Runrun日記

最近読んだ本-風神の門

司馬遼太郎 著 「風神の門」 新潮文庫

20000520霧隠才蔵とか猿飛佐助とかは、子どもの時から”聞き知った名前”で、信州の山奥の角間温泉あたりで修業した人ではないかと思っていた(笑)

どうやら、江戸時代中期の小説に『真田三代記』なるものがあって、そこに真田十勇士が書かれていたらしい。明治から大正にかけて『立川文庫』で書かれ、その後、テレビや映画、アニメなどであらわされ、私のなんだか記憶はないが”聞き知った人”となったらしい。

この小説では、霧隠才蔵は伊賀の忍者・服部才蔵で、堺の商人の手先となって働く忍者「堺仕(サカイシ)」とある。京都の北、八瀬の里で香りの強い女と知り合うところからこの物語は始まる。女は、大阪の淀君の侍女・隠岐殿(おきどの)で、猿飛佐助達、甲賀忍者を使って、大坂方の為働いていた。

この小説の才蔵は、イケメンで女に惚れられやすい。幾多の女に惚れられながら、しだいに真田幸村の為に働くようになり、家康の首を狙うようになる。江戸方の忍者・風魔との戦いもあり、迫力満点の伝奇小説。

昔、NHKでも放送されたらしい。キャストは、
霧隠才蔵⇒三浦浩一、青子⇒樋口可南子、隠岐殿⇒多岐川裕美、お国⇒小野みゆき
あれ? 小若は出てこないの?
恋人役のキャストばかりが気になる私は、変だろうか?

私のお気に入り度:★★★☆☆
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