Runrun日記

最近読んだ本-白鳥の王子ヤマトタケル西戦の巻

黒岩重吾 著 「白鳥の王子 ヤマトタケル 西戦の巻 上/下」 角川書店

古事記の熊襲征伐とは、全く違う内容で面白い。
古事記の方は、新築祝いにもぐりこんで尻から刀を刺したとか、笑える。
黒岩重吾のヤマトタケルの方が、現実味がある。娯楽時代小説になっている。

卑弥呼と戦っていた狗奴国(熊襲)は、邪馬台国が東征した後、九州の他国を圧迫した。
九州の、大和朝廷に従う国々は大和朝廷に助けを求めた。
倭男具那が熊襲征伐の将軍に、日向襲津彦が副将軍となり九州に向かう。

国東半島の根元、宇佐に上陸し鼻垂一族と戦い潰す。
戦う女人・羽女(ハネメ)なども登場し面白い。
武術の強い男と、それを慕う綺麗な女は、痛快娯楽時代小説には欠かせない?
熊本に転戦し、金峰山で川上タケルを討つという物語。
負けた川上タケルが、倭男具那にタケルという名前を譲り、倭建(ヤマトタケル)になると云うのは、古事記と同じ。

宇佐、耶馬渓、金峰山、何となく、旅に出てみたくなる
私のお気に入り度 : ★★★★☆
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