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タイトルだけ見ると、良く分からなかった。
ワイン国内出荷、9年ぶり減
チリ産、人気が一服
ちょっと前の日経記事。
甲州ワインとか頑張っているけど、国産のワイン全体では伸び悩んでいるのかなぁ、と思いました。
そして輸入ワインではチリ産ワインが頭打ち、なのかと。
ちなみに記事は
こちら
ワイン大手メルシャンがまとめた調査によると、国産と輸入を合わせた2016年の国内ワイン出荷量が9年ぶりに減った。
低価格のチリ産ワインの普及を追い風にブームが続いてきたが、価格競争の激化で質が低下し消費者が離れたとの指摘もある。
飲料業界は欧州連合(EU)との経済連携協定(EPA)で関税が即時撤廃される欧州産に期待をかける。(後略)
なるほど、「国内」というのは、インポーターさんからの輸入ワインの国内出荷と、国内メーカーからの国内出荷とを合わせたものなんですね。
(観光客などが国内で買って海外に持ち出すごく一部を除くと、ほぼ国内消費量に相当します、ね)
そう思って記事を読むと確かにそうですし、グラフなどもそれを示しているのですが、自分的には「国産ワインの話」と「チリワインの話」が独立の話だと思っていました。
せめて「国産ワインは堅調だが、チリ産ワインの伸び悩みで国内出荷の総量は減少」としてくれればよいのに。
(でも、タイトルとしては長すぎるので、、、、、しょうがないのかなぁ)
それはそれとして、このように「日本でワインがどのくらい飲まれているか」的なことを見る場合、上記のような大元(メーカーやインポーター)での統計(これを①としましょう)に加え、②酒販店や飲食店などでの販売量など流通サイドでの統計、そして③消費者側の統計、などがあります。
ただ、②については、酒販店さん⇒飲食店への販売がダブルカウントになるけどそれを整理する方法が難しいし、③は家庭での消費と飲食店での消費などもある中で、「飲食店での支払いのうち(例えば)ワインの値段」を切り出して調査するのは難しいし、で結局①になってしまうようです。
ただ、①の最上流の統計では「最終消費がどんな人がどんな時に」ということなどわからないので、消費トレンドなどを見ることができません。
消費側の統計、何とかならないモノなのでしょうか。
(都会などでは)POSシステムもどんどん導入されていますし、うまい方法があるような気もするのですが、、、、、。
世の中では「統計改革」が言われているようですが、アベノミクスの効果を高く出す(GDPを大きくする)だけでなく、この辺りにも注目して欲しい、ですね。
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