「竹」に続いて、百草園の裏の八幡神社に。樹齢何年だろう、堂々としいの木がたたずむ。ぐぐぐ、と力こぶを盛り上げ、とくとくと体内を流れる太い血管のような樹肌がたくましい。この木も最初は双葉から成長したんだ、と思うと、時の流れに気を失いそうになる。 . . . 本文を読む
秋盛りの昨年の京王百草園。心臓破りの坂道を、何度も休みながら登りきる。園内をひと通り巡ってから、裏手の八幡神社に。境内の隅から紅葉に染まる百草園を臨むと、青竹が一本、シュッと門番のように天を突いている。 . . . 本文を読む
広葉樹が落ちきる前に、白丸湖の周囲をぐるっとまわった。鳩ノ巣渓谷の隅から山道をえっちら登り、青く、水をたたえたダムの晩秋を味わう。画面手前から左にのびる、細い腕のような枝が、静かにいざなう午後。 . . . 本文を読む