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中札内村「札内川園地」を訪ねて

2010年06月11日 | 暮らしの情報・見学
 

 生まれも育ちも十勝の人は 案外地元のことを知らなく、移住して来た人に十勝の良さを教えられることが多いのではと思います。
 今回はその中の一つ日高山脈のふもと「ピョウタンの滝」がある「中札内園地」付近を紹介します。
 四季の変化が大きい十勝の風景、同じ場所に立っても 季節毎に違った表情を見せてくれます。
 
 十数年前に一度訪れたことがあるのですが 中札内市街からは 曲がりくねった細い砂利道で車でも相当な時間が掛かり「遠かった」と言う記憶があるのですが、今回向かってみて 道中のあまりの変わり様、遠いと思っていたピョウタンの滝まで 中札内から車で20分(20キロ)道路も整備されて快適なドライブとなりました。

札内川の水を集めて10メートル下の滝つぼに豪快に流れ落ちる景色は圧巻 雄大な自然を求めて多くの観光客やカメラマンに人気のスポットです。
滝の水しぶきや豊富な自然林から発生されるマイナスイオンがあふれ癒し効果抜群、暖かい日だったので水しぶきが心地良くこれから夏に向けては 避暑地として別世界を感じそうです。( → クリックして下さい)


<キャンプ場付近> 5月初め まだ雪がありました。
       <バンガロー>                   <ツリーハウス>
          < 吊り橋 >              ↑ 休日で親子で釣りを楽しんでいました。
  日高山脈から流れるこの札内川は平成3年から8回 「清流日本一」に選ばれました。
  7月と9月には大自然の中で楽しむイベントとして この地でやまべ放流祭があります。

 <← 日高山脈山岳センター>
 日高山脈の様々な情報が分かりやすく展示、またかつての痛ましい雪崩や、ヒグマによる死亡事故などの遺留品も展示してあり自然界の恐ろしさ 厳しさを改めて知らされました。

 この建物の中には中札内の食材を使った料理を提供しているキッチンカフェがあります。
 またここには昨年 中札内村で閉館になった「広瀬ニット館」に展示されていたニットデザイナーの広瀬光治さんの作品が今年度から常設展示されています。


           <→ 札内川ダム> 6月初め 若葉茂る季節です。
 ピョウタンの滝から札内川ダムに通じる道路は雪崩 崖崩れのため例年より遅れ、5月31日に一般開放となりました。
この道路は「幻の静内中札内線」とも云うべき道路で静内への途中で無くなります。
札内川ダム管理施設を見学しましたが ちょうどダム放流中で 豪快な景色を間近に見ることが出来ました。
常に放流している訳ではなく 大雨や雪解けでダムの水位が上がると自動的に放流される仕組みになっているとのこと。
雪解けの時期 山からの流れ落ちる大量の水で5月に入ってからずうっと放流が続いています。
6月10日現在、山の上にはまだ雪が残っておりますがそろそろ水位が下がりあと2,3日でダムの放流は止まるそうです。
放流中の光景はこれからは相当な雨量の時だけであまり見ることが出来ません。
ですが放流は止まりますが 完全に川の流れが止まるわけではなく 川の中の生物 清流を保つため僅かですが流れを維持しています。


 ← コイカクシュサツナイ岳登山への入り口付近の水たまりで 「エゾサンショウウオ」の卵を見つけました。
  蛙の卵に似ていますがあまりに大きくてびっくりしました。
  寒天のような卵のうは大きくコイルのように巻いていて大きさは1個直径2センチ位ありそうでした。
  (クリックして下さい)


 < ← これより先通行止め> 
 道々静内中札内線は札内川ダムより 6キロ程のところで工事中断の為通行止。
 この先の工事が進んでいたら サクラのシーズン静内に容易に行くことが出来たのに 北海道の予算がなく工事は打ち切られ残念です。
 それにしても ピョウタンの滝から工事中断地点までわずか10キロの間にトンネル8 覆道10が作られたことを思うと このまま工事が進まないとしたらあまりにも 税金のムダ使いではと思います。 



  夏には涼しさを求めて 秋には紅葉の山々の景色を楽しみにまた是非訪れたいと思っています。

                                   

  

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