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牛込・神楽坂 酒問屋 升本総本店の別館「涵清閣」 主人が語る

三世紀に亘り問屋を営む升本総本店の徒然を毎日更新!!商品情報からビアガーデン・試飲等イベント情報、酒文化経済・書評等々!

青竹の香り in バナナパインメロンリンゴのミックスジュース @日本酒GI「萩」の日本酒

2021-04-15 17:30:17 | 附属酒類経済研究所
                          

                           【公式HPはこちら↑】





以前触れた日本酒のGI認定「萩」ですが、パブコメを経て正式に決まったそうです。





日本酒GIについての考えは、評価すべき点課題と思う点の双方について何度か触れているので特に記しませんが、今回のGI「萩」の認定のニュースサイトを見て「あれ?」と思ったこと。

ニュースだからかもしれませんが、「審査会が行われて認定酒が決定」という取材になっています。

さらに言えば、映像的には「味見をして、選ばれている」感じなんです。





実際の日本酒GI、詳しくは知りませんが、基本は原料や製法に関しての枠組みで、味わいは悪く(まずく)無ければ良いと思っていたのですが、味わいにも、ある「的(まと)」があるのでしょうか?

それがあるとするなら、GI認定の際の「(1)酒類の特性について」だとは思うのですが、それってコレです。


萩の清酒は、総じて米由来のふくよかで上品な旨味と爽やかな酸味を主体とする、はつらつとした味わいに特徴がある。
 香りは芳醇なバナナ、メロン、ライチに加えて青竹、新緑のものを感じる事ができる。その中でも吟醸酒はさらにリンゴやパイナップル等の果物の爽やかな香りを感じる事ができる。
 余韻には一定の旨味が残るが酸味・苦み・アルコール感の切れの良さを有しているため、食事の邪魔にならず、続けて呑んでも呑み疲れしない酒質である。


ワーディング的な特徴としては、「はつらとした味わい」「青竹、新緑のものを感じる」でしょうか。

また、ちょっと聞きかじりのプロっぽく言うと、特に吟醸酒などでは「酢酸イソアミルはバナナやメロン」で、「カプロン酸エチルは、りんごや梨、パイナップル」などと言われますが、GI萩の日本酒はこれらが全部入ってます!!

バナナとメロンとライチとリンゴとパイナップルのミックス(ジュースか?)の中で「青竹、新緑」がわかるって、スゴいですね。





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日本酒の小容量ボトルは割高?

2021-04-13 15:08:05 | 附属酒類経済研究所
                          

                           【公式HPはこちら↑】





何日か前、業界紙で「コロナ下の家飲み需要に小容量の日本酒が」という記事を見たかと思うと、それに前後し、「小容量の瓶は割高感もあるので程よいサイズの500ml瓶を投入」という、似て非なる記事も出ていました。

以前も触れたかもしれませんが、日本酒の場合、よくあるラインナップは1,800ml-720ml-300mlと、半分よりちょっとずつ少なくなっていくんですよね。
ワインの場合、ハーフサイズは文字通り750mlの半分(375ml)、マグナムは倍の1,500mlという明朗会計?なのに比べ、凝ってますよね。

それもあり、価格的にはワインはハーフボトルはフルボトルの半分より高いですし、日本酒の場合、300mlは720mlの半分の価格だったりします。

いずれにせよ、小さい瓶は割高?という意識があるのは確かですが、実際どうなのでしょう?

そう思ってネットとか見てみました(最近は同じ銘柄で色々な容量があるというの、案外少ないです)。

ようやく見つかった、黒松白鹿・特別本醸造の例で、「1ml当たりの単価」を計算してみるとこんな感じでした。





なるほど、720ml(1.47円/ml)を基準に考えると、1,800mlはかなりお得
それに対し、500ml以下はちょっと割高。
ただ、180mlは、300mlや500mlよりむしろ(ちょっとですけど)割安になっているんですね。

ふーん、ということで、もう一例、あの「獺祭」の純米大吟醸の例を。





こちらも1,800mlが割安なのは同様ですが、720mlと300mlは同一単価(2.29円/ml)。
原価が同じはずはないので、これは明らかに「あえて同じにした」のでしょう。

こういうのも蔵元さんの考え方なのでしょうね。




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「白鷹」がついに売上日本一 なんと348億円!!!

2021-04-12 19:42:57 | 附属酒類経済研究所
                          

                           【公式HPはこちら↑】





「月桂冠と松竹梅(宝酒造)、清酒のみだと、どちらの方が売り上げが多かったかな?」、と検索してみたら、こんなタイトルの記事が見つかりました。






おすすめの日本酒│大手トップ5社


説明を見ると「売り上げが巨大な大手も良いお酒を造っている」という趣旨の記事らしい。
そうそう、この記事には数字が出ていそうですね、と読み進め、目次を見ると、、、、





1 大手メーカーは大衆酒だけではありません
2 ランキングトップ5のメーカーが醸す【こだわりの清酒】
2.1 第1位:白鷹株式会社
2.2 第2位:月桂冠株式会社
2.3 第3位:宝ホールディングス株式会社
2.4 第4位:大関株式会社
2.5 第5位:日本盛株式会社



なんと、第1位が白鷹になっています!!!
ご本家の白鹿さんを抑えての1位というか、そんなはず、ないですよね?

ただ、目次からジャンプすると、確かに第一位として白鷹株式会社が挙げられていますし、「大吟醸白鷹」も紹介されています(その次には極上白鷹も)。




説明も

第1位:白鷹株式会社
兵庫県西宮市に本社を置く1862年(文久2年)創業の老舗メーカーで、主力ブランドは「白鷹」の銘柄で知られています。2016年度の売上高は 34,808百万円でした。
白鷹株式会社が製造している、こだわりの日本酒を紹介します。


売上なんと348億円!!!ウチが売っている白鷹の100倍以上です!!


何かおかしい、と思って、よく見ると、説明文の下、大吟醸の紹介の上の部分に

HP: 白鶴酒造株式会社

とあります。

そうか、「白鶴」と間違えたのでしょうか。

ただ、白鶴のHPを紹介しているということは、筆者は白鶴のHPを見ているはずで、それでなぜ「大吟醸白鷹」を紹介するのかがよくわかりません。

一体、何が起こっているのか?とこの記事全体をみると、目次と「第1位:白鷹株式会社」の間に、

※ 売上高第1位は「白鷹株式会社」ではなく、「白鶴酒造株式会社」の間違えでした。現在ページを修正中です。間違えをご指摘いただいた うえ様 には感謝をいたします。


とありました。やはり白鶴との混同で、どなたかがちゃんと指摘もされているのですね。

ただ、実際のランキングの記事は直っていない、ということになります。
この記事も指摘コメントも2018年ですから、その後2年も放置、というのは、、、、
ちゃちゃっと直せば15分くらいでしょうから、さっさとやっちゃえば良いのに。。。。





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将来はなつかしガチャに? 街中で見かけなくなった「#酔っ払いなう」

2021-04-11 18:08:12 | 酒の道具など
                          

                           【公式HPはこちら↑】



東京では明日から「まん防(まん延防止等重点措置)」が適用されるということで、またもや夜の飲食が大幅に制限されることになりました。

酒問屋としては死活問題ですが、こうした夜の飲食の制限/自粛で見なくなったなぁ、と思うのが街中の「酔っ払い」です。


それと呼応してというか、タイミングが悪く、というか、良く通るガチャ売り場で、1年くらい前に新登場!という触れ込みでデビューしたのが、こちらのガチャ








「#酔っ払いなう」というシリーズで、街で見かける酔っ払い5種類のフィギュアがラインナップされています。













路上で寝てしまった人や、その上コーンをかぶってしまった人、ズボンをなくしてしまったサラリーマンや、バケツ?を手放せなくなってしまったOLさんなど。


そんな中で、これ、何?と思ったのはこちら。





ゾンビ状態に?と思ったのですが、冒頭の写真を見て改めて理解。

「電柱にハグ」しちゃっている人なんですね。


それはさておき、コロナ禍でこういう光景を見なくなると、コロナ後もこういう人が減って、こうしたガチャが「なつかしガチャ」になるのでしょうか。
廃番になっちゃう前に、買いに行ってみようかなぁ。




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発酵弁当探求の旅、お客様のお隣にありました。

2021-04-10 16:49:17 | 神楽坂とインテリジェントロビーの徒然
                          

                           【公式HPはこちら↑】




昨日、インテリジェントロビー・ルコの苦境打開を図る!、とぶち上げた「発酵弁当」

リサーチからは「発酵系のものが小分けで色々」というのが良さそうなのですが、「色々」というのがなかなか思いつきません。
お弁当など作ることがないし、そもそも料理ゴコロにも欠けているので、以来、街中でそれらしきお弁当をウオッチ

そんな中、先週あるお客様をお訪ねした際、そのお隣のお店でテイクアウトの弁当を出しているようで、なんと「発酵弁当」という貼り紙が!

14:00過ぎと遅かったせいもあり、実際には売り切れていましたが、貼り紙にはちゃんと中身も出ていました(ので、パチリとさせて頂きました)。







確かに発酵系のおかずが色々詰められています。
メイン的なものは「発酵唐揚げ」と「(お魚の)味噌漬け焼き」で、それに加え付け合わせてきなものが少々。

昨日ご紹介した亀戸升本さんのスーパーなマクロビオティック弁当に比べると数的に全然少ないですが、これでも十分魅力的

これならウチの厨房さんも十分対応できそうです。
厨房さんも悩んでいるとお聞きしたので、写真を送ってあげようっと。




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ヤン坊マー坊天気予報、ではなくて「まん防」で苦境のインテリジェントロビー・ルコ。「発酵弁当」で打開を図る。

2021-04-09 18:45:01 | 神楽坂とインテリジェントロビーの徒然
                          

                           【公式HPはこちら↑】



緊急事態宣言が明けたのもつかの間、来週にもヤン坊マー坊天気予報、ではなく、「まん防」が適用されるようです。

ウチ運営のインテリジェントロビー・ルコも要請に従い、再び20時までの時短営業。
3月になってちょっと上向きかけたのですが、またもや夜はほとんど期待できなくなります。

そうなるとランチですが、やはり減少しているものの、それをカバーしようと始めたお弁当はそこそこの評判
そんなお弁当、更なる展開を!ということで、会議でも「酒屋なので酒粕とか発酵系は?『発酵弁当とかいいじゃない』」という社長の思い付きアイディアなどが出されました。

「発酵弁当」、よさそうですが、実際にどんなものか、すぐにはイメージがわきません

まあ、お魚とかお肉の粕漬とかはすぐに思いつきますが、これがデデンと乗っかっているだけで「発酵弁当」と銘打つのもちょっと気が引けますよね。

そこで、意識高い系の女子群(20代から50代くらいまで)などに聞いてみると、「あるある」的にイメージを持っている人も多く、実際、「発酵デリ(というのが高島屋にあるんだそうだ)」を使っている、という人も。

「発酵系の体に良さげなものが小分けにして色々入っていると買いたくなる(買っている)」そうです。

実は発酵系に限らず「小分けにして色々が入っている」というのが、「自家製では作るのが面倒」ということで大事みたいですね。

それで思い出したのが、ちょっと前、亀戸の升本さんにご挨拶に行った際、「コロナ対応でオフィス向けのお弁当を始めたので食べていきなよ」と出していただいたお弁当。





その名も「マクロパーフェクト弁当」

発酵系よりさらに進んだともいえる、「マクロビオティック」のお弁当。
数を数えたら両手両足の指では足りなくなりそうなたくさんの種類のおかずが入っています。

これ、やはり人気らしい。
ここまで「色々ある」感じにするのはなかなか難しそうですけど、勉強して考えてみたいですね。





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雑味は旨味。オレンジワインは「低精米」「飯米」の日本酒である。

2021-04-08 17:45:45 | 附属酒類経済研究所
                          

                           【公式HPはこちら↑】





昨日の話題のオレンジワインですが、オレンジの色の由来は、果皮なども一緒にしている(スキンコンタクト)ことからくる色素と微細物質の濁りなど。
それが光の関係もあってオレンジ色に見えるんですよね。





そんなオレンジワインの味わいですが、一概には言えませんが、「すっきり」系の白ワインに比べ、スキンコンタクトの分、タンニンやスパイス感など複雑な感じになっています。

こんな味わい(確か)三越伊勢丹さんの刷り物には「よい意味での『雑味』があるので、ヴァン・ナチュールや、ビオワインがお好きな方には気に入ってもらえると思います」とありました。

「よい意味での雑味」というのは言い得て妙、ですね。
恐らく歴史的には果皮ごとワインを造り始めるオレンジワインが先で、そこから雑味がないような清涼なワインを造ろうというのが白ワインだと思うのですが、その「雑味」が再評価されているということですね。
(恐らく、技術の進歩で嫌な「雑味」ではなく、複雑な味わいになった、ということでしょう)


それで思い出したのが、日本酒の(一つの)ムーブメントである、お米をあまり削らない「低精米」や、酒米ではなく「飯米」を用いる日本酒造り

どちらも歴史的には古いのですが、そこからより「すっきり」とした香りの高い日本酒を目指し、「酒造好適米」を「高い精米歩合まで削る」というのが現在までの流れ。

「低精米」「飯米」の日本酒は、たんぱく質などが(削られずに)残るため、いわゆる雑味が出る感じなのですが、最近ではそれを「適度の雑味は旨味」というイメージで、特に食中酒としてこうした酒造りに取り組むケースが散見されます。

実際、先週もこうしたお酒を味わう機会があったのですが、見た目は透明ですが、「すっきりというより濁りのある味わい」で、「漬け物(その時は柴漬け)」とよく合いましたね。

技術の進歩で雑味が旨味、という訳で、オレンジワインと同じです。

洋の東西を問わず、歴史は繰り返す、ということなのでしょうか。



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オレンジワイン=自然派ワインではないけれど、、、、、大全集でした。

2021-04-07 19:59:26 | 酒のご紹介
                          

                           【公式HPはこちら↑】




昨日は、久々に行ったワインの展示会で、21品種のブドウのブレンド(混植・混醸)に驚いた、というお話でしたが、もう一つ、驚いたというより印象に残ったことがあります。

それは展示されているワインの説明の中に、「ビオロジック」とか「VEGAN]、「ビオディナミ」「サステナブル」などの表記があるものが、そこかしこにあります。

これら、人や場所によって定義が違うものもあるのでここでは個々に記しませんが、ざっくり言うと、「環境とかに配慮した」ワイン

「オーガニック」もその流れで、これは最近はそこそこ見かけますが、上で挙げたものは一般にそれより厳しい基準で、それが「そこかしこにある」というのは、SDGsが浸透してきた社会、という気もします。

さらに、こんなコーナーもありました。



(これは一部)


「オレンジワイン」のコーナーです。

白ブドウを赤ワインと同じ製法、ざっくり言うと果皮を取り除かずに一緒にしておく(スキン・コンタクト)ワインで、果皮からの色素等でオレンジ色になることからその名があるのですが、これが10数種類並んでいました。

あくまで製法なので、これとビオなど自然派ワインとは本来対応するものではないのですが、果皮を除くということが行われていなかった昔々の製法ということもあり、昔々⇒伝統的⇒自然コンシャス、ということで、自然派ワインと造り手がオーバーラップすることも少なくなく、今回もそのほとんどがビオロジック/ビオディナミのワインでした。

その意味で、ビオとかオレンジワインとか、意識高い系の人々を中心に段々浸透しているのがわかります。

しかし、普通はお店(レストラン、小売店)などでも「オレンジワイン」というと1種類しかなく選びようがないようですが、ここのラインナップのように10種類以上もあると、その中でいろいろ選べますね。
(写真のものなどは、それぞれブドウがゲヴルツトラミネールとジャケールだったでしょうか、全然味わいが違います)

いやぁ、大したもんです。




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#21種類のブドウを混ぜてみた! 日本酒に続き、ワインも「超ブレンド」の時代@マス・ド・ドマ・ガサック

2021-04-06 17:22:16 | 酒のご紹介
                          

                           【公式HPはこちら↑】




昨日は、「(県内などの)日本酒を全部混ぜてみた」というお話でしたが、今日はワインの話。


実は今日の午後、1年ぶり、いやそれよりもっと久しぶりに、ワインの展示会(試飲会)に行ってきました。
入れ替え制にして人数を制限したり、検温やアルコール消毒などの対策はありましたが、瓶ごとにマスクを外す「マスク試飲」ではないなど、試飲そのものは従前とあまり変わりがないのかな、という印象でした。





今日は時間も限られていたので、かなり絞り込んで味見していたのですが、思わず立ち止まってしまいました。



ラングドックのラフィットである。


ラフィット、、、、5大シャトーの筆頭とも言える「シャトー・ラフィットロートシルト」のことでしょうか。
これは味見をしないわけにはいきませんね、ということで味見。


でも、(ラフィットの味を分かっている訳ではないのですが)「これ、ラフィット????」


セパージュは、、、、なんと!21品種の混醸ということで、スタッフの人に聞いてみると、さすがに覚えておられないようで、「ウチのホームページにあるので」という話。その場で見せてもらいましたが、こんな感じ。

カベルネ・ソーヴィニヨン79%、メルロ7%、カベルネ・フラン6%、マルベック2%、ピノ・ノワール2%、バルベーラ、ネッビオーロ、ドルチェット、アルミーニュ、アルニー、バスタルド、サプラヴィー、チュカヴェリ、モンテプルチアーノ、アレニ・ノワール、チュカヴェージ、スゾン、ブランカレオ、カルネメール、アブリウ、プラヴァック・マリが4%のブレンド(ブレンド比率は年によって変動します)。
(この%は面積ということでした)

ちなみに、もう一つのポイントは主体となるカベルネはボルドーのトップクラスのシャトーで1930~1940年代に植樹された接木されていないカベルネを植えたということで、そこが「ラフィットである」という所以なのかもしれません。


Mas de Daumas Gassac(マス・ド・ドマ・ガサック)


しかし、21品種の混醸(混植でもあるようです)とはすごいですね(白ワインは23品種!)。
一体どんなブドウ畑の景色なのでしょうか。
ついでに言えば、ワイナリーの方々も、21品種の区別、ちゃんとつくのでしょうか?
(恐らくつくのでしょうね、それもスゴイ)

まさに、昨日同様、「#世界のブドウ、集めてみて混ぜてみた」です。


こんな出会いも、展示会ならでは。
ありがとうございました。




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#倉庫のお酒全部混ぜてみた。升本伝統のブレンド酒、じゃあなくて。

2021-04-05 18:33:35 | 酒の情報(酒エトセトラ)
                          

                           【公式HPはこちら↑】




コロナ禍で落ち込んでいる日本酒需要ですが、そんな中で目立っている取り組みの一つが「ブレンド」、です。

ウイスキーはもちとん、ワインでもアッサンブラージュ(ワインを醸造してから混ぜ合わせる)が重要な技術として位置づけられていますが、日本酒では例は少なく、イベントの時などで見るくらい。

そんな日本酒のブレンドですが、厳しい状況下で「一致団結頑張ろう!」ということで、昨年来、色々なブレンドが行われています。


どんな組み合わせが美味しいのか、考えてみようという王道的な取り組みもありますが、、、



(考えた結果、2蔵のブレンド)



ほとんどは「(仲間のを)全部混ぜてみた」というノリ、です。



(これは5種類)

そうなってくると、味はさておき、「取り組みの物語」とか「話題性」が大事になってきますが、例えば「クラウドファンディング」というもの一つのパターン。





これは終了(完売)となっていますね。このサイトでは、柳の下の何匹ものドジョウを狙って、継続的にブレンド酒が掲載されています。


で、もう一つのパターンが「県内のを全部」というもの。




富山県では全16蔵です。






これは滋賀県。県内33蔵のコラボ純米酒「ALL SHIGA 33蔵コラボ純米酒」と銘打たれていますが、33蔵となってくると、もうどんな味になるのか、訳が分からなくなりますが、お昼に見たネットニュースでは上には上がいました。





県酒造組合(麻生益直会長)は9日から、加盟する県内38蔵元の日本酒と麦焼酎をそれぞれブレンドした新商品を販売する。新型コロナウイルスの影響で落ち込んだ酒の消費回復が目的で、商品名は「#OITAの日本酒全部まぜてみた」と「#OITAの麦焼酎全部まぜてみた」。4日に九重町右田の八鹿酒造で仕込み作業があった。


38は新記録!!!と思ったのですが、記事をよく読むと、38というのは日本酒と麦焼酎の蔵を合わせての種類。大分には焼酎専業も5蔵はありそうですから、滋賀県の33蔵は超えられなさそうです。

次はどの県がこれを超えるのか、と思ったのですが、よく考えると、ウチにある日本酒を全部混ぜるとそれを超えられる気もしてきました。

商品名は、大分に倣って、「#升本 #倉庫の日本酒全部混ぜてみた」ですね。在庫一掃にやってみましょうか。
(あ、実際には免許の関係もあるので、簡単ではないです)





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向こうの人のワイン1年分は、1日1本だそうです。

2021-04-04 18:14:32 | 附属酒類経済研究所
                          

                           【公式HPはこちら↑】





業界というより、ネット上のネタとして話題になっているようですね。





こちら、カリフォルニアの銘醸地、ソノマにあるMURPHY GOODE(マーフィー・グード)ワイナリーのwebサイト。

トップページに出ている求人広告ムービーなのですが、話題になっているのは、上のスナップショットに出ている条件

・SIX-FIGURE ANNUAL SALARY
六桁の年収ということでしょうか。単位はドルでしょうから、最低でも100000ドル(10万ドル)、日本円に直すと1100万円くらいと、かなりの高収入です。

・A YEAR'S WORTH OF MURPHY-GOODE WINE
⇒自社のワイン一年分です。実際には30ケースということですが、ケース12本として360本!ほぼ一日1本です。やはりあちらの人はその位飲むということですね。


ちなみに、ニュースサイトに出ていた別の条件は、21歳以上などと共に、50ポンドの重さを持てること

これ、kg換算だと約23kg。ビールの大瓶1ケース(20本)と同じくらいです。

確かにビールのケース位持てないと、仕事にならなそうですね。
(でも、かなり重い)

さっき見たときもまだ出ていたのでエイプリル・フールではないと思うのですが、応募が殺到しそうですね。

どの位の倍率になるのでしょうか。




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戦時下の検閲ではないと思うのですが、、、、、各県の酒造好適米の保管支援

2021-04-02 19:54:13 | 酒の本棚(書評?)
                          

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検閲、ではないと思うのですが。。。。。。



(ピンぼけごめんなさい)


何日か前の業界紙に、今年の酒造好適米の販売(購入)量についての記事が出ていました。


要は新型コロナ禍で日本酒の需要が減り、蔵元さんの造りの量もそれに応じて減らすと蔵元さん(酒造組合)が購入する酒造好適米の量も減って、農家が困っちゃうというつながり。

行政などが保管経費を支援することで、ちょっと多めに購入(流通)させようという話なのですが、どうも県ごと(酒造組合ごと)に状況が異なるようで、「この県では」「あの県では」という話になっているようです。




ただ、それがデリケートな話題だからでしょうか、写真にもあるように、記事のレベルで「A県酒造組合では」「B県酒造組合は」「C県酒造組合は」など、具体的な県名がABCの伏字?になっています。


我々も蔵元さんからコロナ禍でのそんな話(無料保管とか)を聞くこともあるので、機密情報であるとは思えないのですが、なぜ?

もしかしたら、同じような情報源で、でも酒造組合には直接裏は取れないので、まあ伏字で書いておこうか、ということなのでしょうか。

でも、こうした新聞(業界紙)で伏字と言うのは、やっぱり違和感ありますよね。戦時中でもあるまいし

編集されている方はどう思っているのかなぁ。




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今日から新年度、会社のロゴ?も周年記念に変更したい、とか?

2021-04-01 17:59:02 | 神楽坂とインテリジェントロビーの徒然
                          

                           【公式HPはこちら↑】




今日から新年度。
それに併せてか、ウチの総務部長さんに聞いたのですが、実は今年は株式会社になって70周年という記念の年らしいです。

時代的に言うと、戦時中の酒類配給公団などの統制が解除され、個々の会社が復活し始める際に株式会社化した、ということでしょうか。

なんとなくピンと来ないし、社として何かやるわけでもないのかな、と思っていたら、なんと! 会社のロゴ?が変更されるそうです。


元よりウチは、飯田橋の神楽河岸・揚場河岸で荷揚げをしていた「揚場の升本」から始まっているわけですが、その後「揚場の升本」と分家筋が共同で「升本総本店」を設立した際、「揚場の升本」とは異なるロゴ(社紋?)にしたという話。




これが「揚場の升本」


ただ、その際、元のロゴを生かしたものも考えられていたそうで、それが発見?されたようです。




枡の上に「本」。確かに升本です。升が3Dになっていて、ちょっとイマ風でもある。

株式会社化70周年を節目に、トレースをし直した上で、こちらに変更ということなのですが、急に言われても、、、、、、、


いつから切り替えなのでしょう。結構周知には時間もかかりそうだし。
ま、明日4月2日になれば、また考えも変わるのかな?
VWもそうだったし。





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