牛込・神楽坂 酒問屋 升本総本店の別館「涵清閣」 主人が語る

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日経焼酎ランキングよりもこれ!! 発表!バリューボルドー(Value Bordeaux) 2008

2008-04-09 10:53:53 | 酒の催事等ご案内(自社物件も違うのも)
弊社ホームページへの検索キーワードや、お問い合わせのポピュラーなものとして、タイトルに掲げた日経焼酎ランキングなどが挙げられます。メディアの力が大きいこと、改めて感じます。

ただ、問屋としては、必ずしも釈然としないものが残るのも事実。
と、いうのも、例えば日経のランキングを例にとると、ちゃんと選定基準も公表しており、その意味では公明正大なのですが、実際に基準を見てみると、「飲みたいと思う銘柄を挙げてもらって集計」という、味わいというより(頭の中の銘柄イメージも含めた)主観が入りまくり、なんです。

ですから、プレミア焼酎や、蔵元直接流通で有名な日本酒銘柄などがずらりとランク・イン。ますますプレミア度に磨きがかかる、というもの。

まあ、こうしたお酒がおいしいのは確かなのですが、他にもおいしいお酒も山ほどあるし、「味わい」を虚心坦懐に評価するものは少ないというのが素直な印象です。
いわゆる「鑑評会」はそれにあたりますが、それ専用の仕込がされていたり、評価が結構細かい(細かいポイント制)かったり、結果が公表されていなかったり、一長一短。
(下は薄くて読み難いけど、焼酎の鑑評会の評点シートです)


そんな中、注目している企画が、タイトルのバリューボルドー2008です。
これは、フランスのフランス食品振興会(SOPEXA)・ボルドーワイン委員会(C.I.V.B.)が、ボルドーワインの多様性やコスト・パフォーマンスの高さをアピールするため、行っているキャンペーン。世界主要市場にて’Bordeaux abordables(手頃な価格帯のボルドーワイン)’として展開されています。



わが国での<バリューボルドー2008>は、赤は2001年以降、白は2004~06年のヴィンテージ、価格帯は1,000~3,500円で、現在国内で流通している全商品を対象とし、インポーター各社により提供された合計約600本を日本のワイン界を代表する10名のブラインドテイスティングにより採点、合計点数の高い上位のワイン100を選出したもの(100本の中での順位はありません)。

2007年と2008年のリストを見比べると、銘柄の入れ替えがあったり、選出されているワインのインポーター栄枯盛衰があったり、「本当に業者の思惑抜きでやっている」と感じさせます。

弊社でもこれをネタに販促資料を作成してみました。


なぜ、焼酎や日本酒でこういうことができないのか?
たまに、酒屋さんとかの主催で(こじんまりとした)ブラインドテイスティングはあるようですが、メディアに大きく出るようなものは本当に少ないですね。
やはり和を以って尊しとする日本だからでしょうか。ちょっと劣等感。


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牛込・神楽坂 酒類卸 升本総本店
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コメント (5)
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