のーざんぷらんつ

庭のこと、ばらのこと、植物全般

百合ヶ原 その他のバラ

2014-01-28 | 原種・原種交配バラ

さて、今日もプラス気温になり、外に出ていると
融雪期の一足早い春を感じますが、午後はまた寒くなって明日は極寒だそうです。
インフルエンザも流行り出したようで、これからまだまだ大変な時期ですね。

さて今日はこれまであげた品種以外の百合ヶ原のバラをアップしてみました。
初めは、これです。



笹のような細い葉でとてもバラには見えなかったのですが、
花をよ~くみると、可憐なノイバラのような花です。



株元に書いてあるプレートには、ロサ・ムルチフローラ・プラティフィラと書いてあるのですが、
どうみてもセブンシスターズではありません。
単に間違えたのか、それとも名札が無くなったのか・・・?




調べてみると似ているバラとして、庄之助バラ(Rosa multiflora watsoniana)が候補に上がりました。
別名「The Bamboo Rose バンブー・ローズ」と言われる原種のバラみたいです。
ロザリアンの皆さま、いかがでしょうか?


続いては、北国には貴重なノアゼットのバラです。


クレパスキュール(Crepuscule,Flance,1904)

フランス語で「黄昏」という意味を持つそうです。
この色、なんて素敵なんでしょう~。
思わずほっこりします。
数年前にお迎えしたデプレを思い出します。
この子は地植えにしたところ、残念ながら凍害により翌春に台木だけが残りました。




このクレパスキュールもやっぱりこんなに小さいです。
耐寒性が弱いので、毎年春にはげんこつ剪定状態になるのでしょう。
暖かい地方なら大きくなるのでしょうね。
そういえば、ティーのバラも百合ヶ原にはない・・・ですね。多分・・・・



ブラッシュランブラー(Blush Rambler,U.K.,1903)

ブラッシュランブラーは割合こちらでも咲いているバラですね。
比較的寒さに強いのでしょうか?
房咲で花もきれいですね。
こちらではそれほど大株にはならないようなので?
狭い庭にはよさそうです。



ダローズ・エニグマ(Darlow's Enigma,USA,1995)

ダローズさんという方が見つけた謎のバラです^^
すっきりとした葉はチャイナ系が入っているのかな?と思ったのですが、
耐寒性がすごいらしく、ここ百合ヶ原でも大株のバラです。

ですがこのバラはいつも一番の遅咲きで、咲いている所を見たことがありません^^;



蕾もこんなに沢山ついていて、葉もとても素敵。



来年は満開の様子が見てみたいなあ~



左側の葉だけのバラがエニグマです。
立派でしょう~



ヴィリディフローラ(Rosa chinensis viridiflora,Guillot,France,1855)
チャイナローズで別名グリーンローズと言われるバラです。
R.キネンシス系のバラってどうも耐寒性が弱いのかな?
と今一よくわかっていませんが、ここでも立派に育っていました。

よく目をこらさないと、葉だか花だかわかりませんね。
でもおしゃれです。
昔、お隣さんの家にありましたね~^^



ロサ・ウィルモッティアエ(Rosa willmottiae)

中国西部で発見された原種のバラです。
名前はイギリスのロザリアン、Miss Ellen Willmott にちなんでいるそうです。

とあるブログでウィルモッティアエの大株のバラが百合ヶ原で優雅に咲いているのを拝見し、
翌春に心躍らせて見に行ったのですが、その場所にそれらしきバラが見つかりませんでした。



何度も戻って探したら、足元に小さな株がありました。
葉の大きさからして多分このバラですね。

どうしてこんなに小さくなってしまったのか、近くの針葉樹が大きくなって
根が張れないのか、日当たりが悪いのか分かりませんが、
それでも新しいシュートが育っています。

また復活するでしょうか?
素敵なバラなので場所を移動するなりして、
また大きく成長してもらいです。
花後の姿も可愛らしいのに、もったいない~

羊ヶ丘展望台

2014-01-27 | お散歩


週末は本当にプラス3℃まで気温が上がり、久々に暖かかったです。
後半は雪が降り始めましたが、ちょっとした冬のアクティビティができると聞き、
札幌の羊ヶ丘展望台に行ってきました。


天気がよければ、この先に札幌ドームが見えて、
夏は辺り一面緑の大地が広がりますが・・・・


歩くスキーコースです。
雪が少し激しくなってきて、


まるで遭難しそうな勢いです^^;



私の背丈ほどもあるハマナス。大きな株が風雪に耐えていました。



ナナカマドの実も大分鳥に食べられていますが、
まだ残っていました。



スノーラフティングが無料で1回体験出来ます。



雪の森の中で気持ちいい~ 
けど、雪粒が顔にあたって痛い・・・・








せっせと雪だるま作りをします。
こちらの雪はそのままでは固まらないので、水が混ぜてありました。



かまくらの中は暖かいのですね。

地元の人より、観光客向けでしたが、楽しんできました。


最後はやっぱりこの姿勢です。
「少年よ 大志を抱け」のクラーク像


百合ヶ原 ハイブリッド・ムルチフローラ -2-

2014-01-23 | ランブラー

夜中に雪が沢山降ったようで、朝起きたら30cmも積もってました。
しかも除雪車は来ていないようで、道路もたっぷりと。
つい先日まで子供達が冬休みだったので雪かきも手伝ってくれましたが、
今日は一人です。
手に豆を作りながら2時間の除雪に追われました。
今朝も-11℃。昼間も-8℃と気温が上がらず、寒かったです。
でも久々に体を動かしてなんとなく気分もすっきりしました^^



フランシスEレクター(Francis E. Lester, Lester Rose Gardens,United States,1946)
Kathleen (Hybrid Musk, Pemberton, 1922) × Seedling



ノイバラ

百合ヶ原ではノイバラロードがある一方で、森の中で緑の木に
寄り添うようにノイバラが咲いていたりします。
その姿がとてもきれいで。
他の原種もさりげなく咲いていたらどんなに素敵かな~と
常々思います。







ファイルヘンブラウ(Veilchenblau,Schmidt,Germany,1909)
別名:ブルーランブラー
seedling of Crimson Rambler × Erinnerung an Brod

本当にこのバラは目を引くバラです。
北国の夏の光にとても合うな~といつも感心しています^^



マリア・リサ(Maria Lisa,Liebau,Germany,1936)

イコロにも巨大すぎる株があって、シュネーコッペと共演しています。
お見事!と思うような咲きっぷりです。



?




暖かそうな写真ですね~
明日は本州の方ではぐ~んと気温が上がるようですね。
こちらも、0℃近くまで上がるようなので少し楽しみです。

百合ヶ原 ハイブリッド・ムルチフローラ

2014-01-22 | ランブラー

氷点下の寒い日が続いています。
室温は22℃~23℃あるのですが、寒々しくて、じっとしていると
指先や足先が冷えてしまいます。
同じ室温でも外の温度によって体感温度が違うようです。
せめて一ケタでいいのでプラス気温になってくれたらいいのですが、
2月が終わるまではやっぱり無理ですね。
加湿器をつけて少しでも体感温度があがるようにしていますが、やっぱり寒いです・・・^^;

さて、今日はクリムゾンレッドの温かみのあるバラを見て
心で温まりたいと思います。
ハイブリッドムルチフローラ、ランブラーローズです。



セブンシスターズ(Seven Sisters,1817)
別名:R.multiflora platyphylla, R.platyphylla





help me find によると、Bred by Unknown Japanese Breeder(s) (Japan, before 1817).
とありました。1817年といえば江戸時代後期。
紫玉もそうですが、昔から日本に伝わるバラなのでしょうか?









そしてもう一つのクリムゾンンレッドのバラ・・


デ・ラ・グリフェレ(ドゥ・ラ・グリフレ)(De La Grifferaie,Vivert,France,1845)

緑に生えて素敵ですね~



これもフランスのVivertのバラです。
これまでも散々書いてきた名前です。
これまた、help me find によると、
Rosa multiflora ‘Platyphylla’ x a Gallica rose と推察されると書かれています。

どうでしょう?セブンシスターズ?の交配だとしたら、
やはり似ていますか?



でもなんとなく、セブンシスターズのバラより、こちらの方が、
紫に近い色、濃いピンク、薄いピンク、咲き終わりは白っぽいものまで
色々あるような気がします。

来年は托葉とか、トゲとか蕾とか、もうちょっとクローズアップして
比較してみようと思います^^


百合ヶ原 イングリッシュローズ -2-

2014-01-20 | イングリッシュ(ER)

今日は「大寒」文字通り凍える1日でした。
道内では、-30℃以下の場所もあり、こちらはそんなに冷えるところでもないのですが、
今朝は-13℃まで冷えました。

今日から新学期で子供達を送りだすのに5分外に出ただけで体が冷え、
さらにお昼に通学路の旗振りに1時間ほど出、
もうそれからはずっと体が冷え切って、末端が冷たいままです。
芯から冷えるとはこういうことを言うのですね。

次からはスキーウエアで外に出ましょうか。
生粋の道産子の方には笑われてしまうかな?^^;

さて、今日はメアリーローズに関係するイングリッシュローズです。
どちらもメアリーローズの枝変わりのバラ、ルドューテとウィンチェスター・キャシドラル



ルドゥーテ(Redoute,Austin,U.K.,1992)
sport from 'Mary Rose'



咲き始めはグレーピンクという感じです。




咲き進むと白。
小さめの株です。
我が家の頂いたルドゥーテは、去年はほんのわずかの花しか咲きませんでした。
素敵な花なのでどうしても大きくしたいです^^



ウィンチェスター・キャシドラル(Winchester Cathedral,Austin,U.K.,1988)

sport from 'Mary Rose'



そしてこちらもメアリーローズの枝変わりのバラです。
枝変わりが見られるのってどれくらいの確率なのでしょうかね?
沢山のメアリーローズの中から、ある日突然違う表情のバラが出るのか・・・
メアリーローズが枝変わりしやすい性質があるのか、
突然変異というのを見てみたい気もします。





シャリファ・アスマ(Sharifa Asma,Austin,U.K.,1989)

'Mary Rose' × 'Admired Miranda'

こちらもメアリーローズ交配の有名なバラですね。
あまりにも有名すぎるので、あまり写真がありません^^;

それで、大元のメアリーローズはあったのかしら?
来年、探してみようと思います。