『スピナーズファームタナカ』は、1994年春にオープンした「めん羊牧場」で、池田町の十勝平野を見下ろす清見ヶ丘にあります。
池田大橋を渡り、根室本線の踏切を越えて直進すると、左側に看板が立っています。
古い牛舎を改造した建物で、売店では、各種羊毛製品が販売されていますし、別棟の二階工房内では羊毛の販売、羊毛に関する体験教室や各種イベントなどを開催しています。
羊の飼育は、8千年~1万年前に中央アジア、西アジアの高原に住んでいた野性獣を飼い始めたのが始まりで、特性として自然条件になじみやすく、高原に住む羊、温暖な地方に住む羊はそれぞれ自然条件にあった体型に進化してきたと言われます。
スピナーズファームタナカでは、羊を年中放牧したままで、チェビオット、ジャコブ、ボンドコリデール、マンクスロフタン、シェットランド、コリデール、メリノ、ハードウィック、ボーダーレスター等多くの種類が飼育されています。
すべて羊毛を採るためで、肉用の飼育はしていません。
古い牛舎を改造した二階に工房があり、体験教室や各種イベントなどが開催されています。
工房には、刈り取られた羊毛が1頭ごとに丸めて置かれています。羊のオーナー制度があり、毎年応募したオーナーには刈り取った毛を1頭丸ごと送ることになっています。
また、毛糸にして染色してもらうこともできるようです。
羊は自然条件になじみやすく、どんな暑さや寒さにも耐えて生きて行くことができる。身体全体が長く伸びた羊毛に覆われ、皮下脂肪も多くて外気温の変動から守られていると言うことです。
見学の最後に、毛糸紬の実演を見ながら、子供の頃飼っていた羊から刈り取った羊毛を糸に紡ぐ手伝いをしたことが懐かしく思い出されました。
詳しくはこちらからスピナーズファームタナカ