昨年来、「日本の森林が中国資本に買われている」などと騒がれている半面、実のところはそんなでもないという指摘も少なからずありますが、こちらは、本当のようです。
こちらの記事
Wealthy Chinese feast on HK luxury goods
中国の富裕層が香港の高級品を物色!
特約の日経でも今朝、報じられていましたが、タイトル通りの内容で、中国の富裕層が高級品を求め、香港などのゲートウェイで豪快な買いっぷりを示しているというもの。
冒頭では、Mr Wongの談話として、昨年、彼のお店でスーパーカー「ランボルギーニ」が65台も売れ、今年はもっとイケる!と意気込みが語られています。
(中年世代には「サーキットの狼」の印象が強いですね)
スーパーカーに限らず、その購買意欲は大変なようで、この記事では、luxury cars(高級車)以外の例として、
expensive apartments to fine art and fine wine.
と、高級マンション(expensive apartments)、美術品(fine art)に並び、高級ワイン(fine wine)も挙げられています。
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中国の富裕層がワイン、というのは、よく耳にしますが、FTの記事らしく、ちゃんと数字の裏づけも出ていました。
Sotheby’s Hong Kong wine sales totalled US$52.5m last year, up from US$14.3m in 2009 and accounting for 59 per cent of the wine sold by the auction house worldwide, surpassing its sales in New York and London put together.
何と、あのサザビーのオークションの香港での売り上げ額は2009年の1,430$から5,250$と3倍の伸び!
そしてこの香港での数字は、サザビーの世界での売り上げの59%を占め、、これはニューヨークとロンドンの数字を足したものよりも大きい、そうです。
香港 > ニューヨーク+ロンドン
(日本、全然言及されていませんね)
Andrew Lloyd Webber, the British composer and theatre director, will be selling part of his collection of Bordeaux and Burgundy wines, valued at between US$2.8m and US$4.1m through the auction house in Hong Kong on January 22.
確かにこれなら香港で売りたくなりますよね。
(しかし、410万ドル=3億5千万円分のワインって、いったいこのAndrew Lloyd Webberさんって誰?、、、、)
ただ、これが本当の意味での需要かというと、マンションも「many of whom left their flats unoccupied」と、空室のまま賃料の高止まりを招いているなど、「金余り」的な需要のようです。
とは言え相手はデカイので、売る立場としては「どんどん買って!」ですが、飲む立場から言うと、「日本人の分もとっておいて欲しいなぁ」という気もします。
うーん、難しい!
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