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映画評と映画与太話

ファンタスティック・フォー:銀河の危機(2007)

2007-09-24 | 映画評・SF系活劇
「シルバー・サーファー」なんてカタカナにするとすげぇ間抜けな副題をどうするのかと思ったら「銀河の危機」に。まあ、無難にまとめたのではないだろうか。ファンタスティック・フォーの続編である。
相変わらず内輪揉めしてます。

前作もそうだったんだけど、このシリーズ、登場人物がステロタイプでお話の展開も芸がない。20年前だったらそれだけで観客大喜びな特殊効果技術だけじゃもう人は踊らないからなぁ。

というわけで、楽しめるけど堪能はできない活劇である。
普通の幸せが欲しいという新妻、結婚式そっちのけで趣味=仕事に夢中な科学馬鹿、そーいうのはよそでやってください。
ヴィクター(ジュリアン・マクマホン)はなぜかダーク・シディアスになってるし…。
今回、一番楽しそうだったのは岩石男ベン(マイケル・チクリス)だなぁ。前回はいじけまくってたけどね。
そして、今回いじけ気味だったのは能天気をちょっとくじかれたジョニー(クリス・エヴァンス)。まあ、いじけ気味といっても彼の場合ちょっと普通の人のテンションに近づいたくらいのもんだから、こっちはそんなに滅入らずに済む。
それに胸板サービス有りだし(^^;

ということで、襲来した宇宙嵐みたいな惑星喰いの正体もよくわからず、ヴィクターが生き返った理由もわからず、すっきりしない。
さらに、ヴィクターは水の中に落ちただけで死んだ訳じゃなさそうだし、シルバーサーファーもサーフボードとともに宇宙を漂ってて消滅したわけじゃないようだし、ますますもってすっきりしないのだが。

米国での入りがいまいちで続編はペンディングになっているようだが…。
リード(ヨアン・グリフィズ)はああいう役だけど、ヨアンの胸板だってクリスくんに負けてないと思うのになぁ、もったいないなぁ。話の路線を変えて続けませんかね。


萌え度:そうはいってもジョニーが好き
好き度:うーん。
鑑賞:劇場(2007.9)

原題:Fantastic For: Rise Of The SilverSurfer
監督:ティム・ストーリー
配役:ヨアン・グリフィズ(リード・リチャーズ)
   ジェシカ・アルバ(スー・ストーム)
   クリス・エヴァンス(ジョニー・ストーム)