☆~Carefree Life~☆

HPの管理人 Sugaryが、日々の出来事から、趣味や宣伝まで勝手気ままに綴ります。

パンフレットができるなら…

2007-05-17 08:17:47 | ニュースを斬る!?

「親学」に関する緊急提言が見送られたそうですね。
批判の多い中、実は私は大賛成でした。

 子守唄を聞かせ母乳を与える。
 授乳中はテレビをつけない。5歳から子供にテレビ・ビデオを長時間見せない。
 PTAに父親も参加。子どもと対話し教科書にも目を通す。
 幼児段階であいさつなど基本の徳目、思春期前までに社会性を持つ徳目を習得させる。

──などがあり、このことに関してマスコミも批判的な意見を述べていましたね。
母乳が出ない母親には罪悪感やプレッシャーを与えるとか、テレビがそんなに悪いの? とか、当たり前の事ばっかりとか、政府が家庭の事に関与するなんて、大きなお世話だとか…。

政府が家庭の事に関与するなんて…と言いますが、実際問題、政府が関与しなきゃダメな状態になってるんだと思いますよ。
核家族化が増えた現代、子育ても親にとって都合のいいようにやってたりするじゃないですか。
テレビを見せていれば大人しいから…なんていう大人の都合で長時間見せたりするのって往々にしてあるでしょう?

昔あった“躾”が今は“なぁなぁ”になっちゃったりして、食事中にテレビをつけて、「早く食べなさい 食べないんだったらテレビ消すよ」なんて怒ってる姿を見ると、「あんた、バカ」と言いたくなる。
基本的に我が家は、夫婦でも食事中はテレビをつけません。付き合っていた時は当たり前のようにテレビを見てましたが、結婚してからは子供ができた時の為に…と、子供の“躾”前提で色々と修正しました。
自分の食べた食器を流しに持っていくのも、旦那から躾し直しましたし(笑)

おじいさんやおばあさんと一緒に住まなかったり、核家族化になったが故に、「自分ちだからいいよ」と、躾が甘くなってきたと思うんです。
食事中にトイレに行ったらダメだとか、そんな事を言う親、今は少ないんじゃないかな。
クチャクチャと音を立てて食べるなとか、寄せ箸や刺し箸、迷い箸などなど…言わないでしょう?
箸の持ち方さえ学校で教えて欲しいという親だっているんですよ。そんなことを言う事自体が本来恥しい事なのに、なんとも思わない親がいるってことです。
学校の授業中とかにトイレに行かせない事で責められたりする先生なんか可哀想ですよ。
私たちの時代は、トイレに行きたいというと怒られたものですもん。


子供を愛し子供の為に…とする事が本当に「子供の為」になっているのか、もう一度考えた方がいいと思いますね。
「子供の為」という言葉の裏には、「子供が将来恥しい思いをしないように」なんていう想いがあったはずで、だからこそ厳しくもなるんです。

そういう子育てに関して、「親はこういう事を気をつけましょう」とか「親としてこういうことが大事です」というのを教えられないまま親になっているのが多いんだと思うんですよね。
もちろん、「そんなの分かってる」って言う人も多いでしょうけど、じゃぁ、実際どれだけ実行できてるか…って事ですよ。
共働きで時間がないから…なんて、本当に経済的に働かなければやっていけないのなら仕方がないですが、そうじゃなければそんな理由で「できない」とは言って欲しくないです。
おかしな少年犯罪が増えている現代、その子供たちの家庭を取材して浮き上がってくるのは、コミュケーション不足が多かったりするじゃないですか。

仕事をしているのが悪いとは言いませんけど、「子供ができたからといって、今まで働いてき仕事は辞めたくないから、共働きを続ける…」というのはどうなんでしょうね?

「少子化対策」と「子育てしながら働ける社会」にする事は、どうも矛盾しているような気がしてなりません。特に、健全な子供を育てる為には。

「親学」ができても、それは「絶対」ではなく…そうですね、パイレーツ・オブ・カリビアンの言葉を借りれば「ガイドライン」ですよ。
今の子育てに大事な事を頭に入れて「心がける」ことが必要なんだと思います。
母乳が出なかったとしても、それは悪いことじゃない…ということも分かって欲しいと思いますね。

なんか話がまとまってないんですけど、要は今の時代にこそ「親学」は必要で、私はそのパンフレットができたら「欲しい」とさえ思っているってことです。

コメント (4)
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