牛込・神楽坂 酒問屋 升本総本店の別館「涵清閣」 主人が語る

三世紀に亘り問屋を営む升本総本店の徒然を毎日更新!!商品情報からビアガーデン・試飲等イベント情報、酒文化経済・書評等々!

出荷側?販売側?消費側? 日本のワイン消費は減っている?

2017-08-24 12:55:03 | 附属酒類経済研究所
                           
                           【公式HPはこちら↑】




タイトルだけ見ると、良く分からなかった。



ワイン国内出荷、9年ぶり減

チリ産、人気が一服



ちょっと前の日経記事。


甲州ワインとか頑張っているけど、国産のワイン全体では伸び悩んでいるのかなぁ、と思いました。

そして輸入ワインではチリ産ワインが頭打ち、なのかと。


ちなみに記事は


こちら


ワイン大手メルシャンがまとめた調査によると、国産と輸入を合わせた2016年の国内ワイン出荷量が9年ぶりに減った。
低価格のチリ産ワインの普及を追い風にブームが続いてきたが、価格競争の激化で質が低下し消費者が離れたとの指摘もある。
飲料業界は欧州連合(EU)との経済連携協定(EPA)で関税が即時撤廃される欧州産に期待をかける。(後略)




なるほど、「国内」というのは、インポーターさんからの輸入ワインの国内出荷と、国内メーカーからの国内出荷とを合わせたものなんですね。
(観光客などが国内で買って海外に持ち出すごく一部を除くと、ほぼ国内消費量に相当します、ね)


そう思って記事を読むと確かにそうですし、グラフなどもそれを示しているのですが、自分的には「国産ワインの話」と「チリワインの話」が独立の話だと思っていました。

せめて「国産ワインは堅調だが、チリ産ワインの伸び悩みで国内出荷の総量は減少」としてくれればよいのに。
(でも、タイトルとしては長すぎるので、、、、、しょうがないのかなぁ)


それはそれとして、このように「日本でワインがどのくらい飲まれているか」的なことを見る場合、上記のような大元(メーカーやインポーター)での統計(これを①としましょう)に加え、②酒販店や飲食店などでの販売量など流通サイドでの統計、そして③消費者側の統計、などがあります。

ただ、②については、酒販店さん⇒飲食店への販売がダブルカウントになるけどそれを整理する方法が難しいし、③は家庭での消費と飲食店での消費などもある中で、「飲食店での支払いのうち(例えば)ワインの値段」を切り出して調査するのは難しいし、で結局①になってしまうようです。

ただ、①の最上流の統計では「最終消費がどんな人がどんな時に」ということなどわからないので、消費トレンドなどを見ることができません。

消費側の統計、何とかならないモノなのでしょうか。

(都会などでは)POSシステムもどんどん導入されていますし、うまい方法があるような気もするのですが、、、、、。

世の中では「統計改革」が言われているようですが、アベノミクスの効果を高く出す(GDPを大きくする)だけでなく、この辺りにも注目して欲しい、ですね。
(金はないけど、知恵は出しますよ。汗もかきますし)



★★お酒に関する諸事万端のご相談を承っております(商品企画/情報提供/寄稿等)★★

★★★★酒・ブログランキングにエントリーしています★★★★
応援何卒よろしくお願い致します

応援のクリックを↑↑↑↑↑

【アルバイト・契約社員募集中!】
(1)飲食部門(フロアスタッフ兼新規開店企画)
(2)酒類営業部門(倉庫管理兼営業企画)
(3)酒類営業部門(通販管理)
日時・時間はご相談。正社員登用もあり。男女問いません。詳細は当社HPまで。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« その他大勢にされた日本酒。H... | トップ | 「10都県」ってご存知ですか... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

附属酒類経済研究所」カテゴリの最新記事