Runrun日記

最近読んだ本-梟の城

11022201図書館で借りてきた文庫本は、私が退職した時に会社のきれいなお姉さんがプレゼントしてくれた、皮のブックカバーをはめて読む!
手触りが気持ち良いのだ!

司馬遼太郎 著 「梟の城」 新潮文庫

昭和35年の直木賞受賞作。
私は、池波正太郎の忍者物ばかり読んでいたので、この本は新鮮だ。甲賀の忍者は組織だって動くが、伊賀の忍者は個性で動く?
池波正太郎の忍者物は、忍者を描きながら歴史を書いている。この本は、忍者を描きながら、人の心を書いている?
この小説の後半に、毒譚という坊主と葛籠重蔵が会話する所がある。伊賀の忍者の重蔵は、”百年打座をしても及ばないほどに、生死に研ぎすました心をもっている”しかし”人間というものを知らぬ。考えようともせぬ。”
物語は、重蔵が人間を取り戻すところで終わる。恋女房と一緒に、山の中で暮らすらしい。

人間の幸せってなんだ!
お気に入り度 ★★★★☆

にほんブログ村 小説ブログ 歴史・時代小説へ

ランキングに参加中、クリックして応援願います。

名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

最近の「本と雑誌」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事