タイのフルーツシリーズ 5
เงาะ ランブータン (ンゴッ)
ランブータンはタイ語で「ンゴッ」
語尾を上げて質問するかのように言う。
マレー諸島が原産地であるランブータン。
マレー語の「毛」を意味するランブートからその名がついたといわれている。
タイ語での「ンゴッ」の由来は、マレーシア国境近くに住んでいる「ンゴ」という少数民族の頭にそっくりだったことから。
アフリカ、インド、インドネシア、カリブ海諸島、カンボジア、スリランカ、中米、フィリピン、マレーシア、などの
各国で栽培されているが、商業的にはタイが最大の生産国。
ランブータン。
見た目はイガイガもやもやとした とげのような毛におおわれて、一種異様な風貌。
これ食べられるの?!これフルーツなの?!生きてるんじゃないの?!
と言いたくなるほどの、ファンキーな姿形。
ほんわか緑がかった赤い色合いといい、イガイガしてとても果物とは思えない見かけで、
果物というより地球外生命体という感じ。
「ヒソヒソヒソ・・・ うしろで悪だくみ中のランブータン」 と他隊員がこの写真を見て言ったのがぴったり。
手にとって爪で割れ目を作り、パコッと割って中身を食べる。
見かけはへんてこりんな地球外生命体だけど、中身はとってもきれいな子。
こんなに白くて、みずみずしいのだ。
とげのようなイガイガだって硬そうに見えるけれど、触るとやわらかくてふわふわの感触。
見かけはとんがってるけど、実はそんなことないのだ。
個人的にはこの見かけ、マンゴスチンの次にかわくてたまらない。
さっぱりとした甘さで、歯ごたえのある果肉。
初めて食べてからハマってしまって、どっさり路地で買ってきては冷蔵庫に冷やしてパクパク食べる。
タイフルーツの中で 私の好物ベスト3に入る。
ビタミンCとカルシウムが豊富で、美容にとてもいいフルーツ。
お値段は 1キロで15バーツ~20バーツ。(45円~60円)
タイのタラート(市場)では山積みにされて売られている。
高く高く積まれたランブータンの壁。
イガイガがあるからこそこんなに高く積み上げられる。
日本のみなさんにも、このかわいらしいランブータンとご対面させてあげたーい!
過去ブログ
タイの果物シリーズ 1 「トゥリアン アロイ」 「はまるドリアン」
2 「カヌン ジャックフルーツ」
3 「マンゴー」
4 「マンゴスチン」