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牛込・神楽坂 酒問屋 升本総本店の別館「涵清閣」 主人が語る

三世紀に亘り問屋を営む升本総本店の徒然を毎日更新!!商品情報からビアガーデン・試飲等イベント情報、酒文化経済・書評等々!

花には水を。酒には愛を。ビールにはAIですbyキリンビール。

2017-08-20 13:21:00 | 附属酒類経済研究所
                           
                           【公式HPはこちら↑】




変な人みたいだけど、滅茶苦茶歌がうまい、というか、歌声・曲を聴くだけで「あ、彼だ」と思うのが、


この人


安全地帯の玉置浩二
(写真はオフィシャルサイトから拝借いたしました。今年で30周年なんですね。おめでとうございます)

以前、彼がテレビ(のドラマの主題歌かな)で、「LOVEだねぇ!!」とか「愛だねぇ!!」とか連呼していましたが、そんな照れくさいことを堂々と言って歌っても様になるのが玉置浩二様の凄いところ。

でも、こちらは「愛」ではなくて「AI」のようです。


ふふふん


職人技 AIで代替
キリン、ビールの味・香り調整


キリンビールや味の素が食品生産に人工知能(AI)を導入する。繊細な香りや微生物を扱うため、熟練職人の技に頼ることが大きかった醸造や発酵の工程をAIで代替させる。新商品の開発期間短縮や若手を効率的に育成することが狙い。

キリンビールは三菱総合研究所と組み、ビール醸造にAIを導入。試験醸造する工程でつくりたい味や香り、色、アルコール度数などを決め、必要な原料や温度などのレシピを計算する。(後略)




一昨日の日経朝刊、それもかなりいい場所。

読んでみると、これまで開発段階で試行錯誤していたものを、20年分の試験データをふまえ、「こうしたら良いよ」と教えてくれるらしい。

なるほど。

こんなものを入れてこんなプロセスで作ると、こんな味になる」という過去データを解析し、それをもとにAIで予測する、というのは分からないのではないのですが、それには「こんな味になった」という味をちゃんと数値化するのが重要。


そんな定量化データが本当に20年前から残っているのかは若干疑問ですね。
また、なんてったって発酵プロセスは複雑怪奇です。AIが発酵プロセスの裏の裏まで読んで味に結びつける頭を持っているとは思えませんし、AIを操るコンサルさんが発酵に関する知見をもっているわけはないし、ちょっと眉唾モノですね。

そしてそもそも、売り上げ2兆円、利益1,400億円のキリンさんが、AIを持ち込んでまで醸造開発の合理化を図る必要があるのかどうか、、、というより、既に似たようなことは現場では行っている気もします。
獺祭さんの新工場の数値化・見える化&コンピュータ管理も、ある意味AI的だし。。。

それもふまえた上で、AI使っているんだよ、というアドバルーンなのか、「マスメディアに受けますよ」とコンサルさんにそそのかされたのか、、、、、、

ウチの会社のAI研究室なら、たぶん1/2くらいのコストで倍速の仕事をしてあげるのになぁ、、、でも、ウチはサッポロさんの特約なので、そちらに協力しましょう。


LOVEだねぇ、だねぇ、AIですよ、総本店。




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