ソムタム学級通信 ★さちえのタイ生活★

2010年6月より青年海外協力隊、養護隊員としてタイへ。バンコクより北へ450キロ東北部のコンケンで日々試行錯誤の記録。

ゴールデントライアングルツアー 2  ~ラオス領・メーサーイ・アカ族・ヤオ族の村~

2010年11月22日 15時21分01秒 | チェンマイ
ゴールデントライアングルツアー


●ラオス領●

ラオス領の 小さな島。
パスポートもビザも必要ない。


 はじめの一歩
 

 話しに聞いてた ラオスビール
 


入って感じたこと。
こんなに近くの国なのに、タイとは全く雰囲気が違う。
はっきり言ってしまえば、ひどく貧しい。

ラオス国旗がはためく下に、子どもたちがたくさん。
  

この子達は、ものもらいをして生活する子どもたち。
船が着いたとたんに、群がってきて、私たちについて歩く。
手を出し、懇願する姿を見せる。
 

船が出るときにも、ギリギリまで群がって、手を出して お金を懇願する子どもたち。
 

貧しさを目の当たりにした。








●ミャンマーとの国境の町 メーサーイ●

タイ最北の町、メーサーイ。 国境の町のため、人が行き交い、店も多くずいぶんと賑わっている。
 


この門を超えて、100メートル歩いて行けば、そこがミャンマー。
 


私は通れないので、金網越しにミャンマーに行き来する人たちを見る。
 

すると、足下で金網をはげしく揺さぶり、叫ぶ声が。
 
ミャンマーの子どもが、物乞いをしている。
ここもか、と胸の奥が痛い。

貧しさをこれでもかというくらいに目の当たりにすることは、日本にいたときにはなかったことだ。







●アカ族・ヤオ族の村●
 山岳少数民族の村を見られるのは、とーっても楽しみだった。
 2つもいけるの? とうれしかった。
 ただし、どちらもほんの15分~20分程度。
 ほほう、と入り口近くの民家と店を見たら終わり。

 まず アカ族の村
  チベット高原が起源の少数民族。
  女性は頭に銀製の兜をかぶり、悪霊が体内に入らないように、独自の衣装を着る。
  寝るときも兜を外さない、自分たちの文化を誇りにしている。
  高床式茅葺きの住居に住み、部屋や炉が男女別にある。
    

      



 ヤオ族の村
  中国やベトナム北部にも分布する民族で、中国が起源。
  漢族・道教の影響を強く受けていて、葬式や婚礼などの儀式では漢字を使い、
  年長者の男性では漢字の読み書きが出来る人も多い。
  土間式の住居に住み、箸を使って食事をする。
  
  車から降りたとたん、このおばあちゃんが、走り寄ってきた。
   

  そして、女性客に抱きついた。みんな、さもほほえましいというように笑う。
  だけど、私はこのあとが見えて笑えなかった。
  

  手を握って、自分の店に連れて行くおばあちゃん。 それは絶対断れないよ。
  もちろん、この女性客は バッグのような何かを買ってた。
        
                      握った手はずっと放さずに。



  先輩隊員のすすめるラフ族の村にいったときとは、ずいぶん違うなというのが、この2つの村を訪ねて思ったこと。
  → 過去ブログ 「ラフ族の村へ 竹細工を作る」    「ラフ族の村へ 共生する村・ラフ族の学校を見る」
  「ラフ族の村へ 脱穀・水シャワー」   」「ラフ族の村へ ラフ族の村の夜・ゆびきりげんまん」

  ここでは、子どもたちがついてまわり、ものを売ろうとする。
  写真を撮ったイギリス人に20バーツを要求する子ども。

  観光客が押し寄せ、商業化された結果なのだ。
  生きるためにの結果なのだ。

 とても複雑な思い。
 あの、素朴なラフ族の村がとても恋しく、貴重な存在に感じた。


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