとか。


熊楠の奥さんは、なんとこの神社の娘さんだったのだとか。熊楠はここの森でよく
植物採集をしたそうです。自然豊かな神社の森を守る運動もした人なのです。


神社って、すごくシンプルですよね。霊気を感じるところ?


なんと423年からの歴史があるそうだぞ。1600年続いているのかっ。


いったい何代の方々がここを守ってきたんだ?

明治末期に政府・官僚が経費の問題で神社合祀(神社は一町村にひとつでいいから、あとは
なくしちまおうという政策)なんていま考えると滅茶苦茶なことをやりまして、熊楠は
神社、とくにその自然の森を守れ、と頑張ったのです。


さて次のスポットへ向かいます。


黒い看板の下に、矢印をつけたらいいのにね。


さて次も神社。鬱蒼となった森ですぐにわかります。


ここは神楽神社。


ここには昔ため池があり、そこで熊楠は珍種の藻を発見したそうです。それを記念した
碑が立っているとのことでしたが、どれだったか確認を失念^^;
この神社も静かで神秘的な空気感を感じるところでした。


紀伊田辺に

2020年02月20日 | 関西シリーズ


「海が見えない」という安い部屋だったので、起きて窓を開けるとこういう景色だ。
雨は止んだのか~。


廊下に出て太平洋を見るとこういう景色だ。雨はまだ降っている。これなら見えなくても
いいや^^


朝はまた別の洞窟風呂に入りました。これは廊下に貼ってあった写真。そういえば
風呂の中で、壁越しに元気なおばちゃんたちのはしゃぎ声が聞こえていたよ。


さてこの日は紀伊半島の南端を回って紀伊田辺に向かいます。


なんか筏?島?の上に人がたくさんいたよ。


風雨が強くて、窓からの景色もあまりきれいに見えません。


串本の手前で、景勝地の橋杭岩が見えました。以前にあそこまで車で行ったことが
あるから、今回は列車から一瞬見るだけ。美しくないね^^; 天気がよければ
途中下車をして30分ほど歩いてもよかったのですが、とにかく雨風が強い日でした。


「本州最南端のまち串本」を撮ろうと思ったら、駅員とかぶるしーw


というわけで、紀州田辺に到着。今日はここに一泊です。


駅から少し横に入ると夜の繁華街。これが意外に大きいエリア。


おお、路地裏にもぎっしり。ちなみに夜の3軒目で、「ゆみ」に入ることになります。
レポートはのちほど。。。


おおお、迷路のような夜の街、いくらでもあるぞ。


田舎では、こういう店がぜ~んぜんないところと、異様に密集しているところが
あります。やはりそうなりがちなのでしょうか。


「居酒屋白百合」、看板がレトロでいい。入ったらじーさんひとりでやってたりして^^;


「居酒屋恋々」か~。艶っぽい名前の居酒屋がけっこうあるんだな。このエリアは
「味光路」というそうです。夜が楽しみだな。


「駅前セソタービル」! ざぶとん一枚! さてこのあとで南方熊楠にゆかりの地を
巡る予定でいたのですが、このときになって雨が激しく降り出すw


田辺は武蔵坊弁慶の出生地だという伝説があるそうです。しかし雨がザーザーに
なりやがるので、一時避難場所に。


セソタービルのすぐ横に古き良き喫茶店があったので、そこでコーシーと一服。
じっちゃんのワンオペでした。普通の新聞、スポオツ新聞を読んでも雨は激しく
降っている。女性セブンだったかゴシップ週刊誌を読むが、一向に天気は良くならない。
いつまでもいてもしょうがないので、雨の中を歩きだすことにした。

そしたら、もう暴風だよ!傘をさしていられず、横からなぐりつけるような雨で
すぐにビショビショだwww


しかたなく目の前のパチンコ屋に避難する。やるしかなかんべw
1コ4円の玉で1000円やったが、あっという間になくなる。1コ1円のエリアに移動。
そちらにはじじばばがけっこういた。そぉ~か、1コ4円が空いているわけだ。

ご覧の「着信アリ」なのだが、激しい。「きゃあ~~!いやああ~~~!!!」とか
喚き声が続き、リーチになると右上の携帯電話が出てきたりそれが割れたり、下の
ほうにある口が前に出てきて動いたり。エグいぞw 画面では女の子が襲われて
逃げて、ミニスカートでへたりこむもんだから「おっ♪」となったり(^益^;

そして当たる。昔のように大当たりの長さはそれほどでもなく、ちょっとジャラジャラ
出てきたらすぐに終わるのだが、それでも連続して当たるもんだからどんどん玉は
増えてゆく。


3箱目を重ねていたら、力が入ったか「ブー」と屁が出る。そんなときに限って
若くてかわいい店員のお嬢さんがアシストにやってくる。いま来ないでーw


ホテル浦島の滞在

2020年02月19日 | 関西シリーズ


さて東京ドーム4.5個分の敷地だという巨大ホテル浦島を探検だ。風呂のスタンプ
ラリーをやれば、何やらお土産をくれるというので、タオルを持って出動。廊下の
先が見えないくらいだぞw 小さい子には途方もなく広く感じるだろう。じじばば
にもか。


土産屋さんが続きます。


なんとコンビニまである。まさか24時間営業?(ではないらしい)


恐ろしく長いエスカレーターがあるのだ。山のてっぺんまで行くらしい。


長いやつを2回乗り換えて上に行きます。読んでる方、ひとりでボーっと乗っている
俺を想像してみて下さい^^;


途中に休憩所まであります。ひとりで座ってもなw


ついに一番上まで来ました。ここにもフロントがありました。この最上階エリアはおそらく
お値段の高い部屋があるのではないか?暇そうにしている係の人たちに、「いらっしゃい
ませ」と声をかけられる。「ボンビーエリアから来たな」と思われてそう、と気が小さい
俺は心配になってしまう。


さっきいた港が見渡せる。エスカレーターでここまで上がったんだよ!


反対側は太平洋だ。雨だからよく見えないが。


帰りはエレベーターに乗る。なんと36階なんだよ!でもさ、ホントに36フロア
あるの?「それくらいの高さなんだよ」ってだけじゃないの?


風呂までは長い廊下を歩かねばならない。大きな洞窟風呂が2か所あるのだが、350m
離れているため、往復したら700m歩かねばならんのだ。


ようやくついたぞ。


内部は撮影禁止なんだろうが、男湯だし人もいなかったので、これくらいいいでしょ。
巨大な洞窟で、一番先端は海のすぐ横。太平洋の荒海がどっぱーん!!!とすごい
迫力。しぶきが鼻の先まで飛んでくる。

中国人はきちんとかけ湯をして入っているのに、ジャパニーズのおっさんはそのまま
どぱんと入ったり、濡れたまんま脱衣所に戻って床をビショビショにするなど、
しょうもない連中がいましたw


こんな店もいろいろあります。


捕鯨が盛んだったころの写真が展示されていました。すーごーいーw


よくつかまえられたよなあ。


さて夕食は大会場でのバイキング形式。このほうが食べられる分だけ無理なく選べる。
客の多くは中国人。彼らはあまり酒を飲みません。ばっと食べてさっと帰ります。
でも、やたらにスマホをやってたりもします。親子3人で、無言でずっとスマホを
それぞれ見ている家族がいました。せっかくの家族旅行なのに、それでいいのかw


左はぜんざいです。こういう雰囲気では深酒はする気になれません。ちょうどいい
休肝日になりますなあ^^;


デザート第二弾。居酒屋じゃ絶対食べないシリーズだな^^


帰る頃、マグロの解体ショーが始まりました。見物だけね^^
マグロといっても、小さいメジマグロでした^^; しかも頭がナイw


私の通勤コースに、池袋西武デパートがあり、ちょうど17時少し前に通過することが
あります。魚売り場で17時ちょうどにマグロの解体があったのです。いつもクロマグロ
とかインドマグロの、巨大なまるまる一匹で、なかなかの迫力でした。(なので
生意気にも「メジマグロじゃね」とか思ってしまうのです。普段食ってねーくせに^^;

最初に頭を切り落とし、カマの部分をはずします。そんときに、「2番カマ」という
希少部位があり、左右2つあるわけですが、2人だけじゃんけんを経て買えるのです。
(客寄せのイベントだから、すごく安かった)勝ち抜いて何度か買うことができました。
大トロより美味いです!超高級な霜降り牛肉みたいに脂がメッシュで入っています。
帰ってさばくのですが、小さなおにぎりくらいの塊がいくつかとれて、贅沢にもほおばる
ことができるのです。寿司なんて「ひと切れ」って感じでしょう?デカいのをほおばる
のです!生きててよかった、と思える瞬間。

あ~それも何年か前で、もう獲れなくなったのか、値段が上がり過ぎたのか、やらなく
なっちゃって久しいなあ。。。


ホテル浦島へ

2020年02月18日 | 関西シリーズ


さあて紀伊勝浦の港も歩き回ったが、いかんせん狭いエリアなのですぐに終わって
しまい、ホテルに入るまでまだ時間がある。シャッター街のアーケード街に開いている
喫茶店があったから、そこに行くことにしよう。


近年激減している古き良き喫茶店である。


予想通り、おばーさんのワンオペであった。おじーさんがひとりと、おばーさんが
ちらほらと入れ替わりで、それなりに客はいた。ちなみに翌日帰るときにちらっと
のぞいたら、やっぱり同じおじーさんがいました。

ここは近所の老人の寄り合い場になっているようだ。ひとりのおばーさんはコーヒーを
3杯目のおかわり。「大丈夫?」と心配されていました^^;おじーさんは煙草を
プカプカやっていたので、こちらも遠慮なく一本吸わせて頂きました^^ 帰るとき
には、みなさんににっこりとご挨拶をして頂きました。お先~♪


さあて、やっとホテルからのお迎え船がやってきました。3時にチェックインなんだ
けど、船着き場の係のオヤジは2時半には来ると言っていたのに、結局3時過ぎまで
来なかったぞw


第一便の船に乗ったのは10人ほど。みんな中国人でした。中国語ばかり飛び交うので
何やらアウェー感。次の町に行ったとき、「あそこのホテルは以前使っていたけれど、
中国人ばっかりになっちゃってから足が遠のいちゃったんですよね」なんて声が出て
いました。たしかにこれだけ外国人、というか中国人ばかりだと落ち着かない。
でもいまや、中国人がいないとローカルなホテルはみんなつぶれちゃうかもよー。


船に乗るのは10分ほどです。見えている対岸なのに、歩いてはいけないのですw


船着き場からフロントに行くまで、エレベーターに乗ったりエスカレーターに乗ったり、
長い廊下を歩いたり、すごく大きい。子供が喜びそうなゲームセンターは、やって
いませんでした。夜になると電源入れるのかな?


すんごい巨大なホテルです。山全体に施設が広がっており、なんと東京ドーム4個分
だとか。あとで探検しますよ~。 しかしなんだあの萌えキャラはw


ウウム、ぱんつが見えているみたいではじかしひぢゃないかw


部屋は広い。温泉宿だから、ひとりでもこんな部屋だ。一番安いプランの「景色はナイ」
というやつ。空いてるんだから、海が見える部屋に入れてくれないかな~と淡い期待を
していたが、甘くなかった^^;1泊2食(バイキング形式だけど)で、京都の狭い
素泊まりビジネスホテルくらいの値段です。