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さきち・のひとり旅

旅行記、旅のフォト、つれづれなるままのらくがきなどを掲載します。 古今東西どこへでも、さきち・の気ままなぶらり旅。

鞍馬山を散策する

2020年03月15日 | 関西シリーズ


さてさて、鞍馬山の散策スタート。鞍馬駅前には「鞍馬天狗」ですなぁ。


駅前には古い商店。すごく田舎っぽく見えますが、京都から電車で30分なんです。


電車から降りた10人あまりがゾロゾロと歩いて行きます。私は灰皿を見つけたので
一服して少々後ろに。こんな静かな山の中、あまり団体では歩きたくないですよねー。
でも本数の少ない電車が着いたら必ず団体になってしまうわけです。


これからしばらくは登山だ。


右下が入り口。正面に「九十九折(つづらおり」)というくねくね山道を歩いて登っても
いいのですが、右に真っすぐ上に上がる道があるでしょ?それがケーブルカー^^;
体力温存のために、そちらを利用させて頂きました。


電車から降りた全員が乗った模様です。


災害じゃないよね?これは管理上こういうふうにしたのか?


楽ちんで多宝塔へ到着。


何が書いてあるかわからない。まるで「2001年宇宙の旅」の石板みたい。あれももう
20年前が「しばらく先の未来」になってしまったのだなあ~。


ケーブルカーを降りてから、徒歩で登る本道(?)へ行くのに、登りでない道が
整備されています。ケーブルカーを降りたときも団体になってしまうので、少し
遅れて歩く。まわりにだ~れもいないのに、知らない同士がかたまりになって歩く
のって、なんか居心地が悪いじゃねーか。


山道を歩くと、少し神聖な場所に来たのだな、という気がしてくる。「浄域」だそう
ですから^^; なにせ「古神道」、「密教」、「浄土教」、「修験道」などが
一緒くたになった聖域だそうです。邪念、欲、酒に汚れ切ったマイマインドはここで
少しはきれいになるのであろうか。ならないと思う


いよいよ本殿は近い。ケーブルカーで楽をしたとはいえ、酒・タバコで高濃度汚染
されている私はヒーフーw


冬の京都は底冷えがすると言われており、むかし市内でも「ものすごく寒いなー」と
思ったことがあるのですが、真冬の時期にこんな山の上まで来てもあまり寒くない。
そういう気候になってしまったのかな。


奈良から京都へ

2020年03月14日 | 関西シリーズ


さてこの日は京都へ向かう日なのですが、午前中は奈良公園にある博物館の仏像館を
見ることにしました。奈良公園にはいつも中国人と韓国人がうじゃうじゃ。みなさん
鹿せんべいをやっています。コロナのおかげで旅行客が激減しているというが、
それでも日本人よりは多いぞ。やつらはまず仏像館には入らない。

そぉ~だ、夜にレストランや居酒屋には来ないで、多くのみなさんはコンビニで
買い物をしています。マスクを両手に抱えるほど買っていたりもしましたが、だいたいは
食料を買っている。そぉおお~だ、俺もむかしヨーロッパに行ったとき、物価が高い
もんだから、スーパーでまずくて安いサンドイッチなんかを買ってホテルで食って
いたっけ。不明朗会計の居酒屋なんて、日本人の若者だって慣れるまでは敬遠する
ものだからなあ。


さすがに博物館に並んでいる仏像のクォリティは高い。たっぷり堪能。
しかし、ここにきて花粉症がひどく悪化。花waterがとめどなく流れ落ちてくる。
ほとんどさらっさらの水だよ。粘度がないので、「あっ!」と垂れ落ちる。なので
専用のハンカチを手に持っていなければならないほどだ。ひっきりなしw
そして薬師如来が見ているところで垂れるならいいんだが、ちょうど受付のお嬢さんの
前を通るときに「タラッ」と落ちてくるもんだから始末が悪い。うううw


一気に京都の鴨川であります。京都在住の素敵な女性とお食事の約束をしてあるの
です。なので居酒屋ではありません。このブログの主旨に反する方向に行ってしまう
ので、いいトコはカット!


というわけで、翌朝の京都駅であります。この日は鞍馬を放浪します。


やはり少し観光客が少ない感じだな。


鞍馬に行くには、叡山電車鞍馬線というローカル線に乗っていきます。京都駅とは
直結していないので、ちょっと不便だが、逆にそのほうが混まずによいか?


いろんな色の車両が入っていましたよ。


京都の街中を出発!


街はずれから出発するので、すぐに山が近づきます。


おおお、都会からすぐなのに、自然が豊かだぞ。


新宿から15分で奥多摩に着いてしまった、という感じか。


フウム、鞍馬・貴船はとってもいいところじゃのう。


出町柳駅から終点の鞍馬まで、たったの30分でこんな山の中。


10人くらいの人たちが電車を降りました。さて山登りだ。


奈良2日目の酒はグリルチェンバーに

2020年03月14日 | 関西シリーズ


夜の酒は、近鉄奈良駅近くの地下街にある「グリルチェンバー」。奈良のように
観光地でにぎやかなところ、外国人客が多いところでは、少し旅行客の動線から
離れたところで、地元民に愛される店を探さなければなりません^^


お燗を頼んだら、オォこういうずっしりした鉄器で出てきた。冷えなくていいぞ!
ちなみに私はいつも「熱燗」をお願いします。飲んでるうちに「ぬる燗」になるから
です。ぬるいのと常温の間ぐらいになってはいけません。しかしこれはしっかり
暖かいままでよかったなー。うちにもほしいなー。


この店は食堂っぽいメニューもありながら、居酒屋のようでバーのようでもあります。
店主は人当たりのいいおっちゃんのワンオペです。他の客も常連ぽい人たちで、
みなさんいろんなものを注文してまったりしています。こういうおやじオンリーな
ところも落ち着いていていい。


この店の名前がついた「チェンバーライス」というのがあるので、注文せねばと思った。
しかしなんだーこりゃー!大食い選手権だよ!!!片手じゃ無理の巨乳だよ!
こうなったら止まってはいけません。ひたすら大口を開けてスプーンの高速ピストン。
一息つこうものなら心が折れるぞ。スプーンを置くときは酒を飲むときだけ。酒は
食欲増進になるからなー。


ホメて。。。 少食の俺が、やりきりましたw ウププ。。。

おっちゃんが嬉しそうに皿を見るので、「こんなに多いとは、先に言ってほしかった」と
言うと、「いや~~せっかく旅行で来てくれたんだから、いつもより多めにサービス
したんですよォ~♪」と満面の笑み。今日は飲みに来たのではない、食いに来たのだなw


腹にぎっしり詰まった状態でフラフラと歩く。こういうときは、酒場ではなく
落ち着いたバーだな。つまみなし、飲むだけ!


この時期は苺のカクテルですね^^ こういうバーにはめずらしく、20代の地味な
青年が別々にふたり。どちらも理系の研究室にでもいそうな神経質系メガネ君たち。
しかもどちらもビールを飲んでいる。若いからカクテルとかウィスキーじゃないん
かな。というわけで、男3人バラバラに無言^^;


ここのマスターは若いけれどワイン通で、自慢の一品を用意しているというので
赤のグラスを聞いてみた。するとこの日は「シャトー・マルティナ」。メルロー主体の
ボルドーです。口に含むと、奥行きが深くてしっかりしたタンニンと樽香のニュアンス。
これは素晴らしい!いい店だったな~。


2軒はしごしたので、少々ふらつきながらホテルへ帰る。途中でこんな居酒屋の前に、
店員の若者が立って呼び込みをしている。もう遅いのになあ、と思って声をかけた。

 おう、青年! この寒いのにご苦労さま~!

するとその青年は走ってきて「すみませーん!」と俺に声をかけた。

 もう2軒も飲んだから、居酒屋には入らねーぞw

 いえ、そうではなくて、お知り合いかと思いまして。

 俺は東京モンだから、奈良には知り合い、いねーぞ?

 ええ、あちらのほうで。さきち・さんですよね?

 なぬっ!( ゚Д゚)…
 
その道(?)では有名人だもんだから、あちこちでこういうことがある私なのですw
しかし聞けば俺が飲みに出かける6時前に通過したときに気付いたとか。それから
こちら2軒飲んでもう10時過ぎ。ずっと立ってる仕事、大変だなあ~。ガンバレw


法華寺から白毫寺へ

2020年03月13日 | 関西シリーズ


秋篠寺をあとにして、ふたたびバスに乗って奈良駅方面へ戻ります。途中で平城宮跡を
通過。ここはいつも通るけれど降りたことはない。城址なんかと同じで、歴史を知って
いて思い入れの強い人でないとロマンを感じないんだろうなあ。

このあとでバスは航空自衛隊幹部候補生学校に寄る。制服を着た若いお嬢さんが門の
前に立っていました。あのコが自衛隊の幹部になるのかー。


バスは「法華寺」というバス停を通過。そこで衝動的に降りて、法華寺を見てから
次のバスに乗ることにした。ここも本数の少ないバスを利用するアクセスの悪い所。
せっかく目の前を通るんだから、十一面観音菩薩を拝んで行きませんとー。

微妙に体をくねらせ、異様に腕が長くて印象的な菩薩様。まるで体中から蓮が生えて
きているよう。本物は秘仏で見られませんが、御分身でも立派でありがたい。
拝めるのは一年のうちで何度か短い期間。タイミングが合わないとなぁ。。。


しかし拝観料はどこも700円ほどになっている。いくつか回るとあっという間に
千円札がなくなってゆく。ま~毎日きれいにお掃除をしてもらって、貴重な文化財の
保存のために協力しないとかー。


さてさて、バスに乗って近鉄奈良駅まで戻り、また違うバスに乗って高畑のほうまで
やってきました。バスの本数がとても少なく、時間を合わせるのに大変でしたが、
実はここは高畑の先、つまり昨日歩いてきた新薬師寺のすぐ先なのです。な~んだ、
徒歩3~40分ならバスに合わせずにどんどん歩いちゃえばよかったかー。


おお、廃屋のようだが、こんなところになら住んでみたいなあ。


さあて、街はずれの少し山の上にあります。


フーヒーいいながら、一歩一歩上がるたびに俗世間を離れて清められてゆくのだ^^


ようやくついたと思っても、まだ上りの階段はあるぞ^^;


うわー、これだけ上がったんだから、疲れるはずだ。でもこの景色は見る価値あり。


閻魔王をはじめ、いくつかの仏像を見物。途中でひとり入ってきて、熱心に見ていま
した。こんな人のいないお寺に来て仏像見物、きっと変わってる奴なんだろなーと
思いましたが、あちらも俺をそう思っているかもしれん、と思い至る。


早朝とか夕方とか、時間を変えて訪れるのもいいかもしれない。中央に見えている
のは興福寺の塔。


アップにするとこうです。奈良や京都の中心地には、コンクリートの建物を規制すれば
いいのにねェ。


裏手のほうに、石仏が並んでいます。このお寺は本堂よりも、むしろこちらのほうが
魅力的かもしれません。


こうやってお顔がよくわからないのもいいでしょ?


仏像って、大日如来のように目を半開きにして宇宙全体を貫くように見渡している
のや、薬師如来のように災禍を沈めてくれるもの、弥勒菩薩のように時空を超えて
慈愛に満ちた微笑みをたたえているもの、そしてこちらの石仏のように、こちらのこと
にはかかわらないようにすべてを悟ってご満足の様子を示しているようなものもあり
ますね。あ~どれもこれも素敵で仏像ラブな私なのです(^益^)w


薬師寺、そして秋篠寺へ

2020年03月12日 | 関西シリーズ


唐招提寺を見たあとは、お隣の薬師寺へ向かいました。こちらから行くと、薬師寺には
裏から入ることになります。だから薬師寺の正面から入って、その次に唐招提寺の
順番にしたかったのに、バスの都合でそうなってしまったのですw


東塔が素晴らしい。ちなみに西塔は昭和になって復興されたものだから、きれいで
あまり感動がありません。しかしなんか工事中w 「凍れる音楽」と呼ばれる塔も
横に工事車両がいてはなあ。

この後ろにある東院堂におられますのが、私が最も素晴らしいと思う像のひとつ、
「聖観世音菩薩」です。菩薩様を美術品を見るように評価するのもためらいますが、
ミケランジェロのような写実的な理想の完成美ではなく、彼岸の世界の精神的な
様式美が形となって現れるとこういう姿になるのかと思わされる。作者はどんな
人物だったのだろう?


金堂におられますのが、かの有名な薬師三尊。薬師如来が中央に座っており、その
両脇に日光菩薩、月光菩薩像が立っています。これも初めて見る人はその完璧さに
衝撃を受けるはず。私が特に好きなのが、この日光月光。少し体をくねらせて(?)
セクシー。もともと仏様に男も女もないはずなのですが、それでも中央の薬師如来は
男で、両側の日光月光は女を思わせる。やはり男中心。ブルゾンちえみはナイのね。

全然人のいないところを歩いていましたが、突然修学旅行の中学生の団体が到着。
小鳥の大群がやってきたようでうるさ~いw シープドックみたいなワンワン吠えてる
先生たちがうざ~いw しかたない、ここはそういうところですwww


さて戻ってきて近鉄奈良駅の近くで昼飯。王将で「スーツ姿の若い女性が餃子18個と
ビールのジョッキを注文し、待っている間に腕組をして目をつむっていた」という
目撃情報に「素敵!」「俺がおごるから一緒に食事してほしい」といったツイートが
殺到したというニュースがありました。俺もそんな人がいたらおごりたい♪


さてバスの一日券を勧めてくれた観光案内所の女性にふたたびアドバイスをもらいに
行きました。薬師寺を往復するだけで元を取れてしまうという一日券の裏を見ると、
左上に秋篠寺、右下に白毫寺という俺が行きたい所まで行けるではないですか。
そこでバスの時刻を聞いたのです。本数は少ないが、秋篠寺に行くには西大寺まで
電車を使い、白毫寺に行くには途中までバスで残りは歩くという方法で行けば両方
行けてしまいそう。というわけで、一日であっちこっちそっちというダイナミックな
計画がスタート。


というわけで、秋篠寺に到着。ここは実に閑静な雰囲気のお寺。


アプローチが自然豊かでいい感じなのです。デエトにもいいと思うよ♪ あ、デエト
だとこんなにあっちこっち移動しないほうがいいと思うけどw


ここも苔がきれいです。


心が洗われるようです。肝臓にもいいか?


ここにもいろいろと仏像が並んでいます。でも順番としては興福寺や薬師寺の
超一級品を見たあとでは比べてはいけません。そぉだ、先にこういう美しい庭や
清らかな雰囲気のお寺を回ったあとで、仏像が目当てのお寺に行くべきなんだな。


のんびり時間に追われることのないマイペースひとり旅ですが、人に合わせる必要が
ないので無駄な時間がないから、意外に早く「では次に」となるもんです。滞在時間は
わりと短いかも。