池波正太郎 著 「忍びの女 上/下」 講談社文庫 今度は、伴忍びの女忍者”小たま”が主人公。 関ヶ原の戦いとその後。 物語は、小説「忍者丹波大介」の裏表。 丹波大介は、山中忍びを裏切り真田父子の味方となって徳川家康の命を狙うが 小たまは、真田忍びの家康襲撃を阻止する。 忍びの戦いとしては、「忍者丹波大介」や「蝶の戦記」ほどの迫力は無い。 徳川家康に利用され、そして力を削がれていく、福島正則を描くのがこの小説の眼目? 福島正則って、こんな人だったのだろうか? お気に入り度は ★★★☆☆