ソムタム学級通信 ★さちえのタイ生活★

2010年6月より青年海外協力隊、養護隊員としてタイへ。バンコクより北へ450キロ東北部のコンケンで日々試行錯誤の記録。

サラ

2012年02月24日 06時56分43秒 | グルメ

タイの果物シリーズ 18


    สละ サラ 

      


サラ(サラクヤシ)

なんじゃこれは?? と目を疑うような奇妙ないでたち。
とても果物とは思えない、イガイガ爆弾か エイリアンのような不気味さ。

皮は、ヘビの皮のようなザラザラとした感じで
小さな棘がたくさん。
手ですぐにぱりぱりとむくことができ、
中には少し黄色ががった白い果実がある。
少しぱさついていて「ジューシー!」という感じではない。
      


甘酸っぱくて、苦いような不思議な味。
東北でたくさんとれる果物らしい。
タイ人はこの果物が好きで、値段は1キロ30~40バーツ(90円から120円程度)
ちょっとお高めのフルーツ。


アメージングタイランド、果物王国タイランド。
こんなエイリアンのような存在感のある果物が果物屋に並ぶのだから。






  過去ブログ  
 タイの果物シリーズ 1 「トゥリアン アロイ」  「はまるドリアン」
              2 「カヌン ジャックフルーツ」
              3 「マンゴー」
              4 「マンゴスチン」
              5 「ランブータン」
              6 「ドラゴンフルーツ」
              7 「ライチ」
              8 「ノーイナー」
              9 「ロンゴーン」
              10 「マカム」
              11 「ソムオー」
              12 「バナナ」
              13 「パッションフルーツ」
              14 「ココナッツ」
              15 「みかん」
              16 「ラムヤイ」
              17 「ラムッ」





    2011/8/29ブログ  「フルーツピラミッド」
    2011/9/28ブログ  「フルーツ屋台」


ラムッ  

2012年02月13日 06時15分19秒 | グルメ
タイの果物シリーズ 17

    ละมุด ラムッ 

     



「サポジラ」という名でも知られるこの茶色のラグビーボール型の果物。
大きさは卵より一回り大きいくらい。
皮はざらついて、なんとなくキウイにも似た外見。
ミカンと同じ時期、乾季のフルーツ。


実の色・種の色かたちは柿と似ている。 
    




皮をむいて縦半分と横半分に切ってみるとこんな感じ。


すごく甘くて、少しざらついた舌触りはノーイナーにも似ている。 
    


ラムッの木の樹皮を傷つけて得られる液、
それを煮つめたものをチクルといい、
チューインガムの基剤として使われるのだそうだ。
だから、ラムッの木は「チューインガムの木」とも呼ばれる。


このラムッ。
そのまま食べても美味しいけれど、お店でシェーキに作ってもらうのがとんでもなくおいしい。
ラムッのシェーキは知らないとなかなか頼まないだろうけれど、
これは私のタイ生活の大ヒットシェーキ!
ラムッがないときには、果物屋台で買ってきて、
「これで作って!」とシェーキ屋台に注文するもヨシ。
    



果物天国タイ。
まだまだ 口にしたことのない果物があるんだから、この国はすごいったらない。




  過去ブログ  
 タイの果物シリーズ 1 「トゥリアン アロイ」  「はまるドリアン」
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ラムヤイ

2012年02月04日 17時18分04秒 | グルメ


タイの果物シリーズ 16


    ลำไย ラムヤイ 

    



ラムヤイ。竜眼(ロンガン)。
ロンゴーンと見た目も名前も似ているが別の果物。
ロンゴーンはグレープフルーツのような味だが、(→過去ブログ 「ロンゴーン」
ラムヤイ(ロンガン)は甘みが強く、ライチにも似ている。
       



原産地は中国だが、山岳民族など民族の移動によってインドシナ半島へ持ち込まれたという。
現在は、タイが最大の輸出国。

中には半透明の白い果肉があって、ジューッと知るが飛び散るほどジューシー。
甘くて、けれど、どれだけ食べても飽きない味。
私は果物の中で、ドリアンとラムヤイが一番好き。
甘くて飽きのこないライチのような果物、ラムヤイ好きな人は多い。
     


「竜眼」と書くだけあって、龍の眼に見えるだろうか。
中国人は特に龍特別な思い入れがある。
ラムヤイには薬効や霊効があるとされ、眼精疲労、解毒作用、物忘れ防止など
あらゆる万能薬とされてきた。
それらから、この果物の果肉や種を龍眼に見立てたのかもしれない。

ラムヤイのジュースは体にいいとされて、よく屋台でも売られている。

4月~6月頃が旬のラムヤイ。
早いラムヤイがそろそろ出てきたころで、1キロ20~40バーツ程度。(120円)
山のように積まれて売られていたり、新鮮なものは枝葉がついて売られていたり。
   


日本では食べられない、おいしいおいしいラムヤイ。
時期限定のおいしいラムヤイを、この季節ならばぜひ召し上がれ。



  過去ブログ  
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              8 「ノーイナー」
              9 「ロンゴーン」
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イープン(日本)と名のつく タイのクレープ

2012年01月22日 13時56分21秒 | グルメ

   เครป ญี่ปุ่น クレープ・イープン

     
       

タイ風クレープはローティ。インド系のクレープ。(→ 過去ブログ 「ローティ」
もう一つ、クレープ・イープンというのがある。
「イープン」とは「日本」という意味。
だから、「クレープ・イープン」は、「日本風クレープ」ということになる。

まあ、確かにローティと違って、日本で見かけるクレープにそっくり。
だけど、クレープってそもそも日本のお菓子なんだろうか。

「ナム・タオフー・イープン」というのもあって、
「ナム・タオフー」は「豆乳」、「イープン」が「日本」だから、
「日本の豆乳」ってことになるけど、それ、日本の豆乳じゃないみたいだけど・・・
と思うものもあった。
タイ人に人気で行列ができる店だった。 (→ 過去ブログ 「行列のできる店 in チェンマイ」


私の部屋にある机。 これはโต๊ะญี่ปุ่น  「ト・イープン」
「日本の机」という。
そうなのか???
     


とこんな感じで、
タイでは「イープン」(日本)がつく、
けれども、ん??とひっかかるものがよくある。



さて、このクレープ・イープン。
見た目は日本でも食べるクレープみたいだけど、中の具材がちょっとおもしろい。
     


ずらりと並んだ瓶から好きな具材を2つ選んで入れてもらうのだが、
     


た~くさんのメニューがある。
カスタードクリーム、チョコクリーム、イチゴジャム、ブルーベリージャム、バナナ、
キウイソース、ハム、ソーセージ、カニかまぼこ、魚のそぼろ
     


そしてなんと、ナムプリックまである。タイ人はナムプリックが大好き。
 (→ 過去ブログ 「タイ人必須アイテムナムプリック」
見ていると、ナムプリックの売れ行きはかなりいい。
ナムプリックを頼む人がたくさん。
     

    
クレープにナムプリック? 
とは思いつつも、私もすっかりナムプリック好きなのでチャレンジ。
ナムプリックと、豚のそぼろを入れてもらう。
ソースはマヨネーズ。
     


どうなのかなと思って試してみたけど、こ・・これは アロイ~(おいしい)

食文化豊かなタイ人が好むものは、おいしくないわけがない。
そして、どんなものでもどん欲に取り入れ、自分たち流にしてしまう
タイ人って尊敬すべき人たちだと思う。

MKレストランの MKダンス

2012年01月14日 12時31分07秒 | グルメ


タイ国内のいたるところで見かけるMKレストラン。
タイでは定番のレストランで、タイスキ(タイ風しゃぶしゃぶ)のチェーン店。
日本にも新宿や九州各地に店舗がある。
    


MKレストランの売りは、もちろんおいしいタイスキだが、タイスキ以外にも
評判のものがある。
それが、お店のスタッフによる楽しいダンス。
通称 MKダンス。


毎日決まった時間になると店内のBGMが突然変わり、さっきまで給仕していた
店員さんたちが、音楽に乗って踊り出す。
ウェイトレスやウェイター、厨房から出てきた料理人までも、同じ振り付けで踊る。
女の子もおじちゃんも、どうみてもガトゥーイ(おかま)のお兄ちゃんもみんなフリフリ踊り出す。

それを見ると思わず笑顔になり、楽しくて、また見たいと思ってしまうのだが、
タイ人たちにはこのダンスはすでに慣例のようで、わたしたち日本人ほど
キャアキャア騒ぐこともなく、タイスキを食べながらちらりちらりと見ている程度。

音楽が終わると、何事もなかったように仕事に戻っていく。
その様子もとってもおもしろい。

MKダンス。
夕方6時以降に始まるらしく、私がバンコクのMKレストランに行ったときには、
1時間ごとにダンスが始まるので、次のダンスも見たくて長居してしまった。

これはうける、お客さんも喜ぶ、日本のMKレストランでもやればいいのに、と思ったが
恥ずかしがり屋で、イマイチはじけきれない、宴会芸の足りない日本人にはできそうにもない。
タイではMKレストランのアルバイトは人気なのだろうか。
お祭り好きの、目立つの大好きのタイ人だから、どうせ働くならこういう仕事が好きなんじゃないかな、と思う。


最後はワイ(タイ式あいさつの合掌)をしておしまいなのも、さすがのタイで素敵。


タイにきたら、タイ人たちのちょっとけだるそうな、でも好きなのよね、という感じの
日本じゃお目にかかれない 老若男女おかまも混じったMKダンス。
タイスキを片手に召し上がれ。


     









みかん 

2012年01月14日 12時28分41秒 | グルメ


    ส้ม  ソム 

              


ส้ม「ソム」はタイ語で「みかん」。
果物王国のタイ。
見たこともないような果物がたくさんあるが、その中に
日本人の親しみ深いフルーツ、みかんが登場して並ぶ。
       



とはいっても、いろんなミカンがある。


巻頭の写真のような緑がかった黄色に近い色のみかん。
初めて見たときにはこの色つや、作り物かと思ったほど。
皮がぺたりと張り付いていて日本のものとは見た目も皮をむいた感触も明らかに違う。
皮は薄く、味は甘くとてもジューシー。
デコポンの味に似ている。
      



日本のみかんによく似たオレンジ色のミカンもある。
          



大きな大きな「ソムオー」という、ざぼんもある。 (過去ブログ→「ソムオー」



そして、小さな小さなミニみかん。
ส้มจีน 「ソムジン」という。
     



ส้ม 「ソム」 は「みかん」
จีน  「ジン」 は「中国」
その名の通り、中国から入ってきたみかん。


今、タイでは、このソムジンが旬。
市場には高く積まれている。

どれくらい小さいかというと、これくらい。
     


これでもきっと分からないと思うので、手にのせてみる。
このくらい。
     


これでもピンとこないかもしれないので、これでどうだ。
タイの私のアパートの、電気のスイッチと比べてみて、このくらい!
          



まるで正月の鏡餅の上に乗るサイズで、おもちゃのようなかわいらしさ。
だけど、味はやっぱり甘くてどれを食べても甘い。
びっくりするほど甘い。


街角では、ミカンを搾った100%果汁のジュースが売られている。
これがびっくりするほど甘い。
中には、砂糖を入れてあるのもあるけれど、砂糖なしのオレンジジュースもすごく甘くておいしい。
日本にはないオレンジジュース。
しぼりたて、たったの20バーツ(60円程度)
ミカンと並んでザクロのジュースが売られていることも。
どちらもぜいたくだ。
     



ふつうのミカンと ちびミカン そして愉快なミカンの仲間たち
     



日本ではみかんはそんなに食べてなかったんだけど、
このハズレなしのおいしいみかんにはまって、
今が旬とばかりに ソムジンをパクパク食べている。
      
 





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ココナッツ

2012年01月11日 01時37分32秒 | グルメ
  タイのフルーツシリーズ 14


     มะพร้าว マプラーオ(ココナッツ) 

      


南の国のシンボルのようなフルーツ、ココナッツ。
椰子の実で、タイ語ではマプラーオという。

繊維質の固い緑の実で、
中には半透明な果汁と、半固形の果実がある。
     

果汁はココナッツジュースとして飲むほか、幅広く料理に使われる。
日本人は甘いジュースを想像する人が多いが、さほど甘くないさっぱりとした味。
タイ人はこの透明な果汁を飲むと肌にとてもいいのだと教えてくれる。
    


白い果肉は、ぷるぷるとしていて、スプーンですくってそのまま食べられる。
甘くてやわらかくておいしい。 
個人的にはジュースよりも果肉が好き。
乾燥させて砂糖をまぶしたお菓子も、ココナッツの風味が香っておいしい。
    



果肉をすりおろして果汁と一緒に弱火で煮込み、絞った汁がココナッツミルク。
濃厚なココナッツミルクは、多くの熱帯料理にごく普通に使われる材料。
カレーや香辛料の効いた料理相性がよく、タイ料理ではグリーンカレー、
トムカーガイ(鶏とココナッツミルクのスープ)、サテ(豚のココナッツ味串焼き)、
チェンマイ名物カオソーイ(ココナツカレー麵)、カオジー(焼きおにぎり)  (→ 過去ブログ 2011/3/16 「カオジー」
お菓子類全般・カオ・ニャオ・マムーアン(もち米マンゴ-)など。   (→過去ブログ 2010/10/28 「もち米マンゴー」


ついでにいえば、ヤシからは油分もとれる。
タイ料理はほぼ100%の割合で、パーム油(椰子油)が使われている。


以前、テレビで 『不思議発見』 を見ていたら、昔の南国の人たちは
新しい島を探して海を渡り、移住していくときに、ヤシの木をもっていったといっていた。
ヤシの木が4本あれば、人間が一人生きていけるのだそうだ。
繊維の固まりであり、栄養の固まりである ヤシの木と実から、
家を造り、着るものを作り、油分もとれるし、水分も栄養分もこと足りる。
スーパーフルーツの木なのだ。

また、ココナッツジュースは体液の成分と近く、
またココナッツの内部は基本的に無菌状態であるため、
昔、船乗りが脱水症状を起こしたときには、生理食塩水の代わりに点滴として利用されていたらしい。


すごいな、ココナッツ。
日本では珍しいが、タイではそこら中にごろごろある。
以前、子どもの家に家庭訪問に行った際、おみやげにたくさん持たせてくれたことがあった。
車の後ろでごろごろと転がるココナッツたち。
センターに持ち帰ると、食堂のおばちゃんが器用に包丁で割って食べさせてくれた。
      

ものすごく固いココナッツだが、下手にたたき割ると中の汁がすっかり流れ出てしまう。
上手にちょっと穴があくように包丁で叩き切らないといけない。
      



小さい頃から、南の国と言えばココナッツのイメージがあって、
ココナッツにストローをさして飲むのに憧れたものだった。
そのあこがれのココナッツが、
タイでは、10バーツから20バーツ(30円から60円程度)。
ごろごろ売っている。




        

      


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ローティ

2011年12月24日 10時51分27秒 | グルメ

      โรตี  ローティ

       


タイではいろんな場所で見かける、ローティ屋さん。
タイ風のクレープを売る屋台だ。
     


注文すると、寝かせておいた生地を、職人芸で薄く薄く透けるくらいにのばし、
熱い鉄板で焼いてくれる。
中に何も入れないプレーン、バナナ入り、卵入りが主だが、
チェンマイなど外国人が多い場所ではチョコ入りマンゴ入りなど
外国人向けのトッピングもある。

油たっぷり、バターも追加しながら焼くローティは、こってりとしているが
口触りはカリカリ サクサク。
コンデンスミルクとさらに砂糖までかけるので、とっても甘い。

調べてみるとタイ、マレーシア、シンガポール、インドなどで食べられる
こういう生地のものをローティと言うらしい。


タイのいろんな街角の屋台で売られているが、売っている人はインド系の人が多いように見える。

私の住む、東北部イサーン、コンケン。
アパートの前のソイ(細い路地のこと)にも、夕方になると毎日、
夫婦で仲良くローティを焼く屋台が出る。
やはり、インド系。
       
   

売っているおじさんに「タイのお菓子なの?」と聞いてみたら
「ちがうよ。インドのお菓子だよ。」と言われた。
なるほど、ルーツはインドなのかも。
それなら、インド系の人たちがローティを売っていることに納得だ。


近所のローティ屋台は夕方になるとバイクでやってくる。
配属先から帰ると買い物に歩く私はすっかり顔なじみで、
「サーイ。今日も元気か。」
「サーイ。日本の津波では家族は無事か?」
と、毎日声をかけてくれる。
       


ちょっとカロリーが高そうなので、いつもは控えているが、
無性に食べたくなる時があり、時々おじさんに作ってもらう。
作る様子を見るのも楽しみの一つ。


バナナと卵入りのローティがお気に入りで、
プレーンなら 20バーツ(60円程度)。
バナナと卵が入ると、35バーツ(105円程度)。


タイ人にとってもおなじみのお菓子なので、屋台が出ると
お客の足が絶えない。
お母さんに連れられて子どもたちも現れて
      


切なそうな顔。 そんなにローティが食べたいのかな。
      


目力の強いこの子も、ローティ目当て。
      


じーっと見つめる先には ローティ。
      


のぞき込む先には、屋台のおじさんが作るローティ。
      
     

がまんできない。ローティはやくちょうだい。
      


     









      


タイのアクロバッティブな 炎のコーヒー屋台

2011年11月11日 00時44分52秒 | グルメ

コンケン大学の中でお祭りをやっているから、いってみない?
と、アパートの大学生から誘われて、お祭りに行ったことがある。

コンケン大学の中に出店がずらりとならんでいた。
その中で、
「さちえ、コレ見てみて。おもしろいよ。」
と勧めてくれたのが、コーヒー屋台。

タイにはコーヒーの屋台があちこちあるが、
この屋台は普通のコーヒー屋ではない。

熱い、熱いコーヒー屋なのだ。

燃える炎をあっちにうつし、こっちにうつし、 
回転しつつコーヒーを右に左に注ぎかえす。
         



こんなに熱い入れ方をしてくれるのに、お値段はやっぱり安い。




     



私はコーヒーが苦手なので残念ながら飲めなかったけれど
もやっぱり、熱さを感じるお味なのだろうか。


こんなことして作るのだけど、できあがりは、ふつうのコーヒー。
    



すごいパフォーマンスを平気でやってくれる、驚くべきタイ。


フルーツ屋台

2011年09月28日 23時38分01秒 | グルメ
タイのフルーツは豊富。
スーパーに行ってもフルーツ売り場は日本の何倍もの面積。
そこに、種類もたくさんの色とりどりのフルーツが並ぶ。
そして、何よりうれしいのは安価。
安いのだ。
安くておいしいのだ。

だから、タイ人は毎日フルーツを食べる。
ご飯の前後に、おやつに。


カウンターパートが言う。
「日本の果物は高いんでしょう? そして、ちょっとしか種類がないんでしょう?
 スイカも高いって聞いたわよ、いくらなの?」
1玉、だいたい1000円以上はすると伝えると
「1000円?!なんて高いの?! タイだったら屋台で20バーツよ!」
と、びっくり仰天のカウンターパート。

どの果物も日本より断然安いが、確かにカウンターパートの言う通り、
中でもスイカの安さはすごい。
うちの近所でスイカ屋台、1玉20~30バーツ(60円~90円程度)
   



屋台のフルーツはスーパーよりももっと身近な存在。
カットされたフルーツが売られていて、すぐに食べることができ、
買い食いしやすい。
お値段はだいたい10バーツ(30バーツ)
ちょくちょくと買っては食べたいだけ食べて、食べきれなければ捨ててしまうという
フルーツ天国のタイ人だからできるフルーツ贅沢。
      



カットされたスイカ。 これが2つで10バーツ(30円程度)
      



ほか、びっくりするほど甘い甘いパイナップル、
売れたマンゴー、まだ青いマンゴー、パパイヤ、グアバなどなど
歩きながらどこにでもある、どこでも買える、いつでも、どこでも存分に食べられる。
日本に帰っても、きっと、フルーツだけはどうしても恋しくてたまらないだろうな。
フルーツ好きにはたまらない、フルーツ天国のタイ。

    




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              8 「ノーイナー」
              9 「ロンゴーン」
              10 「マカム」
              11 「ソムオー」
              12 「バナナ」
              13 「パッションフルーツ」


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パッションフルーツ

2011年09月27日 23時45分01秒 | グルメ
タイのフルーツシリーズ 13


      เสาวรส   サワロット(パッションフルーツ) 
          
            


パッションフルーツはアメリカ大陸の亜熱帯地域を原産とするトケイソウ科の果物。
英語でパッションと言えば「情熱」、だが、パッションフルーツの名前の由来は
トケイソウを英語で「passion flower」ということからきており、
「情熱」の意味はないらしい。
ずっと、情熱的な熱い国の果物というイメージを持っていた。

卵のように楕円形の形をしていて、赤く表皮が熟してしわがよってくると食べ頃。
中の黄色いゼリー状の果肉を、黒い種ごとガリガリ食べる。
二つに割ると強い、い~い香りがただよう。
この香りが大好き!
     


タイ北部にいくとパッションフルーツの木が多く見られる。
調べてみると、
“近年では、ミャンマー北部のゴールデントライアングルでケシ(アヘン)の代替作物として栽培が増えており、ヨーロッパ市場へ進出している”という。  (→過去ブログ 「ゴールデントライアングルツアー 1」  「ゴールデントライアングルツアー 2」


私はタイで初めてパッションフルーツジュースを飲んだ。
だが、初めてその実を口にしたのは、旅行で行った日本の小笠原諸島、母島でだった。
ダイビングから上がった船で、船長の漁師さんがふるまってくれた。
         


青い海、青い空を背景にするとますます美味しそうに見えるパッションフルーツ。
        

     

そのままスプーンですくって種ごと食べる。
種は噛まずに喉ごしを楽しむのもよし。
ジュースにしたり、香りつけにお酒に割って入れたり、ジャムにしたり。
その香りと甘酸っぱい果汁が人気者のパッションフルーツ。

日本では人気のパッションフルーツだが、
果物天国のタイでは他の果物たちに売り場面積をとられ
さほどメジャーではないフルーツ。
お値段は市場で、1キロ(だいたい20個くらい)で50バーツ(150円程度)。


老化防止、視力保持、高血圧予防、心筋梗塞予防に効果があるという。

甘酸っぱい味も好きだけど、なんといってもこの香り。
パッションただよう香り。 パッションフルーツ。
    



  過去ブログ  
 タイの果物シリーズ 1 「トゥリアン アロイ」  「はまるドリアン」
              2 「カヌン ジャックフルーツ」
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              12 「バナナ」










バナナ

2011年09月07日 20時36分09秒 | グルメ
タイのフルーツシリーズ 12


      กล้วย   バナナ(クルアイ) 

      



バナナはタイ語で「クルアイ」。
タイのバナナはおいしい。
日本にいたときには、あまり好きではなかったバナナだけど、
タイではデザートやケーキなどたびたびバナナが登場し、美味しい。
当然、すっかりバナナ好きになってしまった。

朝は必ずバナナを食べる。
たくさんの種類のバナナがあるので、
果物屋のおばちゃんにお勧めを聞きながら一房買う。
安いもので10バーツ(30円程度)。
市場や屋台でバナナがずらりと並ぶのは圧巻。
    


タイ人の大好きなスーパーマーケット ビックCでは
フルーツ売り場がこんなにつるされたバナナだらけ、これも圧巻。
    


市場に行き来するバナナをどっさりと載せた車。
ぎっしりのバナナも圧巻。
      


バナナの木は私の家の近所でもどこでもあちこちにあるが、
そんな身近なバナナはタイ人にとって大変重宝されるもの。
幹や葉はタイの重大イベント、ロイクラトーンで灯籠作りに欠かせないし、 (→過去ブログ 「明日はロイクラトン」
常にタイ料理にはバナナの葉に包むものがある。
果実は料理にお菓子にとひっぱりだこ。  
揚げバナナに焼きバナナ(→過去ブログ 「焼くなり揚げるなり好きにしてー」
    

配属先の食堂でもよく登場するバナナのココナッツ煮は私の大好物。 
   

タイでは赤ちゃんだって、生後3ヶ月からはバナナをすりつぶした離乳食を食べる。



そして、花も食べてしまう。
紫の皮をむいてまるで色も食感も竹の子のような中身を、
タイの代表料理パッタイと一緒に生でぱりぱり食べる。
ちょっとしぶい、だけどだんだん美味しく感じやみつきになるバナナの花。
    


そんなこんなで、バナナなしにはタイは成り立たないのだ。

私もすっかりバナナの虜。

バナナ王国タイ ばんざい。

   



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ソムオー

2011年09月04日 00時15分55秒 | グルメ
タイのフルーツシリーズ 11


     ส้มโอ  ソムオー 

        


超、超、超でかいミカン。
人の頭ほどもある ソムオー。
日本では一般にザボンと呼ばれ、文旦(ぶんたん)ともいう。
原生地は東南アジア・中国南部・台湾などで、欧米諸国では味わう機会の少ない熱帯果物の一つ。
日本には江戸時代初期にやってきた。
さぞかし、この大きさに驚いたことだろう、江戸人は。
現代人だって、初めて見たときにはびっくりだ。
    


味はグレープフルーツとはっさくの中間のような味。
それもそのはず、ソムオーは自然交雑により品種改良されたフルーツで、
グレープフルーツ、はっさく、夏みかんの血を引いている。
    


日本でもザボン漬けやボンタン飴など加工するが、
タイでも果肉を和え物の素材にしたり、
なんとソムタムにしたり、驚くべき使い方に出会うことがある。

大きなみかんを割ると、皮も厚いが中身も厚い。
普通のミカンの10倍はあろうかという大きな果実は、
さっぱりと甘くて爽やか。
1玉15バーツ程度(45円程度)、
市場やスーパーでは食べやすく皮をむいたソムオーも売られている。
     


体がでかい分、貯蔵に強く常温で2-3ヶ月貯蔵できるというたくましさ。
皮には精油が豊富で、お風呂に入ると美容、疲労解消の効果がある。
皮を乾燥させて燃やすと蚊よけの効果もあるらしい。

ソムオーはミネラル、酵素、クエン酸そして、ビタミンC(リンゴの約8倍)がいっぱい。
またコレステロールも低下させる。
コレステロールがあがりがちなタイ料理には相性のいい果物、ソムオー。

タイに来たらまずその大きさにたっぷりと驚いて、そして味わってほしい。
    







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マイロディップ

2011年09月02日 13時32分59秒 | グルメ

マイロディップ


たまに街角で見かける「マイロディップ」という看板。
コンケンにもコンケン大学の中にあるが、バンコクではあまり見かけず、
なぜかチェンマイではマイロディップの店が多いように感じる。
女子大生や女の子が多いところにマイロディップも多いような気がする。
      


さて、マイロディップ。
店にはクッキーやゼリー、コーンフレークなどのお菓子の入った容器がずらりと並ぶのが特徴。
    

きれいだなあー。
    


注文すると、お店の人が 牛乳と氷にコンデンスミルクや砂糖を入れて
ミキサーでガリガリガリ!!! とシェイク。
お店にずらりと並んだトッピングから、4種類好きなものを選ぶと
シェーキの中層に入れてくれたり、上に載せてくれたり。
       


甘い甘い牛乳シェーキの中層にはオーエンティー(タイ版のココア)の粉が入り、
上からもふりかけられ、さらにトッピングのお菓子たちが頂上を飾る。
さらにまたコンデンスミルクをかけるという、これでもかという追撃。
見かけも美しいし、甘党にはたまらないドリンク。
    


店によっては、さらにホイップクリームをドーン!とのっけてくれるところもある。
ひゃあー ボリュームすごい!
    


一口飲んでみて、あまりのおいしさにやられてしまった。
おいしすぎる。


他国から隊員が遊びに来てくれたとき、
日本から友人が来てくれたとき、
今では必ずマイロディップを紹介している。
今のところ100%の確率で「おいしい!」の評価をいただいている。


マイロディップに出会ってから、かなりはまってしまい、
毎週毎週欠かさずに飲んでいた。


日本でもこれ、売り出したら絶対に売れると思うんだけどなあ。

タイ人の美的センス、アイデア、お菓子好き、食の豊富さ、驚かされることばかりです。

お値段、25バーツ~30バーツ(75円から90円程度)。
タイで見つけたら、お姉さんに作ってもらってね~
     

ロンゴーン

2011年08月19日 00時42分27秒 | グルメ

タイのフルーツシリーズ 9


     ลองกอง  ロンゴーン 

      


ロンゴーン。
日本名はない。
日本名がないくらいだから、日本にいてこの果物を目にすることはまずない。

じゃがいも???
と見まがう外見。
だけどれっきとしたフルーツ。


タイ南部・中部が産地、8月~2ヶ月ほどが旬の時期。
タイでは食卓によくのぼるフルーツで、私の配属先のセンターでも
ほんとうに、しょっちゅうしょっちゅう、みんなよく食べる。
タイ人が好きなフルーツだ。


皮をむくと半濁色の白い実があり、
ぷりっとした食感。
ちょっとだけ苦みがあり、甘みのあるグレープフルーツのよう。
   
   

マンゴーのように包丁でむく手間が入らず、
ライチのように汁が飛び散ることもない、この簡単さが
人気の理由の一つかもしれない。


同じ頃に出回るフルーツ、ラムヤイ(竜眼)と外見はよく似ている。
漢字で書いたら名前も似ていて、よくごっちゃにしている人もいるが
別物のフルーツ。

ビタミンCが高くお肌にいい。
お値段、私の近所で1キロ20バーツ(60円程度)。


ジャガイモみたいな見た目、でもグレープフルーツ味。
いやー
日本にはないな、こりゃ。
アメージング タイランド。

       




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