saarweineのワインなどに関してあれこれ

このブログはドイツはモーゼル河の支流であるザール地域のワインを愛する男がワイン等に関して色々適当に書き込みします。

まずは帝王のMiles Davisです。

2009-06-30 07:07:29 | 日記
まずはジャズ界の帝王と言われるMiles Davisから取り上げてみたいと思います。彼の場合は活動期間も長く時代によってそのスタイルも全然違う為ひとくくりには出来ません。僕的にはワインを飲みながらよく聴くのは所謂アコースティック時代で「ビッチェスブリュー」以前のものです。深夜に飲みながら例えばBlue Noteレーベルのものを聞くとこれぞハードバップという気がするのです。名義上キャノンボールアダレイがリーダーとなった「サムシンエルス」はかなり繊細という気がしますが。50年代前半の麻薬でボロボロになりながらも吹き込んだ録音を聞くと「自分はワインを飲みながらだけどMilesは辛い麻薬の禁断症状と戦っていたんだなあ」と感慨に耽るのです。

ワインを飲み何かつまみながら彼の音楽を聞く時良く合うと感じるのは50年代後半のJohn Coltraneと(ピアノの)Bill Evansを擁していた時期の録音ですね。ただこの2人が参加している録音でも「Kind of Blue」はかなり趣きが違っていて(ジャズ史上最高の部類の名盤ではありますが)結構これはワインよりはハードリカーが合うかと感じられます。
アコースティック期でも「黄金のクィンテット」とよく言われるハービーハンコック、ロンカーター、トニーウィリアムスを擁していた時期の(特にライブ盤は)録音は結構フリーブローが激しいこともありあまり聴きません。ライブ盤でも60年の独立直前のJohn Coltraneが参加したヨーロッパツアーの録音は結構Coltraneの激しいブロー(とは言ってもImpulse後期のような狂ったように咆哮していませんが)がところどころありますが拒絶反応を起こしてしまう程ではありません。
エレトリック期はある意味スタンダードなジャズではないのであまりCDやLPも持っていません。今迄聞いてへーこれもいいなあ、と思えたのは「In A Silent Way」くらいでしょうか。

彼に抜擢されて名声を挙げたミュージシャンは数え切れません。それだけでもまさにジャズの歴史と言えるでしょう。という訳で暫くはマイルスバンド出身者の紹介を続けてみます。
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