Runrun日記

星落ちて、なお

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 明日から寒くなる? 妻は厚い布団を私のベットの上に持ち込んで来たけど、今日も暑いです。

 散歩道。今日も公園内のベンチで休憩と給水を取りつつ、小一時間5000stepsほど歩きました。しっかり歩くと、昼寝が必須となります。まだまだ体力ありません。


澤田瞳子 著 『星落ちて、なお』 文芸春秋

 明治から昭和にかけての日本画家、河鍋暁翠(とよ)(1868~1935)の物語だった。いくら頑張っても、父であり師であった天才絵師・河鍋暁斎(1831~1889)にはおいつけない。兄の河鍋暁雲(1860~1908)も才能の狭間で苦悩していた。

 河鍋暁斎なんて画家は、知らなかった。先日行って買って来た「もしも猫展」の図鑑のなかに一枚だけ暁斎の絵があった。『狂斎百狂 どふけ百万編』大蛸を幕府にみたて進まない尊王攘夷を風刺した絵らしい。訳分からん。奔放な絵を描き画鬼となった父にどうしても追いつけないとよ。
 明治から大正と、古い日本画よりも西洋画がもてはやされる時代の流れの中で、父の画風から抜けられないとよ。苦悩するとよが書かれていた。

第165回直木賞受賞作
この本のお気に入り度:★★★★☆

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