牛込・神楽坂 酒問屋 升本総本店の別館「涵清閣」 主人が語る

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記憶がなくなるまで飲んでも、なぜ家にたどり着けるのか?

2008-04-03 10:31:52 | 酒の本棚(書評?)
東京では早くに満開となった桜ですが、花冷えの陽気のおかげで長持ちしています。
昨夜も千鳥ヶ淵の人出は大変なものでした。



ちなみに、千鳥ヶ淵はどちらかと言うと「行列しながら桜を眺める」スタイルで、「花見で宴会」はお隣の靖国神社のほうで、ここは露店やテーブルも出て、飲めや歌えやの大宴会。


大宴会も良いですが、皆さん、無事に家までたどり着けましたか?

そう言えば、
昨日ご紹介したR25にも、そんなネタの記事が出ていました。

出所は、、、

川島隆太・泰羅雅登(2007):記憶がなくなるまで飲んでも、なぜ家にたどり着けるのか、ダイヤモンド社、198p.



(ただ、厳密に言うと、この本のタイトルをネタにしただけで、おそらく中身は読んでいないのでは、という感じ。見方を変えれば、まさにアイキャッチーな秀逸なタイトルです)

著者の一人、川島隆太センセイはあの「脳トレ」で有名な方ですが、「飲めない」センセイとのこと。「底なし」の泰羅センセイとの共著。

それぞれのセンセイが共同研究も含め研究成果を説明した本文と、「飲める」「飲めない」それぞれの代表としての対談とが織り交ぜられています。

本文は結構まじめ。
例えばタイトルの質問に対しては、脳内には「ナビゲーションニューロン」というものが存在し、記憶が作れないほど酔っ払っていても、風景等から指示を出せることが判明したとか、酒を飲むと脳が萎縮し、それは連続飲用でも度数でもなく(生涯の)飲酒の量のみに関係するとか、興味深かったり怖かったり。

面白い実験結果もあります。

飲酒前と飲酒後で、簡単な図形テストを行った結果、正答率は飲酒前と後では変わらず、差が出たのは回答の速さで、飲酒後の方がなんと速く、また、MRIをかけたところ脳の活動領域が拡がったという結果!!

ただ、これに対しては「飲める」センセイは「脳が活性化し情報処理能力が高まった」と解釈していますが、「飲めない」センセイは「脳の能力が落ちたので領域が拡がったもので、スピードは適当に言っている可能性大」と正面衝突です。

まあ、変に紹介するより、実際に手にとられるのが一番!!

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